突然、殊勝な発言をするモラハラ夫。その裏にある罪悪感を利用した支配

こんにちは。ねこねこです。

今日は、いつも高圧的なモラハラ夫が突然殊勝な発言をしてくるケースについてお話をしたいと思います。

殊勝な発言の定義

ここで言う殊勝な発言とは

・自分に非があったことを認めるような発言(ただ、表現は上からのことが多いです・・)
・妻に感謝の意を述べる
・過去の自分の行為を悔いるような言動をする

などを指します。

普段はあなたのことを見下し、こき下ろし、責め立てているモラ夫がこのような殊勝な発言をしてくると、少し混乱しますよね。

この発言を受けて、妻が考えることのパターンとしては大きく3つあるかなと思います。

妻の3つのパターン

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1つ目は、モラハラが治ったのかな?と少し期待するパターンです。

夫がもしかしたら自分のモラハラを悔い改めて、モラハラが治ったのかと考え、安堵した気持ちになることが多いです。

しかし、もちろんモラハラは基本的に治らないので、妻のこの期待はあっさりと裏切られることになります。

2つ目は、「自分も悪かったのかな・・・」と、自分も一緒に殊勝な気分になるパターンです。

夫の殊勝な発言を受けて、今までモラハラに対して反発心や嫌悪感を抱いていたことに罪悪感を覚えてしまい、自分もそこまでモラハラを悪く思うべきではなかったのかなと反省して、一緒に殊勝な気分になります。

3つ目は、夫の殊勝な発言はモラハラサイクルのハネムーン期だと考え、「このパターンまた始まった・・・」と思うパターンです。

モラハラサイクルを嫌というほどわかっている方は、殊勝な発言に動じず、「ハネムーン期に入ったのね」と機械的に自分の中で処理し、なるべくこのハネムーン期が長く続くことを祈るばかりでしょう。

☆ご参考

モラ夫が急に殊勝な発言をしてくるケースは大きく2つあります。

1つは前述3のモラハラサイクルのハネムーン期です。

もう1つは、罪悪感の植え付けにより支配をしたい場合です。

罪悪感による支配

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何度も申し上げている通り、モラハラというのは相手を精神的に支配する行為です。

基本的な支配は、相手を長期間、連続的に攻撃することで弱体化させ、もともとのその人自身を失わせ、自分のサンドバックにするとともに、思い通りに振る舞うように追い込む方法で行われます。

やり方としては攻撃が基本ですね。

しかし、何らかの理由でモラ夫が攻撃できない場合や、攻撃することがモラ夫自身の損につながってしまうような状況になったとき、モラ夫はその手段を変えます。

直接的な攻撃ではなく、罪悪感を植え付けることであなたをコントロールしようとするのです。

罪悪感による支配が主に行われるとき

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モラ夫が罪悪感による支配を行うパターンとしては

・妻が離婚を切り出したとき(本気に限る)
・妻が出ていったとき(初期に限る)

この2つが圧倒的に多いと思います。

今までさんざん妻をボコボコにした結果、妻の方が耐えきれなくなり、モラ夫を捨てようとしているシチュエーションですね。

攻撃しすぎたことによって妻が去ってしまうわけで、モラ夫もそれはよくわかっています。

なので、この局面で自分の持っていきたい方向(=妻を留めてサンドバッグを失わないようにする)に持っていくためには、攻撃は出来ないわけです。

普通に考えれば、妻に去って欲しくないと思うのであれば、謝罪し、対話し、妻の気持ちを聞き、自分に改善できるところがあれば改善して夫婦関係の修復をしたいとお願いするなどになると思いますが、もちろんモラ夫はそんなことは出来ません。

なんといっても、モラ夫は残念ながら通常のコミュニケーションを知らず、コミュニケーションと言えば支配するかしないかという思考が骨の髄まで染みついています。

そうなると、当然今の妻に去られそうな崖っぷちな状況も支配で乗り切ろうとします。

その時に出てくるのが罪悪感植え付け支配なのです。

夫の作り出した設定に翻弄される妻

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具体的にどのような発言をしてくるかというと、まずは、冒頭に記載したように、自分に非があったと認めるような発言をしたり、今まで伝えられていなかったけれど・・と切り出して、感謝の気持ちを伝えてみたり、過去の自分の行動や言動は間違っていて、もう自分は変わったと言い張ってみたり。

そして、それに対して妻が反応しないと、いかに今自分が辛いかを伝えてきたりします。

例えば、「自分も今まで努力してきたつもりだった、しかしそれが誤解されていてこんなことになってしまって・・・辛い」などです。

こうして、まずは低姿勢を示しつつ、それなのに拒否されて辛いという立場を取り、あたかも妻が彼を苦しめているような設定を作り出します。

冷静に考えればあまりに意味不明なので、「無視して終わり」

という状況なのですが、いきなり加害者にされ、さらに突然勝手かつ大げさに苦しまれることで、妻は混乱してしまいます。

そして、この混乱によって正常なものの見方が出来なくなり、状況に飲まれて罪悪感を抱いてしまうということが良くあります。

これがモラ夫の罪悪感による支配です。

もしあなたがモラ夫と離れようと考えいらっしゃる場合は、このような展開も想定されて計画を立ててくださいね。

今日も1日おつかれさまでした。


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