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仕事における定義

仕事やビジネスをする中で日々生きていると、仕事における明瞭な定義の設定と理解の重要性は、しばしば見過ごされがちだと思っています。
今日はその定義の重要性について書いてみます。

まず、「仕事における定義とは何か?」について考えてみましょう。
堅苦しい言い方をすると、「仕事が何を含み、何を意味するのかを具体的に定めたもの」だと言えることができます。つまり、仕事に関連する責任、役割、ゴール、目標、業務内容、知識、スキル、成果物などといったものを定める行為のことを指しています。

「あぁ、当然やっているからええわー!」と思っている方にちょっと問うてみたいと思います。例えば、仕事におけるゴール設定です。

ゴールを設定する場合に、行っているか確認したいのが、ゴールが目的に沿っているか、意義としてビジョンや基準を満たすものか、そもそも設定内容が正しいか、ゴール自体が具体性と明確性が高い内容になっているのか、誰が役割を持って責任を担うか、ゴールに対するアクションとゴールとの因果関係もしくは相関関係、アクションに対する明確な測定を行えるか、それは量的もしくは質的に測れるか、進捗のモニタリングは可能か、それを正しく評価可能か、ゴールの達成可能性やチャレンジングな課題設定になっているか、コミュニケーション関係に課題はないか、統率する組織関係は良好か、成長やモチベーションに具体的にどう繋がっているか、明確な期限が設定されているか、優先順位やリソースの配分は適正か、途中の軌道修正など柔軟性は用意されているか、効果やインパクトの測定はされているかなど、多数の要点があると考えています。さて全部、行っていますでしょうか?

この一見、細かいと感じるかもしれない内容が、ゴールの「定義」だと私は思っていて、この内容を丁寧にしない限りは、結果と原因が乖離をして、結果の再現性が生まれづらくなってしまいます。そして、明確で効果的なゴール設定は、仕事の成果を最大化することにつながると考えています。

仕事の定義は、組織やチームによって、もちろん異なります。例えば、特定の職種やポジションに関連する業務内容や要件が定義される場合や、プロジェクトごとに役割と責任が明確に割り当てられる場合などがあります。
定義された仕事は、業務を遂行する際の指針や基準になります。明確な定義があることによって、メンバーは自分の役割を理解し、目標に向かって業務を遂行することができます。また、成果物やタスクの基準も明確になり、評価やフィードバックの基礎となります。

そう考えると、仕事の定義は、様々な側面で重要な役割を果たす、成功に不可欠な要素と言えます。仕事の定義の重要性は影響として大きいものと言えます。定義が明確であることによって、組織的な管理面だけでなく、個人のモチベーションにも影響があるとも考えて、この定義に対して正直、大変な所も多いにありますが、積極的に取り組むことをおすすめします。そして、定義の策定には困難を伴うかもしれませんが、この内容の成否が組織の方向性や、戦略、プロジェクト、施策などの方向性を決めるとも考える為、この定義という一番大変とも言える内容に真っ直ぐに取り組むことで、努力は報われる可能性が高くなるとも言えると考えています。

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