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ベンチャーに不安はなかった?大企業からの転職者が振り返るベンチャー転職への不安解消

こんにちは!インターステラテクノロジズ(以下、IST)の東京支社アビオニクスグループで働くエンジニアの川端です。
今回は、ISTに興味はあるけれど、ベンチャー(IST)は不安だなと考えている方向けに不安を解消する目的で、大企業からISTへ転職した川端の体験と考えをまとめてみました。
まだ転職の意欲がない方にもきっと参考になると思うところもあるので、良かったらご覧いただければと思います。

◆自己紹介
川端 利弥(かわばた としや)
1991年生まれ。徳島県出身。
2016年4月に株式会社島津製作所に入社。医用機器事業部。
2020年7月よりISTに入社。アビオニクスグループ。

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◆なぜISTを選んだ?

仕事をするうえで、自分の好きなこと・面白そうなことを仕事にしたい、という想いが強くてそれがISTとマッチしたからです。
元々、宇宙やロケット製作に興味はありました。子どものころによく見ていたアニメ映画や学生時代に読んだ文学作品の影響ですね。
あとは、面白いものをつくりたい!という想いがありました。学生時代にロボコンをやっていたのもあって、自らいろいろと工夫を凝らして面白いと思えるような要素を入れたものづくりが好きでした。民間のロケット開発と聞いて、これほど面白そうなものづくりは他にないでしょう!と思いました。
そして、決め手となったのはやはり『宇宙品質にシフト MOMO3号機』の打ち上げ成功の映像に感動したことですね!

宇宙品質にシフト MOMO3号機 打上げ動画
https://www.youtube.com/watch?v=iAAV4miS0dE

スクリーンショット 2020-10-19 11.33.51

◆ベンチャーに転職するうえで不安だったこと

まず、一番は今まで大企業でしか働いてこなかった自分がベンチャーに行って上手くやっていけるのだろうか?という不安がありました。
・ベンチャーの文化になじめるか?
・自分のスキルは足りているのか?
・人間関係は大丈夫か?

のあたりは、大企業からの転職となると今までの環境とは全然異なるものになるので、そこのギャップに苦労しないかが心配でした。

もちろん、給与、福利厚生、残業時間の面でも不安はありました。というか大企業かベンチャーかで就職先を考える人が一番気になるのはここでしょう。
給与が減るとやはり生活の質を下げるしかなく、残業が増えるということはプライベートの時間が減るということになるのでそこがストレスになってしまうのではないかと心配していました。
私の場合、まだ結婚はしていないので家族の説得などは必要なかったですが、既婚者はそのあたりも相手の理解が得られないと大変だと思います。

◆実際に入社してみて

・ベンチャーの文化になじめるか?
ベンチャーの文化(というかISTの文化)は、私は上手いことマッチしました。大企業の文化が自分には合わないなと思っていたところもあったのでここは実際にマッチして本当に良かったです。(具体的な話は後述の「ベンチャーだからできること」より)

・自分のスキルは足りているのか?
スキルは皆高くて驚きました。自分はまだまだスキル不足を感じましたね。。。
しかし、それは自身の成長につながる環境であることも示しているわけで、不安よりも期待値が上回る感じでやっていけてます。大企業だと標準化された仕事を淡々とやり続けるというのも珍しくありませんが、ISTのようなベンチャーだと、どういった課題があるのか?どうやって開発を進めていくか?等を考える機会が多いです。しかも、まだ大企業ほど細かいルールもないので自分がやりたいと思ったことをすぐに実行に移せますし、アレンジも効きやすいです。結局、成長というのは壁に当たった数なので、壁に当たる機会の多いベンチャーの方が成長するには良い環境といえますね。

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・人間関係は大丈夫か?
問題なかったです。ベンチャーの方がアットホーム感があるので、企業文化が自分に合えば一緒に働く人とも親密になれると思います。大企業だと人や部署も数が多く、上下関係もしっかりとしているので、どうしても心の距離は空いてしまいます。より密なやりとりができる環境で仕事をしたい人はベンチャーの方がいいと思います。また、ISTの場合は事前に数週間のマッチングの期間があるのでお互いの認識が合わせられやすいと思います。やはり大企業からだとカルチャーショックは避けられないですが、事前に社内の風土が分かっていたので安心でした。私の場合、むしろカルチャーショックは新鮮味があってワクワクしましたね!

