🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2021/10/18～24］

2021年10月25日 08:28

ものすごい寿司を見つけてしまいました…！

前回の青い寿司について、「キモすぎる」「切り身がヤバい」「夢で見た青い寿司はインスタ映えする羊羹みたいだった」などのご意見を頂いたため、インスタ映え羊羹を意識して再度青い寿司を作りました。 pic.twitter.com/FD1d73eWlP
— Yukishiro (@Touki8910) October 22, 2021

なかなか幻想的な寿司ですが、肝心の味が気になりますね。

📰プレスリリース

📰サラダを手にとって出ていくだけ、レジ会計は不要。「CRISP STATION」が11月1日（月）オープン

株式会社CRISPは、レジ会計のない全く新しいショッピング体験を提供するサラダストア「CRISP STATION（クリスプ・ステーション）」1号店を11月1日（月）に丸ビルにオープンする。

CRISPの進化が止まらないですね！

「どれも同じ価格で、今日の気分で好きなサラダを選んだら冷蔵庫から手にとって出ていくだけ。好きな場所でワクワクしながら食べたあとはパッケージのQRコードからワンタップで決済。」とあるように、極限までシンプルな設計にしたということですが、食べた後に決済って…。大丈夫なのでしょうか。

このあたりの動きは是非自身で体験してみたいですね。

CRISP STATION 丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディングB1F-2
平日 11:00-19:00 / 土日祝 11:00-15:00
2021年11月1日（月）オープン

📰テイクアウト容器ゴミを削減するリユース容器シェアリングサービス「Megloo(メグルー)」

株式会社カマンは、テイクアウト容器ゴミを削減する地域共通型リユース容器シェアリングサービス「Megloo(メグルー)」を開始。まずは、鎌倉駅周辺の店舗を対象にβ版の実証実験を12月17日（金）まで実施。ユーザーは無料でリユース容器を使用でき、利用後に対象店舗であればどこにでも返却可能。

特に海外では容器問題が過熱しており、特に物販ではLOOPというプロダクトが有名ですね。

当サービスはお試し期間中のため、現在は無料とのことですが、サービス開始時には、「飲食店からテイクアウト容器代と同等程度の費用徴収を検討中」とのこと。

環境への配慮を大前提としつつも、やはりちゃんとした容器に入るだけで料理は何倍にもおいしく感じると思います。

また、スタバももうすぐ回収容器を始めるようです。

📰Yper、自律走行型配送ロボット「LOMBY」の実証実験を開始　～北広島町で「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」宅配便と生鮮食品などの混載配送を検証～

再配達を無くす置き配バッグ™『OKIPPA（オキッパ）』を提供するYper株式会社は、2021年10月25日より5日間、新規事業として自社開発する自律走行型配送ロボット「LOMBY（ロンビー）」による「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」の実証実験を開始。

これから実証実験という段階ですが、思わぬところから配達ロボットサービスが出てきました。

しかも「特に中山間地域ではラストワンマイル問題が顕在化、大きな課題。 ― 中山間地域での物流の利便性を確保しながら、新たな買い物支援として運用するための収益モデルの検証。」とあるように、地方での運用を想定しているあたり、競合とは異なりますね。

また、そのような地域を想定しているからか、タイヤではなくキャタピラのようですね。速度よりも走破性重視といったところでしょうか。

🗾国内のニュース

🗾すかいらーくグループが配膳ロボット本格導入　全国2000店舗に

すかいらーくHDは、料理の提供や食事を終えたあとの食器の片づけなどをサポートするロボットの導入を始めた。客と店員の接触を減らす感染対策とともに、スタッフの負担削減を狙ったもので、2022年末までに、「ガスト」や「しゃぶ葉」など、およそ2,000店舗に導入する予定。

