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昔太ってた時いじめてきた人に復讐しようとした話

私は、タイトル通りの人間でした。
当時は、復讐してやろうと思うくらい悔しかったんですよね。

復讐に至るまでのストーリーを話そうかと思います。


痩せた途端に、チヤホヤしてきた同級生

本当に、こんなマンガみたいな奴居るのかと突っ込みたくなる所だけど、本当にいました。
それは、今住んでいる埼玉で近所に住んでいたAという野球をやっていた坊主の同級生でした。

小学〜中学生の帰り道にいつもデブと蔑まれたり、太ってるとからかってきました。

確かに、私は360度どこから見ても太ってました。
今の自分からは想像できないとよく言われるんですが、生まれた時から13歳までは太ってました。

あだ名も、給食のおばさんとかジャイ子とか呼ばれてました。

コンプレックスでしたが、性格はそれなりに明るかったので、からかわれるキャラとして存在していました。

そんな自分は13歳のソフトボール部に入ったのをきっかけに痩せていきました。

夏休みの過酷な練習で、気づいたら痩せていました。

痩せると、Aはあからさまに態度を変えて、なんと、連絡先を聞いてきました。今思うと単純すぎる。

中1まで男女問わず同級生が自分の体型についていじってきていたので、コンプレックスとついでに人に壁を作る人間になりました。

いじめてきた人に復讐しようと思った

11歳の東京に住んでいた頃、私がただ"太っている"ということだけを理由に延々と叩いてきて、それがエスカレートして殴ったり蹴るような暴力になって、大泣きして家に帰った記憶は今でも忘れてないです。

男の子にいじめられたことをキッカケに私は、わずか小学4年生の頃、その男の子に復讐することを誓いました!

本当に綺麗な人は、歳を取ってもいつまでも心も見た目も綺麗な人だと思い、目先の綺麗さだけではなく長い目で見た綺麗さの条件で、当時の考えた答えが「料理ができること」でした。

これがきっかけで食に興味を持ったこともあります。

自分をいじめたことを心底後悔させようと思って、「別人に間違われるくらい綺麗になって、どこかで出会って自分に惚れさせて捨てる」という計画的復讐を考えました。笑


なかなかエグい内容でしたが、そのくらいいじめられたことが幼かった自分に深い傷を負わせました。

拗らせてたなぁと今は思うのですが、こういう心の貧しさを感じる所に今でも日本の危機を感じてます。この貧しさがある限り、この世界にはあんな痛みを感じる人はまだいるのだと思うと、ただ悲しかった。

こう考えていた頃、高校生くらいの時に自分の中で美しさの定義をし始めました。

ただ、その頃、痩せた後も中身は太っていた時の自分とさほど変わらなくて、いつも他人の目が気になって、劣等感を感じる日々でした。

今思うと飛んだ被害妄想だけど、「デブ」とか「太ってる」や笑い声が聞こえると、自分のことかな..とか自分が笑われてるとか思ってました(ほんとに)。


過食症になった高校時代

中身は太ってたときの自信がないままだったのが原因で、中3〜高校生にかけて、摂食障害(日本ではなくアメリカ基準だと摂食障害に認定される)になってしまいました。

過食症でした。

はじめは、ただのダイエットでした。
1日1食にしたり、学校から帰って何時間か歩いたり走ったり、筋トレしたり。。

極端な食事制限と過度な運動で、反動で過食して、戻すという普通に食べられない自分になってしまいました。


前の醜いと思っていた太った自分に戻りたくない&今の自分が太ってると思い痩せなきゃという気持ちがそうさせました。

過食した根本的な原因は、家庭や社会では決して満たされなかった心の穴が原因でした。

当時は、姉が不登校で引きこもっていたことと、DVがあり家庭環境が良くなかったこと、度重なる転校による環境の変化やいじめ等が、心の穴のかなり大きな原因でした。

また、中学までは2〜3年に1度、父親の仕事の都合で転勤を繰り返していたので、友達ができては転校の繰り返しは、目まぐるしく変わる環境でした。

毎回仲良くなった友達と離れることも、新天地で新たに友達を作らなくてはいけないことも凄くストレスでした。

当時は家庭や社会で満たされない心の穴が大きかったんだなぁと、今は思います。

同時に、私は自分が外見で判断されて傷ついたので人を外見で判断して人を傷つける人間には絶対なりたくないと思いました。

そんな経験をして、今の自分があります。
人の気持ちをよく考えるキッカケがなかなか多かった生い立ちかなと思います。


人は外見じゃないとは、キレイごとのように世の中では言われておりますが、外見で判断されて自暴自棄になった経験から自分には身に染みて感じている事だったりします。

今思うと、なかなか出来ない体験したなー!と得した気分です。笑

この経験があったから、国際協力などいろいろな方面に興味が湧いて今の自分があるので、当時の同級生には感謝してます。
・・・といえば嘘になるので、感謝できるくらいに器の大きい人間になってやろうと思います。

この呪縛から逃れられたのは割と最近なようにも感じてますが、少し変われた自分を前よりも好きになれました。


そして、復讐の結果ですが、途中で私は「何であんな人(いじめてきた人)の為に生きてるんだ」ということに気付いて、もっと自分のほんとの幸せの為に生きようと高校生の頃思ったので、そこから復讐はやめました!けどきっと今はリアルに別人なので、もはや今はちょっとやってみたいと思ってます。(笑)


長々と読んでくださってありがとうございました!


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