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株式会社TeaRoom 「事業は茶会のように」編集後記

こんにちは。組織の発信をサポートするTELLING(仮。以下、TELLING)プロダクトマネージャー/編集者のナユです。先日、このような記事をTELLINGの編集協力でリリースしました。

岩本さんとの出会いは、記事中のシーシャバー

岩本さんとの出会いは、Shisha bar Lilacというシーシャバーでした。「ライラックでお茶会イベントやるよ〜」とのことでお店の方にお声掛け頂き、その時が初対面でした。

その際に、会の趣旨やお茶の説明を直接伺いました。その説明のロジカルさと茶の考察の深さに感動し、もっと話を伺ってみたい、と思っていたところ、縁あって今回の案件になり大歓喜しました。

制作プロセスは完全オンライン

Stayhomeの期間ということもあり、岩本さんとは一度も直接お会いしていません。全てZOOMで完結いたしました。

・改めて、ご挨拶も兼ねて顔合わせ&打ち合わせ
・ZOOMで1時間ほど取材
・取材をもとにTELLINGで構成→執筆
・特に専門的な部分について監修を受け、ブラッシュアップ→リリース

基本的にはインタビューをもとに執筆を行い、専門的な箇所についてはあらためて監修頂きました。

写真撮影だけが懸念でしたが、美しい茶会やお茶の写真があったこともあり問題はありませんでした。今後、noteに限らず広報活動を行う方は写真はとれる時に撮っておくことを本当におすすめします。

TELLINGの打ち合わせはテーマ自由からでもいける

打ち合わせでは「自己紹介的な記事を書こう!」という漠然としたテーマから始まりました。それ以外のアジェンダは特にありませんでした。

アジェンダがないのは、TELLINGがコーチングのアプローチをルーツにしているというのがあります。その場で引き出して整理するということを大事にしています(もちろん、提案ができるように仕込んではいますし、必要に応じたご提案はさせていただいています。でも、なるべくなら戦略を練った上のセレクトより、今強く思っていることから広げていきたいと思う)

そこから色々話していくうちに「そういえばコラボ案件多いですよね」という話題に。なぜそのようにして事業を展開し続けているのか?その先には何を見据えているのか?という風に広げたりまとめたりする中で「茶の湯で培った精神性が色濃く事業づくりに反映されている」という着地点が見えたので、この方向性で行くことに。

他にも「和文化における縁側とSNS(public/semipublic)」のようなトピックもあったりしました。書きたかったなこれも。

聞き手の感じとった「お茶の面白さ」の原体験も伝えたい

インタビューを経て、作り手の思いを理解していく過程で「私もちゃんとお茶に触れてみたい」という思いが高まるのを感じました。

特に「こんなに考え抜かれた上でのアウトプットとしての茶って何なんだろう」という答えに触れることが、ただ茶を買って飲むより特別な体験に思えたのです。実際に急須と湯呑を購入し、ライラックから頂いたTeaRoomのお茶を淹れてみたところ、ただお茶の味がする以上に、作り手の思想を楽しめている感覚。

お話の中で、茶会とは文脈の共有を前提とした高次元の遊びと教わりました。その時点で私もすでに作り手に関する文脈が形成されていて、その中でお茶を楽しむことができたと感じました。セルフ茶会。

そんな「作り手の思いを理解することで、プロダクトの楽しみ方が増幅される」という体験は自分にとっては強烈でした。この感覚が少しでも再現されてくれれば、という気持ちも生まれました。

そんな思いもあり「どういう思想で事業やってるのか、というアプローチで過去の案件をポートフォリオ的に紹介しつつの自己紹介にしませんか」という構成に至りました。

「語り手の言葉である」を大事にする

これはTELLINGの事業の話ですが、いわゆるゴーストライター、ただの代行業者として終わっては意味がないと考えています。手間賃を頂いて代行するだけにとどまりたくないというか。聞くときは第三者であり、編集者であり、一人目の読者であるという気持ちを大事にしています。

この部分が面白い、もっと聞きたい。この部分は、この話と繋げるとバシッと筋が通る。私にはこう見える。こう聞こえている。そんなフィードバックを返しながら、取材を勧めます。

また、語り手の言葉である、というのも大事にしています。上手な編集スキルとかももちろんそうですが、これってこういうことですよね!?これってこういう事が言いたかったんですよね!?というところに気づくのも我々の役割。わざわざ言語化されなかった思いを、こちらがしっかりと読み取り言語化すること。

「誰が書いたか」ではなく「誰が語ったか」が重要であるという思想が根底にあります。言葉そのものは紛れもない語り手のリアル。他人が編集することは手抜きではない。楽曲制作現場にレコーディング・エンジニアがいるような感覚でありたいと思っています。

裏側も面白がってほしいという思いをこめて

そもそもなんでこんなこと書いてるのか。それはこの編集後記すらも、TeaRoomのファンに面白がってもらってほしいからです。好きなバンドのアルバムインタビューで、レコーディングエンジニアやプロデューサーが「あの曲は大変だったね!」みたいに話しているのがすごく好き。この記事はTELLINGの実績紹介ではなく、アフターコンテンツです。

編集後記もセットで出したいなぁ、というのはTeaRoomの記事を書き終えて思いついたことです。TELLINGとしても、クライアントをもっともっと面白がってほしい。

まだまだ発展途上のTELLINGですが、諸先輩方へのリスペクトを忘れず、これからも精進して参ります。

宣伝:発信を行いたい企業の方へ

発信できてない、リソースがない、という課題解決から、もっと語りたい、もっと世の中に伝えたい、というブーストまで、TELLINGはサポートします。

最近は、自社の発信を行いたいD2Cブランドや経営者のクライアント様にインタビューさせて頂く機会が多いです。ですが、事業領域や規模は問いません。個人でも、制作会社でも、なんでも。ぜひ、お話伺わせいただけませんか?

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