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同棲生活のひとり空間

同棲生活をはじめてもう2年以上が経過した。

僕がサラリーマンでパートナーが大学生だった4年半前に付き合い始め、その時は隣県に住んでいたのだが、車を持っていたから僕がパートナーの家に遊びに行ってばかりだった。

その頃、僕が住んでいたのは会社の独身寮だったので、パートナーの家に遊びに行くしか方法がなかったのだ。

そしてパートナーが就職し、勤務地が近くだったという幸運のお陰で同棲の話が出て、今に至る。

それまでいわゆるモテ期が無かった自分にとっては、何やらトントン拍子過ぎて怖いぐらい順調だった。

タイミングとかそんな話をよく聞くが本当にそうだと思う。

少し話を戻そう。

同棲を始めて2年が経過したわけなのだが、初期の頃に比べて少しだけ変化が起こっているように感じる。

それはひとり空間の在り方である。

僕らは2LDKの賃貸物件を借りて生活している。

地方に住んでいるので、この間取りでも家賃を抑えながら住まわせてもらう事は可能だ。

ただ、ものによっては1LDKでも2人暮らしできる物件も紹介されてはいたが、仕事部屋として一部屋が必要だったので2LDKを選択した。

僕にとってこの仕事部屋はとても重要だ。

僕はそこまで長い時間仕事をしたいと思わない分、集中して行う必要があると思っている。

集中できる空間がどうしても必要になるのだ。

共通の部屋で仕事ができないわけではないと思うが、集中力に差が出れば仕事に差が出るのも当然だ。

特に依頼された文章を作成する時などは、神経を使うことも多いのでこのひとり空間が僕を助けてくれるのだ。

ただ、最近になってわかった事がある。

このひとり空間の必要性は仕事に限った話でも、僕に限った話でもないという事だ。

つまりひとり空間の必要性は趣味でも、パートナーも一緒だという事だ。

この事実に気づかされたのは、コロナ渦でパートナーも自宅で仕事をするようになった事がきっかけだった。

同じ家の中でそれぞれが違う仕事をするのだから、嫌でもひとり空間の大切さを知ることになった。

そして仕事だけでなく、ひとり空間を趣味に使う面白さを知った事が僕にとってもパートナーにとっても大きかった。

今まではゲームをする時はずっと同じ空間でやっていた。

一緒にできるゲームは面白いし、片方がやるゲームを見ている時間もなかなか面白い。

しかし、ふたりでやる事がつまらない時もあれば、ひとりでやる方が面白い事だって沢山ある。

ドラマやアニメを一緒に見る事も多いが、趣味が完全に一緒というわけではないから、パートナーが面白くても僕が面白くない事だっていくつもある。

当たり前の事だ。

それでも、今までは一緒に過ごす時間をある種の無理をして作っていた。

だから仕事と同じように趣味についてもひとり空間をやってみたのだ。

するとお互いが好きに時間を使う事ができるようになって、やれる事の幅が増えたし、何よりも無理をして相手に合わせるような事が少なくなった。

もちろん今まで通り一緒にドラマやアニメを見たり、ゲームをする時間もあるが、無理に合わせるのではなく、自分がそうしたいからやるという選択ができるようになったのだ。

結婚して自分の時間が無くなるという方も多いし、僕は子育てをしているわけではないので呑気なものだと言われるかもしれないけれど、パートナーと付き合う前までひとり空間が嫌だった僕としては、この呑気な選択ができるよになったのは大いなる進歩なのだ。

僕よりもむしろパートナーの方が喜んでいる所を見ると、僕が無理に合わせさせてしまっていた事の方が多かったんだなと反省する。

少しだけ寂しいと感じる部分がないわけではないが、この感傷すらもひとり空間でしか味わえないものだと、僕の心が言っている。

そんな事を思う連休の始まりだった。

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