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ゆるゆら音楽映画放談

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レビューやつらつらっと書いた感想置き場的マガジン。音楽関係はだいたいここ。
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2022年2月の記事一覧

救いと好きのかたち

救いと好きのかたち

 Twitter上の様々な呟きを辿って、思った。ご本人発信のシェアはさておき、紛争や戦争と個人名をリンクさせたくはないな、と。

 たとえば、平和を祈る曲は世の中に溢れている。けれど、それらをシェアリングする時に、勝手に戦争と紐付けるのは何だか少し悲しい。

 勿論、どのような表現も個人の自由だ。でも推し活に他国の艱難を利用しているような風情になりかねないのでは、とぼんやり思ってしまった。そこでは

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オンラインの恩恵

久々フィッティングのために外出したら、夜に微熱。この「出掛けたらしなしなになる」という状態、体力がまったく初期レベルだななどと独り言。
休みながら、のんびりKEEP ON ASAGIRI JAMMIN'を視聴。恩恵だなあ、としみじみ。期間限定でアーカイブもある。場所も時間も縛られないという自由が、思わぬ広がりを生むこともあるだろう。音楽と繋がる機会がたくさんある豊かさ、この先も失われてほしくないな
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楽しむ、をそのままに

楽しむ、をそのままに

 見つけたらラッキーらしいスターアポロ。

 フォロワー諸氏がざわついていた。察するに、好きなミュージシャンに対するスタンスの違いか何かだと思う。よくあることだ。
 何があったのかは知らないが、推し事くらい好きにすればいいと思う。押し付けるとか圧力とかやらかしはどうかと思うけれども、そうでない限りは自由なのだ。自分の城をほいほい易々と明け渡す必要など、ありはしない。

 Twitterには、フォロ

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音がして、そこに

音がして、そこに

 パシャ、と独特の音がして振り返ると、そこにはカメラがあった。
 今でもよく覚えている。不意打ちできょとんとしているわたしに、また構えられるカメラ。
 ──いやいや、わたしはそういう対象じゃないから。
 慌てていると、先輩が間に入ってくれた。もうかなり昔の話になる。

 撮っていいかどうかを予め尋ねられていたならば、別にそこまで驚かなかったかもしれない。スタッフと呼ばれる人にすらも、カメラを向けた

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