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夏の終わりに・・

近づく夏の足音をかき消すように
静かに降りしきる雨が
この悲しみの全てを洗い流してくれればいいのに

夜更けに鳴り響く携帯電話が
あなただけを知らせる着信のメロディ
いつも楽しみにしていた筈なのに

季節が変わり夏草の香りが鼻にかかる今でも
分かっているのに消せないでいる

まるであなたに出逢う前の
鳴らない電話に不安にばかりなっていた
あの頃に逆戻りのよう

どんなに遠くにいても離れていても
あなたの心と通じて居たくて
初めてプレゼントし合った携帯電話は今
夜の度に哀しみと切なさを連れてくる

わたしは未だ 変われずにいます

静かに打ち寄せる波が
この胸に残る思い出をさらってくれたらいいのに

この夏が、終わる頃には・・・



Words written in 1995.
from "黒歴史ポエム"


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。