・給与・福利厚生・残業時間
給与や福利厚生面は、やはり大企業に比べると見劣りしてしまいます。
ただ、私は東京で一人暮らしをしているのですが、あまり生活の質を落としている実感はないですね。贅沢はできないにしても特に不満もなく過ごせています。前職と比べて仕事をしている時間が増えて、趣味に割くお金が減ったというのもあります。これだけを聞くと、マイナスイメージが先行しそうですが、私の場合は好きなことを仕事にできているので趣味の時間が多少減ってもストレスなく暮らせています。
給与面に関しても、私は数年後は前職よりも増えていると思っています。ベンチャーは会社が成長すると、給与も一気に上がるのでそういった期待もありますよね。社員へのストックオプションが付与された実績もあり、自分の頑張りが会社の成長に直結することにやりがいも感じます。

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◆ベンチャーだからできること

・スピード感のある開発ができる
大企業は働く人の人数も多く歴史も長いので、その分ルールも細かく存在します。中でも、安全や品質にかかわる部分は一度作ってしまうと基本的に消すことはできないで、過剰なのでは?と思うようなルールも多く残っていたりします。
例えば、意思決定フローの一つとっても、大企業では議論した記録を残した文書が無ければ承認印がもらえなかったりするのですが、ベンチャーはチャット上の議論と承認スタンプだけで済ませられたりします。もちろん記録に残した方がよい文書もあるのですが、そうでないものも結構多いと思います。それでも、意思決定フローのルールが定められていれば、二度と見返さないような軽い内容の議論もいちいち文書を作らなければならなくなったりします。
また関係部署が多いと、各部署への説明やそのための資料修正などこれって本当に必要?と思う部分に時間がかかることも…。
ベンチャーは大企業よりも意思決定や開発のスピードが求められるので、品質を重視するところと省略できるところをその都度考えてバランスよくテンポよく進められますね。

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(写真:部署を越えて議論している様子)

・自由度の高い風土
ISTでは上下関係もなくみんながフラットです。その分自分で考えて課題を解決していく事が求められます。指示されるのを待っていてはダメで、自分の行動に厳しい制限もなければ、課題もその解決方法も詳細には見えてはいないことも多いので、個人の裁量で仕事を進める事が多いです。大変かもしれませんが、不必要なしがらみもなく、成長できる環境ですね。


・アットホームな環境
やはり大企業では、部署が違うと同じ会社なのに別の組織という感じになったりと心の距離がどうしても遠くなってしまいます。その心の距離によって、自分たちに非がないことを完全に確認をしたうえで相手に相談する流れになったり、メールは細かいところまでしっかり記載してから送ったりすることになるのですが、これってコミュニケーションする上でとても非効率なのですよね。ISTは上記でも書いた通り、みんながフラットな関係でチャットツールの文化も浸透しているのでコミュニケーションがとりやすいです。気軽にチャットでコメントして即レスが返ってくる風土があるというのは非常にありがたいです。

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◆大企業に勤め続けることもリスクあり?

私は大企業に勤め続けることが必ずしも安定とは思っていないです。
今は目まぐるしく変化する時代で、それに伴ってビジネスモデルも大きく変わっています。ビジネスモデルが変化するならそれに伴って働く人も変化していかなければなりません。
経団連の会長も同じ理由で終身雇用の見直しについて言及しています。

ベンチャーではプロジェクト全体に対して、広く重要な内容にも関われるので幅広くコアとなるスキルが身につきます。また、ベンチャーは新しい技術やツールをふんだんに取り入れるため、働き方に関して時代に取り残される事はまずないでしょう。
大企業の場合は、全体の一部にしか携われなくてそこでのスキルしか身につかないことや、社内インフラが古いままで時代錯誤な働き方を続けてしまっていることもあります。
変化する時代が不安なのであれば、変化についていける人材になれるよう成長をする必要があります。その点において、ベンチャーに身をおくことは環境変化に強い人材に成長できるチャンスだといえるかもしれません。

◆最後に

いかがでしょうか。ベンチャーは大企業では体験できないような、楽しいことが多く、成長できる場にもなります。ベンチャーへの転職を考えている方にとって少しでも参考になればと思います。
私も必ずしも大企業に勤めることが悪いとは思いません。仕事を選ぶ上で自分の好きなことかどうかよりも給与と福利厚生を重視している人は、大企業のほうが絶対にいいと思いますし、ルールや指示をしっかりしてくれる環境の方が楽だと感じる人も多くいるでしょう。
どういう環境が自分にとって一番幸せか、いろいろな側面から見直してみるとよいと思います。私にとっては、ワークライフバランスよりも好きなことに挑戦し続けられる環境が何より大事だということが分かりました。

もし自分の今の環境が窮屈だと思ってる人、仕事が楽しくないと思ってる人、成長したい人は、是非一度違った文化の会社を見ていただければと思います。今はSNSを通じていろいろな人と交流する機会も作れるわけですし。
いろいろな外の世界を見回ってるうちに、きっとあなたに合った働き方、あなたに合った仕事が見つかるでしょう。

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■タイムスケジュール:
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19:00-19:20 会社説明
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