9月30日時点でのグループ総店舗数は3,101店舗なので、実に来年末までに３分の２の店舗に導入する形となります。

リリースによるとこんなスケジュール感↓

番組内では専門家の方がアルバイトのコストと比べていますが、すべてをロボットに置き換えるというよりもアルバイトの人数が減ってロボットと分業化するイメージですね。（ピークタイムの歩行数が半分になるとのこと驚）

ロボットは配膳ロボットで定評のある中国企業の「BellaBot」。
埼玉のイオンモールでも導入されていたりします。

🗾韓国発、宅配専門の調理施設

韓国で宅配料理の調理施設「クラウドキッチン」を運営する同国の企業、シンプルプロジェクトカンパニーなどは日本国内で同様の事業を始める。11月に東京・五反田に1号店を本格稼働させ、5年間で東京や大阪、福岡など主要都市で計35施設の開業を目指す。

この分野で海外勢が進出してくる事例は初めてではないでしょうか。

とはいえ、クラウドキッチンは日本でもそれなりに進んでいると思いますので、韓国でのどんな知見が生かされてくるのか、興味深いです。

🗾スタバ、LINEでレジに並ばずコーヒー注文。関東エリアの約100店舗で開始

LINEとスターバックスコーヒージャパンは、スターバックスの「LINE公式アカウント」から商品を注文できる新たなモバイルオーダーサービス「LINE Starbucks Order ＆ Pay（スターバックスオーダー＆ペイ）」を千葉県内のスターバックス全店と東京都・神奈川県内の一部を含む約100店舗で開始。12月（2021年内）には全国へ展開予定。

スタバとLINEは過去からいろんな連携をしているのでわかりづらいですが、公式アプリを使わずにスタバのLINE公式アカウントから事前注文ができますってことですね。

ニックネーム受け取りもできるし、カードとも紐づいているので、わざわざ公式アプリを使うほど頻繁に利用しない方はこっちの方が便利かもしれません。

🗾社員の雑談促す自販機　２人での利用は無料に

サントリー食品インターナショナルは、従業員同士の雑談を促し、職場の雰囲気を活性化させる自動販売機を開発。２人で同時に社員証をかざすと、２本の飲料が無料で出てくる。新型コロナウイルス感染症の拡大により、従業員同士のコミュニケーション不足に悩むようになった企業に対し、福利厚生の手段として売り込んでいく。

これは「THE 体験価値」ですね。

意図したとおりのコミュニケーションが生まれるかどうかは導入した企業によりけりだと思いますが、コミュニケーションが皆無な企業でというよりも、すでにある程度雰囲気ができている企業だとより効果が促進されそうです。
また、この自販機を導入するだけでなく、周りのスペース作りも変えていく必要がありそうです。

そしてこの自販機を導入したKOKUYO視点でもニュースになっているあたり、仕掛け方がうまいですね。

🗾au PAY マーケットで産直品をライブコマース販売　ECを通して地方創生を支援

KDDI株式会社、auコマース＆ライフ株式会社、株式会社ポケットマルシェは、生産者と購入者をライブ配信によってつなげていく取り組みを「au PAY マーケット」で開始することを公表。

食のライブコマース事例が増えてきましたね。

まだECの要素が強いですが、今後はオンデマンドデリバリーにおいてもライブコマースは効果を発揮していくと思います。

🗾ドコモ、飲食店などの小売業で発生する食品ロスの削減をめざすサービス「ecobuyTM」を開始　SDGsの達成に貢献

NTTドコモは、スーパーマーケットや飲食店などの小売業で発生する食品ロスの削減をめざすサービス「ecobuy（エコバイ）」の提供を本日から開始すると発表した。同サービスの提供により、SDGsの達成に貢献する取り組みをおこなっていくとのことだ。

「対象となる食品を購入したレシートをスマートフォンのecobuyアプリ経由で撮影し申請することで"ecobuyポイント"がたまる仕組み。自発的に消費・賞味期限の近い食品を購入するような消費行動の変化をめざす。」とのこと。

