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満足するラインを知っていますか?

「足るを知るものは富む」という言葉がある。

「足るを知るものは富む」という言葉の意味は、欲望なんてものにはキリがないので、自分の丈に合った満足するところをちゃんと知っている人が、豊かさを有している、という意味である。

恐らく、「足るを知る」という言葉だけで覚えている人も多い事だろう。

僕もそうだった。

そして、僕はこの言葉がとても好きである。

しかし、「足るを知る」以降の部分を知らなかったのであるが、実際のところはどうだったのだろうかと、少し興味が沸いた。

まず、「足るを知る」だけに分解しても、十分に意味が通じるし、そのインパクトはものの多いこの社会の中には、強烈に残る。

人によっては、「身の程をわきまえろ」と言われている様に感じる人もいるかもしれないが、それは良くも悪くも、自分の満足するところを知ろうとしていない状態である。

この言葉は、決して今の自分に満足しろ、と言っている訳ではない。

あくまでも、自分自身が満足するラインを知ろうよ、という事である。

既に金銭的に裕福で、欲しいものは全て手に入れて、自分の身の回りをものだらけにしてもなお、「まだ何かが足りない」と感じて、いつまでも充足感を感じない人がいるのは、自分が満足するラインを知らないからである。

このような人が、そのまま「足りない」と感じ続ければ、ものは増え続けていくばかりだし、ものだけでなく心も満足する事を知らなくなる。

上を見たらキリがないし、他人は他人である。

だから、「足るを知る」だけでも、かなりのインパクトがあるのだ。

では、「足るを知るもの」あるいは「足るを知ろうとしたもの」はどうなったのか。

その答えが、「富を得た」という事なのだ。

富とは何も、お金だけのことではない。

むしろ、お金をいくら稼いでも欲望を満たせないというのは、良く聞く話で、それこそ足るを知らない状態である。

お金を稼ぐ事は、決して汚い事も悪い事でもないが、その欲望に飲み込まれるのは危うい。

富をお金だと認識しても、「足るを知るものは富む」という言葉は十分に成り立つが、それはあまりにも狭義過ぎると感じる。

確かに、自分の満足するラインを知れば、余計なものは買わなくなるし、必要最低限の暮らしをするようになるから、自ずと出費が減るので、富む事は間違いない。

では、手元にお金が残るだけかと言えば、決してそんな事はなく、むしろお金以上に、周りの価値観に流されなかったとか、ちゃんと自分に向き合って自分が満足するところを知ったなどの事の方が、断然に価値がある。

勘違いして欲しくないが、僕はこの「足るを知るものは富む」という言葉を押しつけたい訳ではない。

欲望とものに囲まれた暮らしじゃないと嫌だという人は、それこそ自分の価値観で生きれば良いだけである。

ただ、その一方で「足るを知るもの」もいるという事だ。

豊かさの定義は人それぞれだから、どうしようもないけれど、せめて自分の満足するラインは、どこかで知ろうとした方が、後々の自分のためになると思う。

既に、多くを有している人は、自分自身の満足するラインをゆっくり考えてみるのも良いかも知れない。

すると、今まで充足感の無かった環境が、実は最高に満たされていた状態だったと気がつくかもしれない。

当たり前の幸せに気がつくみたいな事である。

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