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無職妊婦、お菓子をつくる

節約のためしばらく家から出ていない。
ここ5日くらい引きこもっている。

ただ自宅にいるにしても、光熱費が嵩んでは意味がない。
そのため、1人で過ごす時間はファンヒーターをつけずに炬燵のみで暖をとる(赤子のために腹を絶対に冷やさない)。夫が帰宅する20分程度前を狙って風呂に湯をはり入浴をすばやく済ませておくことによって、追い焚きの必要がないようにしたりしている。

元来内向的な性格なので、どこへも出かけずに家でひっそりとしていることは何の苦でもない。むしろ快適だ。
そんな節約生活の中、ひとつだけどうしても我慢できないことがある。
それは甘いお菓子だ。妊婦になってからというもの、1日に何度も甘いものがたべたくなってしまう。

こんな時、お菓子を買いにスーパーへ行くと節約の努力が水の泡となるので意地でも出かけない。行けば、お菓子自体は安くとも、目的のもの以外の生活用品も自然と目に入り『あ、これそろそろ無くなりそうだったな…』などとちょこちょこ思い出し、緊急性のないものまでつい手にとってしまう。
すごく気をつけたとしても、レジに並ぶまでに1000円〜2000円分くらいの商品が軽くカゴに入ってしまうあのマジックはなんなんだ。

そのためここ最近はスーパーへ買い物に行くのを極限まで控え、家にあるものを駆使して甘味を摂取している。
手元にある材料から作れそうなお菓子を想像して検索すると、たくさんレシピが出てくるので、その中でも最も面倒くさくなさそうな作り方を選んで作る。

・ココアクッキー
(砂糖、小麦粉、卵、バター、ココアパウダー)

・ビスコッティ
(砂糖、小麦粉、卵、ナッツ、オリーブオイル)

・アイス
(牛乳、砂糖、卵)

・アップルパイ
(冷凍パイシート、りんご)

・ゼリー
(かんてんぱぱ青リンゴゼリーの素、お湯)

本当ならベーキングパウダーやバニラエッセンスが必要なものもあったが、無かったのでそこは無視した。家で自分が食べる分には殆ど差し障りなかった。
妊婦が気になる糖分に関しても、手作りなら砂糖を控えめに調節することができる。

特に、アイスクリームがこんなに手軽に簡単に作れると知った時は感動だった。時間はかかるけれど、思ったより美味しくできて驚きだ。
ココアクッキーは色で焼き具合を判断するのが難しく、少し焦げてしまったので残念。パサパサ感が出てしまったのでバターの量も少なかったかもしれない。

この数日の引きこもりで、お菓子を作ることへの気持ち的なハードルがグッと下がった。
夕食後のデザートとして出したりすれば夫と和やかなひとときが過ごせるし、これからもちょいちょい作っていきたい。

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