いんげんの新定番!だし要らずでも旨み薫る「海苔おひたし」#41
皆さん、いんげんはお好きですか?
いんげんと言えば王道は「ごまあえ」ですが、ごはんのおかずにはなり得ない!と思っているわたしです。
|いんげんは「ごまあえ」だけじゃない
「いんげんの好きなレシピ」がこれまでなかったので、6月中旬から10月頭までの約4ヶ月のシーズン中、一度買うかどうか、というくらい登場回数が少ない食材でした。
しかも「いちおう、買っておく…?」みたいな義務感に駆られて買っていた気がします。(なんの義務感…?)
世の中的にも、人気食材というより地味なグループに属するんじゃないでしょうか。
この時期の人気食材と言えばやはりナス・ピーマン・トマトあたりで、いんげんはひっそりと悪目立ちしないように売り場の隅にいるような存在です。
「いちおう、買っておく…?」という義務感は、まだその野菜の美味しさを知らない時やうまく使いこなす術を持ち得てない時に起こります。
「今年こそ、この野菜を美味しく料理したい」と思って、恐る恐る手を伸ばすのですが、結局は時間がなくてごまあえで妥協。
しかも、ごまあえの配合もうまくいかず…。あまり納得いかなければ、また次も買いたいと思えない。負のスパイラルに陥ります。
「今年こそ」を何年繰り返したでしょうか…
今年はnoteという発表の場があるので、いつもと意気込みが違いました。
やはりアウトプットする、人に見せる、と思うとやる気スイッチが入るものですね。
では、そろそろ作り方にまいりましょう!
|材料
いんげん…80g程度
塩…小さじ1/2
焼きのり…切ったものを2枚
醤油…小さじ1
みりん…大さじ1/2
水…大さじ2
|作り方
いんげん80gは筋をとって、食べやすい長さに切ります。
6.7月のいんげんはまだ柔らかいので手でも切れます。お盆を過ぎるとだんだん固くなるので、包丁で切るのがおすすめです。
いんげんに、塩小さじ1/2を振ってこすりつけるようにします。
こうすると、うぶげが取れて味の染み込みと口当たりが抜群に良くなるんです…!
ちょっと面倒かもしれませんが、絶対外してほしい下ごしらえ。使う塩は、荒塩など安いやつでOKです。
ふっとうしたお湯に、塩がついたままのインゲンを入れて、1〜2分ゆでます。
ゆで時間は、小指より細いなら1分。小指より太いなら2分目安で。気持ち硬めがちょうどいいです。
平打ちパスタのようなモロッコいんげんの場合は、2分を目安にしてみてください。
ゆで終えたら、ザルにあげておきます。
小鍋か耐熱容器に水を大さじ2、みりん大さじ1/2を入れて、ふつふつする火加減で1分熱します(これを「煮切る」と言います。)
加熱すると、みりんに含まれるアルコールが蒸発するんです。
みりんの量はわずかなので気にならない方もいるかもしれませんが、本みりんには約13%のアルコールが入ってるので、お子さんに食べてもらう時は「煮切る」ことをおすすめします。
本みりんではなく「みりん風調味料(アルコールは1.0%未満)」を使っている方は、この工程はなくて大丈夫ですよ。
▼ちなみに、わたしが使っている耐熱容器は「野田琺瑯レクタングルS」です。Mもよく使います。家族が3人以上ならLも便利だと思います。
火から耐熱容器を下ろし、醤油小さじ1と焼きのり2枚をちぎって入れます。
のりの旨味がこのレシピのキーなので、美味しい焼きのりだとなお良し!
いんげんを加えて全体を混ぜます。
のりが蒸気でトロッと溶けてだし代わりになってくれるんです。
おひたしってやっぱり香りの良いおだしで作ると美味しいんですよね。
でも、わざわざおひたしを作るためにだしをとるなんて面倒の極み…(したくありません...!)
だから、のりの旨味を利用するんです。
あぁ、のりの薫りがふわっと鼻に届いて、口いっぱいに旨みが広がります。
ごはんはすすむし、もうっ最高…!
日本人で良かった…と、しみじみ思う一品です。
|わたしの推し「焼きのり」はこれ!
ここで、わたしが溺愛しているのりをご紹介しますね。
・新撰佐賀のり焼のり50枚
わざわざネットで取り寄せてでも食べる価値ありな一品です。
たかがのり、されどのり!!!
(自信を表して、ビックリマークを3つにしてみました)
佐賀県出身(有明海)の認定講師からイチオシされた本物の美味しさですよ〜。ただし、これを食べたら元には戻れなくなってしまうことを覚悟してくださいませ。
白ごはん、塩、新撰佐賀のりがあれば、涙が出るほど美味しいおにぎりが作れます。
ぜひ皆さんも今後スーパーに行った時には、積極的にいんげんに手を伸ばしていただけたら嬉しいです。
今のわたしはもう、いんげんまっしぐらですよ…!
|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引
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発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。
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