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Words written in 1995. from "黒歴史ポエム"


『飛べない翼』


僕なら君を救える
僕なら君を守ってやれる
本気でそう思ったんだ

君を苦しめ傷付ける躾という名の虐待から
君の自由を奪い続ける愛という名の縛鎖から

牢獄に捕われた自由意志を
身を守ろうと息を殺す君の自我を
僕なら解き放ってあげられると

待っていて
今すぐ迎えに行くから
待っていて
僕が救いを君に捧げるから

それが救いだと疑いもしなかった
大人の事情なんて誤魔化しにもならないと

背反の意味を知らず
未来永劫 君を救うその背の翼になりたかった



過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。