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モラハラ攻撃を減らす小技

こんにちは。ねこねこです。

今日は、パートナーからのモラハラを減らしたいときに使える小技を紹介します。

モラハラ加害者があなたを叱責するときは、なにか「あなたが悪い理由」を作り上げてきます。

そして、その部分を責めてあなたに認めさせようとしてきます。

例えば、モラハラ夫と被害者妻の会話ではこんな感じです。

 何でさっき電話に出なかったんだよ

 車を運転していて・・・

 車を運転していても着信に気が付くはずだろ。道に停めて出ればいいと思うけど、なんでそれが出来ないわけ?

 サイレントモードにしていたから気が付かなくて

 サイレントモードにしていても振動はするよ?振動音で普通気が付くはずだと思うけど。

 気が付かなかったから・・・・

 もしさっきの電話が緊急事態だったらどうするつもり?

 それは・・。

こんな風に、「電話に気が付かなくて出られなかった」というごく普通の行動を悪事のように仕立て上げ、出られなかった被害者を責め立てます。

こんな時に、真っ向から反応すると加害者の思うつぼになってしまいますね。

真っ向から反応するというのはどういうことかというと、「電話に気が付かなくて出られないというのは罪だ」という加害者が仕立て上げた被害者の落ち度を論点として反応してしまうことです。

加害者が持っていきたい方向

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あなたは、ただ単に電話に出られなかっただけなのに、責められ混乱し「電話に出られなかった理由」などを次々に口にしてしまいます。

「電話に出られなかった理由」を口にするということは、「電話に出られなかったのは自分が悪い」ということを認めた上で、「しかしそれには理由がある」と弁解しているような状況になってしまいます。

そのため、この会話は「電話に出られなかった罪」を主軸に展開していき、あなたにとってはどこまで行っても不利に進みます。

つまり、あなたは真面目に反応することで、加害者の持っていきたい方向へ一緒に進んでいってしまっていることになります。

論点ずらしで回避

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では、これを防ぐためにはどうしたら良いのか。

それは、「電話に出られなかった罪」という論点を別の論点にすり替えてしまえばよいのです。

加害者はあなたを責めることで自分のストレスを発散します。

なので、目的は「あなたを責めて、あなたに自分が悪い」と認めさせることです。

この目的を叶えつつも、論点を加害者の思い通りにさせないことによって、攻撃は弱まります。

例えば、先ほどの会話だとこんな感じに変えてみることができます。

夫 何でさっき電話に出なかったんだよ

妻 車を運転していて・・・

夫 車を運転していても着信に気が付くはずだろ。道に停めて出ればいいと思うけど、なんでそれが出来ないわけ?

妻 確かにそうだね。私、最近なぜか耳が遠くて。振動音だと音が小さくて気が付かないのよ。病気かな。それなのに病院もいっていなくて・・・。これじゃ、いつも電話に気が付かなくなってしまうわね。病院にいくのをさぼっていたこと、本当に良くなかったと思ってる。ごめんなさい。

論点ずらしから一気に話を展開

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加害者が本来持っていきたい方向としては、電話に出られなかったことを罪として追求し、叱責するというものなのですが、そこへは持って行かず、「耳がおかしいのに病院へ行かなかった自分が悪い」という別の理由で勝手に話を展開して進めてしまいます。

そして、「謝る」という着地まで一気に持って行ってしまうことで、加害者は本来自分が持っていきたかった方向ではないけれど、「謝らせる」という1つの目的は果たしたことになります。

加害者は自分の予想しなかった展開で少々混乱するため攻撃モードが停滞し、一定の目的が果たせたことで、すっきりはしないけれど「なんとなく終わり」という雰囲気になります。

モラハラを長年受けていると、攻撃が始まった段階で何を論点に責めてこようとしているのか、なんとなくわかると思います。

それを分かった上で、敢えて別の理由を作り上げて、一気に謝るまで持って行ってしまうことで、加害者をある意味煙に巻くような感じにできます。

これは、毎回やると加害者のストレスが高まる可能性があるので注意が必要ですが、隙を見てたまにやるには良い作戦だと思います。

今日も一日おつかれさまでした。



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