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高機能自閉症の私が生きやすくなった考え方

今日は、高機能自閉症の私が、生きやすくなった考え方について話そうと思います。

まず、高機能自閉症とは、ネットから引用すると、
『対人関係や社会的コミュニケーションの困難』と『特定のものや行動に置ける反復性やこだわり』などの特性が幼少期から見られる発達障害です。知的発達の遅れを伴わないことが特徴です。

と、あります。

この高機能自閉症の辛いところは、周りと違う自分を客観的に見れてしまうところだと思う。
みんなと同じことが出来ない自分や、空気が読めない自分を、自分でも分かってしまって、集団の中に入ると、居た堪れなくなったり、すごく恥ずかしかったりして苦しい。中々いられない。引きこもりや無職になりやすい。

知的発達の遅れがない分、周りの人に中々理解されないのも苦しい。

通信制の高校を卒業したあと私は、バイトを始めてみるもほとんど続かず、ほぼ引きこもりになった。
毎日人と自分を比べ、自分を責め、消えてしまいたかった。

そんな中でも、自分はどうしてこんなに生きてるだけで辛いのか、少しでも楽になりたくて、心理について勉強してみたり、自閉症について調べたり、色々考えてみています。

最近少し腑に落ちた考えが、”考えるから苦しい”です。
周りの人と違う自分を責めても、何にもならないし、意味のないことをぐるぐる考えても、疲れるだけだなと思ったのと、

もう1つは、
”自分の障害を認める”です。
私は、自分の障害を中々認めることが出来ませんでした。
勉強もそれなりに出来たし、人とのコミュニケーションも、苦手だけど取れないわなく友達もいました。手先も器用で色んなものを作ることも出来たし、自分は普通だ!そのうちもっと出来ることが増えるかもしれない!と根拠のない希望を持っていました。
でも今が積み重なって未来になる、という言葉を聞いたときに、日常生活をただ送るだけでしんどくて、外に出ることも難しい、ただの私がいました。

私は、自分の障害を認めるしかないんだな、この体の怠さや、人と関わることの難しさは、治るものではないんだな、と思いました。
最初はすっごく落ち込んで、過食をしたり、死にたいと考えていましたが、少しずつ、自分を受け入れることができてきました。
私には出来ないこともいっぱいある。それでも、私の生活には楽しいことも、幸せを感じられる時間もある。毎日の繰り返しが嬉しい何にも縛られず、出来ることだけやって自分のペースで暮らせることをとても贅沢に思う。
出来ないことのメリットは、しなくていいということだと思う。

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