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数字に強いとは

以前に書いた記事で、このような記事があります。

その中で、
「数字に強くなるとは、行動と結果の関連性
 に関する予測の精度を徹底的に磨く事」と結論付けました。

その基本的な考えに変わりは無いのですが、
少し補足で文章を書いてみたいと思います。

そもそもビジネスでよくいう「数字に強い」とは何でしょうか?

考えるに、3つの要素があると思います。

①数字を分析する事ができる
②数字の意味を理解できる
③数字をつくる事ができる

・・・

①は、要するに比較するという要素が強いです。
A店の売上とB店の売上を比較するという事が事例に挙げられます。

比較する事で何が出来るのかというと、正しい現状分析です。
本来、昨対比●%で進捗しなければならない所、
上振れていたら、下振れていたらというアラートを見つけるのが、
その役割だと考えています。

②は、自分で考える解釈的な意味合いがあります。

昨対比●%で進捗しているのは、
売上上位商品●点の比率が変わっていて、
●という商品が売り切れていない為だ

という、現状分析から一歩進んで、
何が原因か捉える事がその意味合いと言えるかもしれません。

③は、自分のToDoにどう落とし込むのかという事です。

●という商品が売り切れていないという事は、
●という商品の拡販をすべきだ。
また、これからの季節、●の類似商品である●という商品が売れ、
ついで買いとして●という商品も売れるので、
クロスセルを狙うのも一つの策だ。

という、解釈を自分の行動レベルに落とし込むのが役割です。

・・・

結局、数字に関しては、行動に落とし込めることに意味があり、

「分析 → 解釈 → 行動」のプロセスに落とし込む事が、
もの凄く大事なのかなと考えております。

また、解釈をするとは、ある種の仮説思考とも言えて、
仮説は行動で検証しないと意味がありません。

また、仮説は現状の正確な認識がないと、宙に浮いたものとなって、
仮説が仮説として成り立たない可能性があります。

よって、数字に強くなるという要素として、
3段階をしっかりと理解して、行動できる事は必須で、
その分析、仮説、結果の精度を近付けるが何より大事なのかなと。

・・・

では、どうやってその能力を育てるのかと言うと、

必要なのは、「数字に触る」「仮説を立てる」
「行動計画を立てて動く」「検証する」という事なのかなと。

・・・

「数字に強い」という事はビジネスマンにとって、
必須の能力と言われていますが、実際に数字を正確に捉えて、
行動できる人は本当に少ないと言えます。

もしかすると、世の多くの人は
「数字に強くなる必要がある、なりたい」とは思っていても、
「数字が強いとは何か」を具体的に捉えられていないのかもしれません。

この文章を通じて、考えるきっかけになれば幸いです。

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