山間部ルートお試しソロ散歩
秋頃に行った長距離散歩のお話です。
その日は適度に雲もあり、気持ちのいい秋晴れでした。
初めてのルートを一人で色々見てみようと、伊勢原～本厚木まで歩いてみることにしました。
どの道を歩くかは特に決めずに歩きだしました。
久々のソロ散歩です。
朝9時10分前、お散歩スタート。
伊勢原大神宮
近くに伊勢原大神宮という大き目の神社があるということが事前にわかったので、まずそこに寄ってみました。
そこは、車通りの多い道の横に唐突に現れました。車道と神社の位置が垂直方向なので、参道を通ってというようなことはありません。
鳥居をくぐると、だだっ広い空間の奥に拝殿が二つ、左側にお授け所があります。朝9時前でしたが、参拝する人がちらほらいました。
拝殿は、向かって右側が内宮、左側が下宮で、内宮から参拝するのがルールとなっています。伊勢神宮と同じですね。
立て直したのか拝殿は新しめで、銅吹きの屋根は綺麗な翠色で済んだ青空とよく映えていました。写真撮りたかった…
内宮と下宮で、拝殿の屋根の形が異なるのはご存じですか？
簡単に言うと男と女の違いと同じようなものらしいですが、詳しいことまでは自分がよくわかっていないので控えておきます。
そこは私がもっと勉強しないといけないところで、建築様式などはよく知った上でブログに書きたいと思います。
ここは思ったより神社の人が多く、また神社の雰囲気からも写真を撮るのが憚られたのでこの1枚になってしまいました。
お参りした後、一息入れるために近くのカフェに行ったのですが、
それはまたカフェの話をする時に取っておきますね。
住宅街を歩いて歩いて
カフェで朝からケーキを堪能した後、本腰を入れて歩き出しました。
ざっくりと地図は見ているのですが、大きな幹線道路などを行ってしまうと景色的にもつまらないものになってしまうので、敢えてごちゃごちゃした道を進みました。
駅近くの住宅街をこちょこちょ行くと、小さ目の産業道路のような道に変わりました。そこそこ開けており、高い地形にいるのか遠くの町が見えました。細くはあるものの歩道はあるので、ずんずん進みます。
また風景が代わり、新し目の家もちらほら見えてきました。
そして、住宅街を突っ切る川。
歩けそうにはありませんでしたが、小さくても川があるとちょっといいですよね。ここの川は澄んでいて綺麗でした。
川を越えて少し行くと、完全に新興住宅地になりました。
まだ何もない空き地もあり、草の生い茂った場所もあり…
周りには幹線道路と時々スーパーマーケットがぽつんとある程度で、これといって商業施設は見当たりませんでした。
この辺りに住んでいる人たちは、車がないと生活するのが厳しいでしょう。
それから幹線道路を外れて更に進むと、古めの住宅と新しめの住宅が入り混じる地域に入りました。
すると、突然三角屋根でピンク色の建物が見えてきました。
どうやらパンを売りにしたレストランのようです。近所の人たちでしょうか、お昼時ということもあって賑わっていました。
またこの辺りに来ることがあれば、寄ってみたいです。
ここを過ぎると、急坂を上り更に進むと団地エリアに入りました。
周辺に商業施設はありません。正に住宅しかないエリアです。
そのままずんずん進むと、T字路に差し掛かりました。
その交差点には「高森神社」の看板が。
こんな所に看板が出る程の規模の神社がある…？
Googleマップで調べてみると、その場所から徒歩3分程の所にあるらしいので、急遽寄ってみることにしました。
高森神社
歩いていくとこんもりとした山が見え、近くまで行くと鳥居があり、かなり急な階段が現れます。
先の見えない鬱蒼とした感じ、とても良いですね。
上ってみると、拝殿が見えてきます。
人の気配は全くなく、静まり返っていました。
隣には公園と幼稚園か保育園もありました。
お参りしお授け所に行ってみると、人はいないもののお守りなどが一通り置いてありました。
小さな賽銭箱が置いてあり、「ここにお金を入れてください」という張り紙が。完全セルフサービス制のようです。
御朱印もストックしてあるものが置いてあったので、それだけいただきました。
なんか…ありがたみがゲフンゲフン。
景色がコロコロ変わる
神社を後にし、散歩の続きです。
近くに通っている東名高速道路を何とかして越えたいので地図を頼りに進んでみると、高速の上を横断することになりました。
