正社員総合職から契約社員への転職。
新卒で正社員「総合職」として就職した会社を2年とちょっとで辞めて、いまは中途入社して「有期契約社員」だ。
年収は100万近く減った。
非正規という社会的弱者になった。
雇用も不安定だ。
明らかにキャリアダウン。
だけど、そんなことがしたくて、"楽"で"給与が高かった"会社を辞めたわけじゃない。
◆見方による違い
1 短期的にみるとつらい
2 長期的にみると、あれ?優しい?
3 ワーク・ライフ・バランスという観点
1 短期的に見るとつらい
雇用は不安定。賞与ほぼ無し。(制度的にどんなにがんばっても上限15-20万)。ルーチンワーク処理のためのひとつの駒。家賃手当なし。研修も少ない。自分の個性や創意工夫はあまり求められない。
最初の3年ほどで考えると契約社員なんてほんとになんのメリットも感じられない。ただでさえ基本給低いのに、賞与も各種手当もしょぼいなんて新卒としては完全に負けを感じる。
そんなのが続くなら転職なんかしないわ。
2 長期的にみると、あれ?優しい?
経験少なくても大手で社員になれる。ゆっくりステップアップできる。管理職候補という色眼鏡も無い。女でも長く働ける職業の選択。時短や在宅ワーク活用という可能性を知る。長距離の転勤無し。
前の会社に居ては叶えられなかった環境が手に入った。
3 ワーク・ライフ・バランス
つまるところこれ。
新卒のときからホワイト大手総合職で入社していれば、こんなに年収も時間も経験も削り取られることなんて無かったんだろうけど、まだ社会人3年目で、大手に就職した子たちはなんやかんや大阪や東京、遠くても四国など、実家や出身大学を考慮してもらえてる。
そろそろ飛ばされると思うんだけど、どうかね?笑
契約社員からゆっくり正社員になれば管理職候補だのなんだ言われる可能性もかなり下がるだろう。つまり転勤範囲も可能性も小さい。
私のキャリアでも大手で働くチャンスが貰える。本当に永く働くためには会社の制度が整っていなければならないと思った。正直、一人で簡単に会社の制度を変えるのは限界があるから。
いまは新卒で入った大手総合職の友人たちと比べては泣きたくなってるけど、
3年後や5年後に30歳を迎えたときに、生活を犠牲にした転勤や管理職への登用に翻弄されている友人たちを私は余裕を持った表情で眺められるかもしれない。
管理職を目指したい方からすれば意味がわからないだろうけど、わたしは生活を犠牲にした仕事などしたくないので。
30代になれば、きっと今のこの選択は間違ってなかったと言える。
いまの惨めな思いは将来の自分が余裕をもつための貯金だ。
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