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詩 ︙ 不特定多数の未来

電車から見えるたくさんの灯り

その一つ一つに生活があって

1人1人が働いていて

1人1人好きな人がいて

夢があって 目標があって 未来がある

こんなに沢山あるのに
私にはひとつもない

色んな種類 色んな形

どれも取るに足らない
平凡で ありふれている 素敵な生活

誰かに分けてほしいけど
糸もないから運べない

薄く続く道を歩いてみても

塞がれ落ちて行き止まり

いつか沢山の中のひとつになりたい

特別考えられもせず

ただ眺められる窓になりたい



私の血となり肉となります