マガジンのカバー画像

Rain dropsの照山の失恋物語『BE MY BABY』

22
少年から大人になるってどうしてこんなに残酷なんだろう。という事をいろんな思いを込めて書いたお話です。
運営しているクリエイター

記事一覧

《連載小説》BE MY BABY 第一話:恋異常愛異常

目次 第二話  Rain dropsの初期の曲に『恋以上愛未満』という曲がある。この曲はセカンドア…

秋(空き)時間
8か月前
12

《連載小説》BE MY BABY 第二話:突然のLINE

第一話 目次 第三話  それから照山は『BE MY BABY』を何度もリピートして聴いていた。とそ…

秋(空き)時間
8か月前
10

《連載小説》BE MY BEBY 第三話:照山の告白

第二話 目次 第四話  その後照山は毎日美月玲奈と頻繁にLINEを交わしていたのだが、だんだ…

秋(空き)時間
8か月前
12

《連載小説》BE MY BABY 第四話:感動の卒業回!

第三話 目次 第五話  それから照山と美月玲奈の関係は一層親密になった。以前はどこか遠慮…

秋(空き)時間
8か月前
10

《連載小説》BE MYBABY 第五話:深夜の再会

第四話 目次 第六話  美月の卒業回の収録は涙涙の涙尽くしで終わった。収録が終わっても美…

秋(空き)時間
8か月前
14

《連載小説》BE MY BABY 第六話:美月の告白

第五話 目次 第七話  店から出た二人は誰もいない深夜の街をあてどもなく歩いていた。美月…

秋(空き)時間
8か月前
14

《連載小説》BE MY BABY 第七話:インディアン・サマー

第六話 目次 第八話   それから照山と美月玲奈は空いた時間を見つけて会うようになった。ただ会うと言っても美月は人気俳優で、照山もブレイク寸前のカリスマロックミュージシャンであったから、デートの時間などたやすく時間など取れるはずもなかった。だが二人はそれでも会いたかった。二人の恋は年中無休の二十四時間営業だった。30分でもいい、いや10分でもいい、開いた時間を無理矢理見つけて互いのいる場所へ駆けつけた。そんなに毎日逢いたいなら同棲でもすればいいじゃないかと事情を知らない人は

《連載小説》BE MY BABY 第八話:すれ違う二人 

第七話 目次 第九話  Rain dropsの待望のニューシングル『少年だった』とアルバム『少年B…

秋(空き)時間
8か月前
13

《連載小説》BE MY BABY 第九話:ここでキスしてよ!

第八話 目次 第十話  照山はこの美月の突然の誘いに今から君の元に飛んでいくよ!というと…

秋(空き)時間
7か月前
9

《連載小説》BE MY BABY 第十話:恋人よ、我が少年を君に捧ぐ

第九話 目次 第十一話  道中で照山は突然蹲って号泣した。もう終わりだ!彼女の前であんな…

秋(空き)時間
7か月前
13

《連載小説》BE MY BABY 第十一話:帰ってきたRain drops

第十話 目次 第十二話  それから照山は長い全国ツアーのスタート地である名古屋へと旅立っ…

秋(空き)時間
7か月前
10

《連載小説》BE MY BABY 第十二話:伝説の武道館ライブ その1

第十一話 目次 第十三話  同じ頃、照山はライブ前の音響チェックを終えて今はトイレでライ…

秋(空き)時間
7か月前
10

《連載小説》BE MY BABY 第十三話:伝説の武道館ライブ その2

第十二話 目次 第十四話 「みんなぁ〜!待たせてごめんねぇ〜!」  ステージにライトが点…

秋(空き)時間
7か月前
9

《連載小説》BE MY BABY 第十四話:伝説の武道館ライブ その3

第十三話 目次 第十五話 『サンシャイン・マウンテン』の演奏を終えたRain dropsは楽器から手を離して照山を見た。照山はメンバー一人一人に頷いてから観客の方を向いて話し始める。 「みんな盛り上がってるかい?」 「盛り上がってるよぉ〜!」 「ここで、こっからしばらく一ヶ月前に出た僕らのサードアルバム『少年B』からいくつか曲を演奏します。このアルバムいろんな人たちから評判良くて僕らすっげえ喜んでます。だってこのアルバムホントに四人だけで作ったんですよ。勿論お目付け役