いつになっても仕事が遅い人のマインド
今回は,能力とは関係なしに,
仕事の遅い人に共通しているマインドを話します.
これまでに何度も仕事が終わらない人の悩みを聞いたり,
言い分を聞いたりする機会がありました.
彼らも一生懸命やっているんだ.
そう思うと,涙腺が緩むこともありました.
しかし,僕は知っています.
同情して,いるだけではなにも変わらないということを.
ここでも心を鬼にして,現実に向き合います.
まず,結論から言うと,
いくつになっても仕事が遅い人は,
「現実を見る勇気」と「受け止める心の余裕」がありません.
能力を除けば,これに尽きると思います.
そして,この点を改善すれば,
苦痛を味わうほど仕事が遅いなんてことはなくなるはずです.
それでは,そんな人にできることを話していきましょう!
まず,前提としてアドラーのような問いかけをする必要があります.
あなたは,本当に仕事を早く済ませたいと思っているのか?という問いです.
意外と,自分が仕事が早くなったら,
今ある心地の良い人間関係が崩れてしまったり,
もっと仕事をしなきゃいけなくなる
などの理由を予想し,快く仕事を早く終わらせたいと思えない人もいるものです.
あなたはどうですか?自分を変える覚悟はありますか?
さて,覚悟ができたのならば,分析のお時間です.
あなたが,何の仕事に何分かかっているかを書き出してみましょう.
そそいて,それはなぜ時間がかかっているのか考えましょう.
ここはちょっと知識と経験が必要かもしれません.
例えば,5分でかかるタスクを40分かかるタスクをわざわざ中断して実行することは,負荷が大きいです.
ここでの負荷が大きいとはタスクの切り替えによる,脳への負担が大きいという意味です.それによって生産性が低下することしばしばあるでしょう.
あとは,業務をこなす順序などを見直してみましょう.
難しい言葉を使うと,同期的作業ではなく,非同期的に作業が行えているかを見てあげるとよいです.
同期作業というのは,一つのことしかできません.
効率の悪い同期的作業の例
部屋の掃除をする→カップ麺の蓋を開ける→お湯を沸かす→待つ→カップ麺にお湯を注ぐ→待つ→カップ麺を食べる→
効率の良い非同期的作業の例
お湯を沸かす→カップ麺の蓋を開ける→ルンバのスイッチを押す→3〜5分でできることをする→お湯を注ぐ→3分でできる作業をする→カップ麺を食う→お掃除完了♪
と言った具合で,良い意味でマルチタスクを使いましょう.
ポイントは同時に進行するのではなく,交互に進行することと,何もしなくて良い時間と自動化した時間を有効に活用することです.
自動化できる作業を増やすために,
マクロを勉強してみるのも良いでしょう.
とくに,毎日やる作業なんて,マクロ化必須です.
以上のような視点で,自分の行動を分析しましょう.
必ず,短縮できる部分は存在します.ゲームのタイムアタック感覚でOKです.
時間がかかっている部分を見つめることを怖がらないでください.
あなたに能力がないわけではないのです.
それは,気がついていないか,知らないのです.
それでも自分と向き合うのが怖い人は,
自分を受け入れる心の余裕が必要です.
心の余裕を作る方法は,
自分では見つけにくいものです.
それは,リラックスする時間を作るのではなく,
誰かのために時間を使うというものです.
これは心理学的に立証されているものなので,
是非試してみてください.
これは,別にどっぷり時間を捧げよ
という仏の精神になれという意味ではなく,
5分程度で完了する親切は進んでしましょうというものです.
膨大な時間を浪費する相手のお願いは遠慮なく拒否しましょう.
そんなわけで,実践的かどうかはわかりませんが,
ぜひ,仕事を早く済ませて余裕を持ちたい人は試して見てください.
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