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日曜日が待ち遠しい。

去年の10月から、日曜日が大変に待ち遠しい。

年中バカンスの私の身で、唯一の休日という理由など到底なく、日曜日には楽しみにしているものがあるからです。


ドラマよ!


日本にいる頃は、テレビはほとんど観ておらず、流行りのドラマも放送終了後にまとめてみるタイプでした。(毎週待ちきれないから)

フランスに来てからも、わざわざVPNで日本のテレビを観るってことはしていないし、フランスのテレビなんか1ヶ月で1時間付いてたらいいくらいのレベル。


でも10月から観ていたドラマは、どうしても「今」観ておきたかったし、なんなら最近は「動画を観る」という趣味しか共有できなくなってきた夫との数少ない2人時間になっている。

(決して不仲というわけではなく、フランスにいるとできることが限られているから!)


10月からはキムタクのグランメゾン東京。

別にキムタクドラマだから観たってわけではなく、自分の住むフランスが日本のドラマでどんな風に切り取られるのかなあと興味本位でみたら、めっちゃ面白かった。

なんならフランスのシーンは最初しか使われなくて、話のほとんどはキムタクが最後かっこよくなるように終わる話ばかり。

でも、このドラマは周囲のキャストで話もきちんと進んでいくし、なんなら脇役が豪華で、ただのキムタクドラマでは終わらなかったことが成功の秘訣だったと思う。(評論家気取り)

このドラマを観るのが、日曜日の楽しみだった。


で、現在は大河ドラマの「麒麟がくる」。

もともと明智光秀に興味があり、渡仏前には滋賀県の坂本城跡や明智家の菩提寺である西教寺にも足を運んだほど。

これは観ないはずがない。

長谷川博己ファンの友人からすると、このドラマは非常に面白くないらしい。

たしかに、主人公であるはずの彼の出番は過去の大河ドラマと比較しても格段に少ないのは事実ではあるけれど。

でも私は、毎週かじりついて観ている。

人生の前半が謎のベールに包まれている明智光秀をどのように描くのかも毎度楽しみだし、何よりも周りの登場人物の話がよい。

特に、染谷将太の織田信長が出てくるとわくわくする。

むしろ主人公だれ?って勢いで、明智光秀は普通の人なのだ。

でもこの普通の人っていうのが実はポイントで、この時代に普通の感覚をもった武士というのがこれまた面白さと興味を醸し出している。


昨日の回は、初めて長谷川博己が長く出ていた。これを特筆するくらい、本当に出番が少ない…。笑

でも、昨日の主役はやはり、おじうえ(西村まさ彦さん)だったと思う。泣けたね。夫が横にいなかったら、結構泣いたと思う。

家を守る気概、日本人だねぇと泣かせてもらったよ。


そんな毎週楽しみにしている麒麟がくるも、そろそろ放送が中止になるんだとか。

コロナの影響で撮影が止まっているらしい。

スタート時のトラブルといい、日本人的感覚で言わせてもらうと、一度お祓いをしたほうがいいのではと思うレベルではある。笑

これも明智の力なのかしら?


外出禁止令中は、一生懸命フランス語を勉強しようと思っていたのに、このドラマを含め、フランスに来て今一番日本語に触れ、楽しんでいる気がする。

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