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感情だって無視をしたら涙を流すもの

 自分の感情をありのまま受け止めて生きていく。  これは今の私が生きる上で大切にしている軸である。これまでの道のりで、自分の大切にしていたはずだった「感情」に随分と蓋をして生きてきたと気がついた時、私の心の中は一瞬悲しみで染まった。その時は、ただ、これが私なんだと受け止めようと瞬間的に身構えた。  何度も書き留めているこの言葉。私以外の誰かのために話した言葉だったが、私が”もっと色んな感情を経験したい”と動き出す確かなきっかけとなっている。  私にはまだ感じたことのない

    • 04. 線を引く 私とあなたの間に

      あの頃は自分の周りで起こっていることが、世界の全てだった。 ある朝、学校に行ったら冷たい視線が集まるようになった。 あの子がなんで機嫌を損ねたのか分からない。どうすればいいのか知りたくても、口すら利いてもらえなかった。日々目まぐるしく変わっていく女子たちの派閥争いの中で、私はとにかく平和に笑ってバスケをして過ごしていたいというのほほんタイプだった。が、そんな私に平和でない日常が訪れてしまった。 「どっちにもいい顔するから(腹が立つ)」 あっという間に私は、意識したことも

      • きみよがり

        きみ、変わっちゃったね 心の奥の方に ぽつりと落ちた なんで なんでさ きみの頬に触れない 笑みが溢れる目尻から 丸い鼻先を追いかけた きみは掴んだ 夢の欠片 僕は手のひらをヒラリ ポケットにつっこむ 「ねえ、これでいい?」 嫌になるくらい真っ直ぐな瞳で 嫌になるからもう見ないで 僕はこのまま きみがいいならね なのにさ きみ、どうしちゃったんだよ 心の奥の方から 波打つ黒 なんで なんでさ 香りが残る向こう側の席 きみはいない いなくなった 足元で跳ねる雨が 裾

        • エシカルだのサステナビリティだのと言うけれど。

          私は一石二鳥が好き、だから口癖は「せっかくなら」 せっかくコンサートに行くならあの子を誘ったら楽しいかもだとか、 せっかく買うなら電子レンジじゃなくて蒸せて炊けるいい鍋にしようだとか、 せっかくやるなら自分たちが楽しむことも忘れずにとか、 せっかくだから寄り道していつも行かない店に行こうとか。 せっかくにも色んな続きがあるけれど、「せっかくなら」と口走っている時の私は陽気な欲張りさんなのかも知れない。ここに計画性がプラスされれば、一石二鳥どころかさらに一石三鳥四鳥と要領よ

        感情だって無視をしたら涙を流すもの

          書いたり、また書いたり。

          何気なく、やってしまった。 パソコンに向かう前にコーヒーを1杯淹れてきた。AM10:25。 当たり前のように、気合を入れる合図のように、1杯のために時間をかけて。 書く、私へ。私の朝の日課のひとつはジャーナリング。 お気に入りのペンは『BIC Easy Glide オレンジ』 去年、廃盤の知らせが入り、部屋でひとり悲しんだ。手元には残り2本。 朝起きてすぐ動き出す頭の中の思考を、ノートに書き出す。手を止めることなく、ひたすらに浮かぶものを不恰好なままとにかく吐き出す。書き

          書いたり、また書いたり。

          -365日後のあなたへ- 残したい想い

          2022年4月23日、太陽が思いきり顔を出し、葉の香りが青く気持ち良いこの日にオア明奈さんの「人生肯定」出版1周年記念個展へ行ってきました。 忘れられない一日になったから、また365日後に思い出したい一日になったから。そっと残しておこうという気持ちで綴っています。 個展の3日前、私のスケジュールから4月23日の予定がキャンセルになりました。 ハッ・・・明奈さんの個展・・・行く! 本当の心の声に背中を押され、数年ぶりに都内へ出向くことにしました。あまりにも直前にチケット

          -365日後のあなたへ- 残したい想い

          Process-3:私が選ぶ私の人生|ライフログスクール を経て

           退職を決意、こんな結末は想定の範囲外。  誰かに話したくても、結果だけを話すとこうなんだけど、どうしてここに至ったかが大事で、一体どこから話したらいいの?ということが実際に起こっている。  2021年10月中旬より1ヶ月半、自分の人生を愛することに真剣に向き合ったライフログスクール 。私にとって過去を振り返ることは嫌な自分ばかりを思い出すから避けてきたことだった。今やこれから先を謳歌しようと思った時に、過去を見返すことはほとんどしてこなかった。そんな私がこれまでの人生を棚

          Process-3:私が選ぶ私の人生|ライフログスクール を経て

          Process-2: ”今ここにいる理由”を明らかにする旅の準備|ライフログとの出会い

           まだここはスタート地点。  前回のProcess-1から約2ヶ月半が経った。相変わらず平日はOL、デスクに向かって仕事をこなし、週末のひと時で癒しを求める日々が続いている。しかし学びの環境を自分に与えたことで、たくさんの刺激を受け、変わらぬ日々を過ごしながらも私の心は着実に進化をしている。  進化をもたらした出来事はいくつかあるが、この直近1ヶ月間で私の新しい”ご自愛”のパターンとして浮上したものがある。それが今回のProcess-2を書くきっかけとなった”振り返り”であ

          Process-2: ”今ここにいる理由”を明らかにする旅の準備|ライフログとの出会い

          Process-1: 逃げ回る私にサヨナラして自分自身と真剣に向き合っていく

           もう私は私から逃げ回らない。  先日、1ppo-Lab.(β版)のイベント『強みの活かし方WSリターンズ』に参加した。本当は先約が動かせなくて、泣く泣くアーカイブ視聴予定だったこのイベント。何かの引き寄せにあって、リアルタイムで参加できることになったのだが、私には「今が頑張りどき」と言われているとしか思えないタイミングだった。自分迷子の私が、自分自身と真剣に向き合う過程を、今日はnoteにしようと思う。 何者か分からない”自分”という深い迷路の中で 私は今まで本当に真剣に

          Process-1: 逃げ回る私にサヨナラして自分自身と真剣に向き合っていく