🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2021/6/7～13］

2021年6月14日 07:53

こちらはtiktokで話題になっていた寿司醤油のライフハック。

@apriljoygoodlet
Asian tings 🍣 #lifehack #fyp #foryoupage #aussietreats #fortitudevalley #heapsgood #sushi #howoldwereyou
♬ original sound - April-Joy Goodlet

確かにこの発想は無かったですね（笑）

📰プレスリリース

📰日本初、医療従事者への温かいランチのオンデマンドドローン配送サービスの実証実験を神奈川県横須賀市で実施

株式会社エアロネクスト、株式会社ACCESS、株式会社出前館、株式会社吉野家は、神奈川県、横須賀市、横須賀市立市民病院、神奈川県立海洋科学高等学校の協力のもと、出前館のアプリで注文された吉野家の牛丼弁当を横須賀市立市民病院の医療従事者にオンデマンドでドローン配送する実証実験を実施した。

総勢８者間での壮大な取り組みです。

キッチンカーでそのまま病院まで行けばいいじゃないかというのはナシで、あくまでもドローンを飛ばすためのトライアルですね。

（そもそもこの２点間は陸路で一直線の距離ですが、あえて海上を通ることに意義があります。）

ドローン自体は思ったよりも大きく、牛丼なら10～15食くらいは運べそうです。

📰ラストワンマイル物流「エニキャリ」が運営するデリバリーサービスに”フランスの365日の食卓”冷凍食品専門店「Picard」が出店

ラストワンマイルの短距離物流サービスを提供する株式会社エニキャリが運営するECモール型デリバリープラットフォーム「anyCarry.jp」に、イオンサヴール株式会社が展開する美味しさと品質にこだわる冷凍食品専門店「Picard（ピカール）」が出店し、約350種類の商品がデリバリー可能となった。

最近はすっかり忘れていましたが、ありましたねデリバリーとの相性抜群なお店が。

冷凍食品なので、特にこれからの時期は繊細な配達が求められてきますね。

📰代替肉のネクストミーツ、日本最大手の米菓ブランド「亀田製菓」との共同開発をスタート【NEXT MEATS】

代替肉開発の日本ブランド「ネクストミーツ」と、日本最大手の米菓企業「亀田製菓」は、共同での商品開発に着手したことを発表。共同開発する商品は、年内の発売に向けて準備を進めており、食品ロスを出さないよう少量生産の限定発売から開始し、徐々に販売チャネルを広げていく計画。

代替肉×お菓子ということで、詳細は明らかになってませんが、「年内には発売される見込み」とのこと。

まずは少量生産でということなので、一般小売に並ぶというよりも、D2C的な販売や、イトーヨーカドー等の一部のネクストミーツ取り扱いスーパー限定になりそうですね。

📰洋菓子業界の食品ロス削減を目指して。ケーキ専門通販サイトCake.jpが「Cake.jp OUTLET」を開設

ケーキ専門通販サイト「Cake.jp」を運営する株式会社Cake.jpは、洋菓子業界の食品ロス削減を目指し、型崩れや期限の短い商品など、まだ食べられるスイーツをアウトレット価格で販売する「Cake.jp OUTLET」を開設。

Cake.jpの活動の幅が広がっています。

規格外という視点では生菓子系が、売れ残りという視点ではPAPABUBBLE等の長持ちする飴がマッチしそうですね。

🗾国内のニュース

🗾米ドアダッシュ日本参入、出前館は全国へ　料理宅配過熱

米最大手のドアダッシュは日本に参入した。仙台市を皮切りに展開エリアを広げていく考えも示した。出前館は6月中に47都道府県で配達代行サービスを提供する。新型コロナウイルス禍で急拡大した料理宅配市場には海外や国内勢が相次ぎ参入。サービスが地方にも広がるなか、配達員の確保やIT（情報技術）活用に伴う投資も膨らみ体力勝負の様相を呈している。

ついにDoorDashが予定通り日本で開始となりました。

こちらは質疑応答の様子。

これでおおよその大手は日本で出そろった感じですね。

アプリの使い勝手はもはや他社とほぼ差異はありません。
ざっと見たところ、現在デリバリー店舗は約200店舗くらい、テイクアウトは30店舗くらいでしょうか。

こちらはテイクアウトの店舗一覧↓

こちらはエリア等具体的に載っている、注文してみた記事です。

そしてこちらはダッシャー側の視点で、すでに報酬体系が丸裸になっています。

顧客視点では（現状では）地域限定版UberEatsというだけなので、ここからの戦い方がとても注目ですね。

かなりの長期戦を覚悟している模様。

のんびりやる感じは、初日まっすーが10時間稼働して、2件しか注文こなかったことから、よく伝わった。#ドアダッシュ #doordash pic.twitter.com/tz0J2tKTFs
— ウサ🐰ིྀ@アサクサズ　ウーバーイーツ配達員 (@asakusadelivery) June 9, 2021

🗾一風堂／中野にデリバリー・テイクアウト専用の実験店をオープン

「一風堂」を運営する力の源ホールディングスは、SENTOENが運営するデリバリー・テイクアウト専用クラウドキッチン「KitchenBASE 中野」内にデリバリー・テイクアウト専門の実験店舗を出店したと発表した。

