積まれていくダンボール|2020.07.25(sat)
いつものように、近所のカルフールへお買い物に行く。普段はモノプリを利用することが多いのだけれど、基本的に人が多いことから、買い足し程度のときには、決まっていつも空いているカルフールエクスプレスを利用。
ここの店員には、一人絶対にマスクをつけない人がいる。3月末からのロックダウンの際にも彼だけはマスクを着用せず、他の店員とじゃれ合っていた。この人がレジについたら本当にいやだ…と心底思っていた。彼が近くを通る際は、こちらがマスクをしていても、思わず息を止めていたくらい。
が、なんと今日彼を見たら、マスクをしていた…!というのも、フランスでは今週から屋内でのマスク着用が義務化されたのだ。罰金は135ユーロ。むしろこれまで義務ではなかったことに少々驚くのだが、この兄さんすらもつけるようになったか、と小さな感動を覚えた。
義務化、万歳!
荷造りで部屋の様子が変わる前に、家の中の様子を思い出と記録のためにビデオで撮影する。トイレや納戸まで隅々とコメントをつけながら動画を撮り進めた。いつかこの映像が昔のことのように懐かしく思うときがくるのだなと感傷にひたる。
そしてその後、いよいよ荷造りを開始。今日は主に書籍類を。夫の仕事関係のものとはいえ、我が家の荷物における本の割合は結構高い。
一方で書籍を除く生活用品は、渡仏時は10箱程度だった。滞在中に特別増えたものはないので、帰りもきっとそのくらいだろう。
フランス語学校に通っていたときのノートなどを見て、捨てようかどうか迷う。夫は迷ったらとりあえず取っておいて、最後に入らなかったら諦めたらいいと言ってくれたが、私は基本的に迷ったら捨てるタイプだ。「物が多い」ということがあまり好きではなく、割とサクサクっと断捨離を行なってしまう。
途中で夕食をはさみつつも、その日のうちに書籍系の荷造りは終了。ガランとした本棚とその横に積み上がる箱をみると、昨日まで暮らしていた家とはがらりと雰囲気が変わったように感じる。ちなみに書籍だけで6箱になった。
夜は夫と晩酌タイム。私はお酒そのものはそんなに好きではなく、むしろおつまみが食べたいがために晩酌に付き合うことが多い。
今夜は去年から飲めるようになったビールを、たこやきと焼きそばをアテにくいっと飲んだ。といっても、250mlの瓶を夫と半分ずつ。ソースの甘辛い味がこんなにもビールと合うなんて信じられない!
普段なら一度コップに注がれたら満足するのだけれど、その美味しさに魅了されて、もう一本瓶を開けてもらった。
ちなみに私がフランスで飲めるビールは「1664」というもの。日本のビールの味をよく知らないので、何に似ているとは表現できないが、夫に言われてみると、軽い口当たりで飲みやすいらしい。
ソースたっぷりのお好み焼きとビールの組み合わせを早く味わいたくて、今は帰国が待ち遠しい…!