周りをだまし、被害者を孤立させるモラハラ加害者の名演技

こんにちは。ねこねこです。

あなたの周りにいるモラハラ加害者の中で、とても演技が上手い人っていませんか？

モラハラ加害者特有の熱弁に名演技が加わると、周囲の人はコロッと騙されてコントロールされてしまいますよね。

そして、その結果被害者がどんどん孤立してしまうという状況になることもあります。

今日は、モラハラ加害者の演技のなかで、主なもの3つについてお話をしようと思います。

被害者を装いあなたを陥れる演技

モラハラ加害者の定番中の定番はこの、被害者を装う演技かと思います。

具体的には、
・（あなたや、あなたの落ち度に）純粋に困っている風
・（あなたを加害者に仕立て上げて）自分は辛い風

などを装って、周囲にいかにあなたが悪い人間・ダメな人間・ひどい人間かを刷り込み、自分がどれだけ被害を受けているのかをアピールします。

モラハラ夫と被害者妻という設定で例を挙げると、

■周囲への夫の発言
俺は家族のために大変な仕事を頑張っているのに、妻は仕事も気楽なパートなのに家の掃除もろくにできてなくて、帰宅しても休まらないんだよね・・・（本当に困っている風の雰囲気と表情）

■事実
妻はもともとフルタイム正社員であったが、夫に仕事を辞めろと迫られ、仕方なく退職しパート勤務に転換。小さい子供をワンオペで育児しており、おもちゃを片付けても片付けても散らかされるという状況。しかし夫は見て見ぬふりで、家事育児は基本的に女の仕事だろという態度。

夫はこう言った感じの事実を無視した発言を、あたかも本当であるかのように何かにつけ周囲に話します。

そして何度もこの発言と演技を繰り返すことで周囲にすりこみ、あたかも妻が怠惰な人間で自分がその被害者であるという認識を与えます。

自分を良く見せて、相対的にあなたの評価を落とす演技

続いてはこちら。自分を過大に良く見せて、相対的にあなたへの周囲の評価を落とそうとする演技です。

具体的には、
・思いやりがある風
・（ひどい人間であるあなたに）寛大風

などを装い、あなたはダメな人間だけれども、自分はそんなダメなあなたを受け入れて精一杯やってるよ！というポジションを取ります。

こうすることにより、「あなたにはもったいないほどの良い夫（妻、上司）！」という印象を周囲に与え、ダメなあなたと素敵な旦那様という構図を作ります。

弱者を装い、あなたの罪悪感を誘う演技

弱者を装う演技は、主にあなたのことを暴言や人格否定などの力でコントロールすることが上手くいかないときに、次なる手段として用いられます。

具体的には、
・自分はがんばっているのに、その思いがあなたに届かない風
・今までのことを後悔している風

などで、あなたに自分も悪いのかな？という気持ちを持たせてコントロールするために用いられます。

特にあなたが加害者のもとを去りそうなときなどに、涙とともに用いられることが多いのが特徴です。

また、この「弱者を装う演技」は、あなたの罪悪感を誘うときだけでなく、周囲の人に対しても用いられることがあります。

その場合の加害者の目的は、周囲があなたを加害者の持っていきたい方向へ説得することです。

弱者を装う演技では、加害者の演技力の高さが光ります。

始めてこの演技をされたときは、ついつい信じてしまいそうになりますので、注意が必要です。

今日はモラハラ加害者があなたと周囲をコントロールするときに活用する３つの演技を紹介しました。

モラハラ加害者は、何のためらいもなくこのような演技をするので、嘘くささが感じられない場合も多く、騙されてしまうこともありますので、ご注意くださいね。

今日も１日おつかれさまでした。