渡り切った先は、完全に区画整理された住宅エリアでした。
この感じ…覚えがある。
デジャヴ？
いいえ、デジャヴではありません。
前に、違う場所で同じような体験をしました。
同じく東名高速を超えようと、その時は高速の下を通るトンネルを抜けたのですが、綺麗に区画整理された住宅地が現れたのです。
方角も同じでした。
この時を思い出し、気づきました。
おそらく、この高速道路が作られた時、同じように高速道路に隣り合ったエリアが区画整理されたのではないか、と。
私は急にルンルンしながら住宅街を練り歩きました。新旧入り混じってはいるものの、なかなか味わい深い景色です。
いつものように、どんな生活をしているのか勝手に妄想しながら進みます。
すると、急に開けて円形のロータリーと昔ながらの八百屋のような店（JAでした）がありました。
近くにはバス停も。
なんだこの絵に描いたような長閑な風景！！
普通に田舎に帰った夏のアニメにありそうな感じでした。
近くには家の前に小さな公園やベンチが置いてあり、子供が遊んだり外でゆったりするには丁度いい雰囲気でした。
懐かしい雰囲気の住宅街を抜けると、また視界が開けて畑地帯になりました。
そういえば、これまで歩いてきた道でちらほら見かけたお店は、ほとんどがお蕎麦屋さんでした。この辺りは山も近いし、蕎麦を売りにしているのでしょうか。
この写真を見ると、地方の地名を言ってもわからないくらいの長閑さです。
こちらは道の左側なのですが、右側は遠くに住宅街が見えていました。
明らかにこちらが山側であるということがよくわかりますね。
川面流れていました。先程見た川とは大違いで、水は濁り、流れは遅く、周りは草ぼうぼうでした。
川の横に遊歩道はあるのですが、草が生い茂っていて歩けそうにはありません。
しばらく歩くと、産業道路のような大きな道にぶつかりました。
わかりやすい道なので、その道に沿ってゴールを目指します。
周りは工場地帯のようで、配送センターなどもありました。
あまり商業施設はなく、あってもパチンコ程度でした。この辺りで働く人たちの娯楽施設ということでしょうか。
やはりこの道沿いは風景的にも情緒がないので物足りなかったです。
そのまま道沿いに30分程歩き、地図によると国道246号線沿いに歩いていくと出ていたのでその方向に進みます。
しかし、そこに大きな落とし穴が。
いざ246に着いてみると、そこには歩道が消えていたのです！
Googleマップにしてやられた！
徒歩で検索したから大丈夫だと思い込んでいたのがいけませんでした。
かなり落胆しました。
何故なら、回り道がかなりの距離になるからです。
仕方なく、回り道をして畑の横を進み、住宅街を抜けて知っている駅前に続く道まで進むことにしました。
最後の最後に大損ですね。
まあ、それも散歩の一興。
と言いたいですが、あまりにも疲れていたのでそうも言い難かったです。
ゴールは純喫茶
ようやく目的のお店に到着しました。
途中で休憩をしていないので足が疲れたし、お腹も空きました。
15時です。
ダンケ珈琲店さんです。
純喫茶ですが、ビルなどの商業施設がある中に突然お店があるので、立地に驚きました。
今回はお腹が空いているので、ご飯寄りで玉ねぎのキッシュとバターブレンドコーヒーを注文しました。
どうやらセットにしてくれたようで、キッシュにサラダが付いてきました。
一緒にピクルスも添えてあるのは嬉しいですね。
こちらが玉ねぎのキッシュ。
玉ねぎの甘みがぎっしり詰まった優しいキッシュです。
こちらがバターブレンドコーヒーです。
初めは、最近健康ブームで有名になったバターコーヒーのことなのかと思いましたが、違いました。
コーヒー豆を焙煎し、直接バターを染み込ませたものなのだそうです。
バターが染み込んでいるので、普通のコーヒーよりもまろやかで飲みやすいく、コーヒーが苦手な方でも飲めるかもしれませんよ。
ここで初の3000字突破
さて、長々と散歩の記録にお付き合いいただきありがとうございます。
長い内容だったせいか、初の3500字を突破です。
写真もいつもより多いので、そこまで読みづらくはならなかったかなと感じでいるのですが、いかがでしたでしょうか？
また、このような長い旅路の記録を載せることがあると思います。
その時はごゆるりとお付き合いいただければ幸いです。
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