【短編小説】あくまでも戦争

Gは街を歩いていた。
するといきなり後ろで爆発音が聞こえた。
Gは振り返ったが、後ろには何もなかった。
安心して前を向くと、また横でドーンという音が聞こえた。
Gはまた後ろを振り返ったが、やはり何もない。
ただ、アリが後ろにうじゃうじゃいる。Gは探偵だったので、持ち歩いていた虫眼鏡でアリを見た。
…いや、これはアリではない!小人だ!
小人が街のど真ん中で戦争をしている。
これはあくまでも戦争なのだ。
Gは平和を尊重する者、小人の戦争を止めようとした。
その時!小人がGに気づき、彼の目めがけてダンゴムシぐらいの大砲をぶっ放した。
大砲はGの目に見事に直撃!Gは倒れた。
その時Gは目が覚めた。これは夢だったのだ。
小人など現実にいるはずない、と彼は思い、探偵の依頼が入っているので仕事の支度をして外に出た。
依頼は殺人事件。被害者は得体の知れないものに殺されたという。
現場についた。その時Gは驚いた。
被害者の顔は自分だったのだ。
驚きを隠せないG。その時!Gの目に石のようなものが炸裂した。
Gは倒れ、死亡が確認された。
遺体の周りにはアリがうじゃうじゃいた。

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