あくまでも実験店舗ということですが、「これまでは一風堂の実店舗から配達という方法だったが、日本においても増えているクラウドキッチンからの配達も始めることでデリバリーの活性化を図る。」とあるように、今後の拡大を見込んでのトライアルですね。

🗾イズミ、食品のデリバリーサービスを開始　広島市2店舗で

西日本で総合スーパーを手掛けるイズミは、スマートフォンアプリで注文した食品や日用品をデリバリーするサービスを始めた。広島市内のスーパー2店舗にある約1万点が対象で、最短で当日に利用者の自宅まで届ける。店舗の外に設置しているロッカーや駐車場でも商品の受け渡しをできるようにし、新型コロナウイルス禍で高まる非接触のニーズに対応する。

事前注文・当日配送・BOPISの仕組み等、メイン機能は満たしていますね。

「対象店舗は7月末までにさらに2店増やす計画」とのこと。

🗾凸版印刷とCCCマーケティング、非接触のロッカーを利用したマーケティング

凸版印刷とCCCマーケティングは、非接触でブランドと出会うことができる「GXロッカー」サービスを開発したと発表した。このサービスでは、事前にオンライン上で消費者がQRコードやシリアルコードを取得し、それを入力することで開けることができる非接触型デジタルロッカーを利用することで、人と接触することなく、「試食・試飲」や「サンプリング」といったリアルでのブランド体験をすることができるという。

これ面白いですね。

宅配目的ではなく、プロモーション利用の色合いが強いです。

「会員数7,000万人を超えるTカードのユニークデータと連携することで、これまで難しかったデータを基にしたターゲットの抽出から集客、効果測定までを一貫して行うことができる。」とあるように、オンラインtoオフライン施策ができちゃう、ということですね。

🗾顔と虹彩で決済、セブンイレブンとNECが実験深掘り

店での支払いをスムーズにしようと、セブン―イレブン・ジャパンがNECと手を組んで新たな決済システムの実験を進めている。決済端末を通じ、顔と虹彩といった生体情報を使って事前に登録したデータと照合することで本人かどうかを識別。店員と対面することなく、端末にも触れずに支払いができる。

基本は社員証による決済ですが、顔（＆虹彩）認証も実験中ということで、もはやキャッシュレス決済もスマホを出すこと自体億劫になってきているので、こういった生体認証はどんどん普及してほしいです。

🗾はま寿司、ロゴ一新。店舗デザインは次世代の寿司チェーン

はま寿司は、新しいブランドロゴの使用を開始。ユニフォームも一新する。新しいはま寿司のロゴは、従来の「は」のシンボルマークや波の意匠、カラーを見直した、世界共通のロゴとして展開。「すっきりとシンプルでモダンなデザイン」とするとともに、グローバルに飛躍する意志を込め「HAMA-SUSHI」という英字表記を加えた。

ここ最近は人気ランキングでかっぱ寿司を抑えて３位になるはま寿司ですが、ここにきて新たな店舗の形を具体化してきました。

店舗はとても清潔感があっていいですね。

同時に大トロを使った大型キャンペーンと、CMも新素材で展開中。

くら寿司はコロナ禍でありながら非接触店舗が好評で、第２四半期は過去最高の売上高となっています。

はま寿司も国内の飲食企業売上ランキング１位となるゼンショーグループとして、どこまで既存店舗のリブランディングがスピーディーに進むかがポイントですね。

ロゴと言えばこちらの記事もおすすめ。

🌎海外のニュース

🌎米小売大手のウォルマートが3,500店舗にAR導入、倉庫のピッキング作業を効率化

今回ウォルマートが導入するのは、倉庫の棚から目当ての商品を見つける機能。作業者が在庫棚にスマートフォンを向けると、ピックアップしたいアイテムに緑色のチェックマークがつき、簡単に探し出すことができる。

あくまでも顧客ではなく従業員側のアプリですね。

「商品1点を見つけるのに平均2.5時間要していたところ、42分と3分の1以下に短縮することができた。」とありますが、そもそも短縮されて42分でも長すぎる…。
（日本に住んでると想像できないくらい店舗が大きいのだと思いますが）

「まずは3,500か所の店舗に展開し、2021年末までに全ウォルマート店舗へ拡大する。」ということで、まだまだ色々な面で課題ってあるものですね。

🌎南アフリカのゴースト・キッチン事情

パンデミックとロックダウンによって多くの飲食店が営業を停止・縮小せざるを得ない状況下、デリバリーを専門とした「ゴースト・キッチン」というレストラン業態が改めて注目されている。デリバリー専門というモデル自体は新しいものではないが、いま新しい可能性が期待されている。南アフリカにおけるゴースト・キッチンのキー・プレーヤーとは。

アフリカの情報ってなかなか出てこないのでありがたいですね。

いわゆるレガシーなデリバリー業態はもちろん、ゴーストレストランやシェアリングキッチンもあるようですが、手数料問題など抱えている課題は同じですね。

以上。

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