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新規事業とは? 〜 内資・外資企業の成功事例から学ぶ2つのアプローチ 〜

新規事業の定義
新規事業とは、企業または個人が新たに立ち上げる事業
を指す。新規事業は、企業の成長や競争力を維持するために極めて重要である。新規事業には、独立起業してゼロから一つの事業を創出するアプローチ(0⇒1創出)と、新たな事業領域に参入して成長を図るアプローチ(成長事業への参入)の二つがある。下記にて解説する。

新規事業とは? 〜 内資・外資企業の成功事例から学ぶ2つのアプローチ 〜

参考文献

①独立起業して始めた新規事業(0⇒1創出)

独立起業して始めた新規事業(0⇒1創出)

SONYの創業者、井深大と盛田昭夫は、1946年に戦後の日本で新たな技術革新を目指してSONYを設立テープレコーダーやトランジスタラジオなどの画期的な製品を開発し、電子機器業界の先駆者として成功を収めた。

同様に、HONDAの本田宗一郎と藤沢武夫も1946年に会社を設立し、補助エンジン付き自転車の製造からスタート。これが成功し、後にモーターサイクル製造へと事業を拡大した。

Googleもまた、1998年にラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンによって設立され、革新的な検索エンジンを開発し、広告事業やメールサービス、スマートフォンOSなど多岐にわたる分野で成功を収めている。

②新たな事業領域に参入した新規事業(成長事業への参入)

新たな事業領域に参入した新規事業(成長事業への参入)

Nintendoは、家庭用ゲーム機を中心とした玩具の開発、製造、販売を行う企業である。トランプや花札の製造からスタートし、1970年代後半から家庭用のビデオゲーム機の開発を開始。1985年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」は世界的なヒットとなり、Nintendoはエンターテイメント業界での地位を確立した。

FUJIFILMは、2000年代初頭に収益源であった写真感材市場が衰退し始めたため、新たな応用領域へとピボット化粧品、医薬品、再生医療など全く異なる市場で新事業を展開し成功を収めた。

Netflixもまた、郵送DVDレンタルからストリーミングサービスへの転換を果たし、今では世界1億9300万人の有料会員を抱える企業に成長している。

新規事業の成功要因
新規事業が成功するためには、事業環境とタイミングが重要
である。
例えば、技術革新や市場ニーズに応じた新製品の開発は、企業の競争力を高める要素となる。また、企業文化とリーダーシップも重要であり、革新を推進する企業文化とビジョナリーなリーダーシップが新規事業の成功に寄与する。


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