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百文字の孤独

 文章にさほど親しんでいない人間が文章を書いたところでせいぜい百文字程度した書けないだろう。いくら書きたいものが山ほどあっても彼らにはそれをまとめるだけの構成力はない。書き進めたところで次に文章をつなげる事が出来ず、結局文節をそのまま書きっぱなしで放り投げて終わるだろう。と、ここで私はこの時点でこの文章が百文字を超えたことに気づいた。という事は私は百文字を書いたので文章力は多少あるのだろうか。

 私の知り合いが自分は孤独だとnoteに書いた事がある。彼は普段から本を読まず文章などろくに書いた事がない。そんな彼が募る孤独感に耐えられずついに筆をとったのだ。しかし上にも記したが彼は普段から全く文章に親しんでいなかったから自分の孤独感をどう表していいのかわからなかった。だから彼はYouTubeで見た某ドラマの真似をしてこんな文章を書いたのだ。

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孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独と百回書いてもやっぱり孤独だ。


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