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Words written in 1993. from "黒歴史ポエム"


「遠い記憶」


木々の隙間から届く真夏の木漏れ日
光の微粒子に包まれながら
振り返る君に夏よりの風が吹く

遠い記憶の欠片に散りばめられた
懐かしい恋の後姿は
もう何度目かも分からない夏を超えてなお
消えることのない青く苦い想いとなって
この胸を締め付ける

風の香りから甦る思い出の街並み
記憶の微粒子に包まれながら
めぐり来る夏に刹那さの傷が痛む

遠い記憶の欠片に散りばめられた
懐かしい恋の後姿は
もう何度目かも分からない夏を数えてなお
消すことも出来ない永遠の呪縛のように
この胸を締め付ける

季節に変わり目に揺らめいて
切なさを愛しさに変えた夏

永遠に叶わない恋に
また夏よりの風が吹く





過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。