対象商品自体は、店舗が選定し専用のシールを貼付する必要がありますが、いわゆる午後８時以降の値引きシールといったイメージでしょうか。

賞味期限が近くても、対象としたい/したくない商品がるので、この作業は発生してしまうんですね。

それにしても、2017年に東京都のモデル事業に選ばれており、そんな前から実証実験を開始していたとは…。

🗾JR東海、名古屋駅でフードロス削減のため無人販売機「みんなのbox」設置

JR東海グループのジェイアール東海髙島屋、名古屋ステーション開発、ジェイアール東海ホテルズは、「みなとく」が提供する食品ロス削減を目的とした無人販売機「みんなのbox」を名古屋駅の各施設に設置する。みなとくが開発した冷蔵機能付きの無人販売機「fuubo（フーボ）」を活用し、納品期限や販売期限、箱の損傷などの理由から場合によってはやむなく廃棄されてしまう商品を会員向けに提供・販売。

こちらもフードロス文脈のサービス。

こちらの動画が分かりやすいです。

🌎海外のニュース

🌎ウォルマート、テキストチャットで注文が可能に--AIボット通販サービスを試験運用

小売大手のWalmartは、テキストチャットで通信販売の注文を済ませられるサービス「Walmart Text to Shop」の試験運用を開始した。このサービスは、Walmartの取扱商品をテキストのやり取りで注文可能とするもの。学習機能も備えていて、利用しているうちにユーザーの好みを覚え、適切な商品が選びやすくなるそうだ。

「ユーザーからのテキストをAIが解析して商品を特定するほか、ショッピングカートに入れた商品の変更、配達日時や受取日時の指定も可能。」ということで、まだ実験段階ということですが機能は揃っていそう。

とはいえ、アレクサ等の音声入力もそうですが、どこまでテキスト入力の手間が発生するのか、この辺りは実験しだいということですね。

🌎【スターバックス】、新業態はアマゾンと提携したレジなし店？日本進出でパン屋は潰れる！

コーヒーショップ最大手チェーンのスターバックスがレジなしのサードプレイスをオープンするかもしれない。ネット通販最大手のアマゾンはレジなし決済システム「ジャスト・ウォークアウト」を他の小売店などに提供しているが、スターバックスと提携し新たなレジなしカフェをオープンするとの話題が持ち上がっている。

「ゲート内のカフェテリアではコーヒー等をアプリ注文し、焼きたてのパンなどはそのままピックアップすればいいだけ。わかりやすく表現すればレジなしのスターバックス・リザーブ・ロースタリー。」なるほどわかりやすい。

上海のリザーブロースタリーに行ったことがありますが、あの雰囲気でレジ無しとなったら、店員さんとより楽しいコミュニケーションが発生しそうですね。

🌎ドバイで自動運転デリバリー開始へ　中国ベンチャー「Neolix」の車両採用

ドバイ道路交通局は、近くドバイ中心部で自動運転車によるデリバリーサービスが開始されることを発表。自動運転配送車の開発で知られる中国のスタートアップ企業「Neolix（新石器）」の車両が採用されるという。

「Neolixは2019年にNoonと戦略的パートナーシップを締結し、これまで共同で実証実験を実施。」とありますが、実験の様子がこちらですね。（なんかモタモタしてる（笑））

こちらを見ると、移動自販機みたいな感じでしょうか。

🌎【ドローン宅配】、ダラス郊外のウォルグリーンで空輸開始！注文が殺到しフィーバーも？

グーグルの親会社アルファベットの関連企業であるドローン開発のウイングは、テキサス州ダラス郊外の住宅地でドローン宅配を開始することを発表した。主要な大都市圏内でのドローンを使った空輸が初となり、家庭向けの商用宅配の拡大に大きな弾みがつきそうだ。

枕詞としては「あのカラスの襲撃を受けた！」Wingですね。

ウォルグリーンという薬局で開始ということですが、市販薬だけでなく一般的な非耐久消費財も販売しているので、ついにドローンがトイレットペーパーを運んでくる時代がきましたね。

以上。

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