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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる90】RPGのダンジョン「盛り塩の森」ってどんなの?

ちょっと前に、ツイッターで「#怖い話書くからリツイートして」的なハッシュタグが流れているのを見て・・・私はホラーやスプラッタの類の話が死ぬほど苦手なのにもかかわらず、「リプライ続きます」やその他の周りの人たちの類似エピソードに至るまで一話ずつ丁寧に、全部見てまわってしまったんです・・・。もともと特に苦手なのは「血みどろの幽霊の顔のアップ」とか「動画で分かる血みどろ幽霊」といった「悪意に満ちた幽霊の迫真の表情」などのリアルな幽霊の怖さというか、幽霊の死んでいるはずの表情というか・・・正直マジで幽霊の顔など知らなくていいと思うっていうか・・・。

とにかく、ハッシュタグで検索して見た感じ、ネタっぽいものもけっこう混ざっていたし、ツイッターの140文字ずつのつぶやきなら大して怖くないだろうと思って見てしまったのですが・・・そこそこガチっぽいものもあって。めぼしいものはひと通り読み終え、一呼吸おいて自分の部屋を見回して・・・急に怖くなっちゃって。シャワー浴びるとかもう無理。あんな空間で目をつぶったり、シャワーカーテンの向こう側が怖すぎるだろ!ってなっちゃって。翌朝まで待って浴びたのですが、それでもちょっと怖かったです。

さて、本日のお題はそんな怖がりの人が素人知識でやってはならないであろう儀式「『盛り塩』の森」というダンジョンを考えていきます!

「盛り塩」とは?

霊感のある知人の話によると、そもそも「視える人」と「視えない人」は根本的に、脳のフィルター機能のようなものが違っているとかで、視えない人はずっと視えないままだといいます(本当、一生視えなくていいです!!)。

「盛り塩」はいわゆる魔よけのようなもので、主に「視える人」が「憑りつかれた人」のためにできることを助言する際によく出てくる印象です。それだけ素人でもやりやすい対策なのだと思っていますが、実際どのような効能や意味があるのでしょうか。

玄関先や部屋の端などにお塩を三角の状態に盛って置いておく盛り塩は、日本でも古くから厄除けや魔除けの風習として現在でも行われています。
元々は中国の古い故事から始まったとされていますが、日本でも奈良や平安時代には伝わっていて、家の戸口に盛り塩をしていた歴史があります。
現在では厄除けや魔除けといった悪い気を家に入れないようにして、良い気を得るといった意味で置かれていることが一般的です。
神聖な塩で人が亡くなるのが続かないように、災いや穢れを清める意味で盛り塩が利用されることもあったのです。
現代でも盛り塩によって災いや穢れから身を守る意味で使われることもあります。
水回りも運気が滞りやすい場所です。トイレやキッチン、お風呂場などは厄が溜まりやすいので盛り塩を置いて、浄化していくと滞っていた気が巡るようになります。

出典:盛り塩の知識を誤解しているかも?正しい盛り塩の役割と方法
よりそうのお葬式

この記事によると、「盛り塩」は災いや穢れを清めるための神聖な儀式で、玄関・台所・トイレ・お風呂などに盛り塩を置くと良いとされているようです。他にも色々、方角なども影響するようですが・・・。不運を退け、幸運を呼び寄せる風水的なもののようです。

盛り塩は危ない?正しいやり方でやらないとヤバイ?

調べてみると、「盛り塩の正しいやり方」という主旨の記事もたくさん見つけました。これらの記事では「やり方を間違えると、悪いものを自室に封じ込めてしまう結果になる」など、様々な注意事項があるようです。

「盛り塩」を置く場所や部屋は常に清潔にしておくこと、「盛り塩」に使う塩は粗塩で、白いお皿に円柱形に盛り、量は10グラムほどあれば十分である、など詳細な条件を確認することができます。

うまくやれば、邪気払いだけでなく、商売繁盛といった開運も見込めるとのことですが・・・私はこのようなやり方で開運を願うのはとても怖いのですが・・・。

盛り塩の効果については、「ちゃんと開運も見込める!」という記事もあれば「自分でやるのではほとんど無意味」と言っている記事もありました。下手をすると邪気を自室に封じ込めてしまう事態になりかねないとのことなので・・・個人的には、それなりに風水に詳しい専門家の指導の下で行った方が良さそうに感じます(何のPRでもなく、素直にそう思います。こういう神聖な儀式って、素人が適当にやるのだけは止した方がいい)。

RPGのダンジョン「盛り塩の森」ってどんなの?

さて、そろそろお題に移りましょう。

「盛り塩」は、置くべき場所がある程度方角や決められているようです。

盛り塩を置く場所は、家の中心から見て東西南北の4つの方角と、北北東にある表鬼門と南南西にある裏鬼門です。

出典:盛り塩の置き場所は?玄関・トイレ・お風呂へ置く意味を解説

つまり、「盛り塩の森」においても、この基準に則って、「盛り塩」がある場所とない場所があるはずなのですよね・・・。

ちなみに、「RPGにおけるダンジョン」の性質については、過去にまとめているので改めてここで再掲しておきます。

ダンジョンの目的・役割
RPGには様々なダンジョンが登場します。しかし、なぜユーザーはダンジョンを攻略しようと思うのでしょうか。それはクリアする目的があるから。つまり、ダンジョンというものはプレイヤーがゲームのストーリーを進める上で必要な何らかの役割を担っているのです。分かりやすくいうと、ポケモン初代におけるダンジョン「むじんはつでんしょ」には伝説のポケモン「サンダー」がいるし、シオンタウンの「ポケモンタワー」を最上階までクリアすれば「ポケモンのふえ」が手に入る。まあ、前者は必須のイベントではないのですが・・・ダンジョンにチャレンジするに値する対価が用意されているわけですね。

出典:【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる64】RPGのダンジョン「自動販売機の巣窟」ってどんなの?

つまり、ダンジョンというのは何らかの目的を持って挑むもので、そこにはチャレンジに値する対価が用意されているというわけです。

RPGのダンジョン「盛り塩の森」

かつて邪悪な魔物たちが世界に解き放たれたとき、村人たちによる邪鬼封じ「盛り塩」が誤った方法で行われたため、「盛り塩の森」には、滞留した邪悪な魔物たちの巣窟となっていた。もちろん、勇者が己の剣の実力で魔物をやっつけてもよいのだが・・・広大な「盛り塩の森」には無数の魔物が生息しており、視界も悪いため分が悪い。

そこで勇者は、「盛り塩の森」の「盛り塩」を正しい配置に組み換え、正しい邪気払いを実践することにしたのだった・・・。


私は「盛り塩」を実践するつもりはないのですが、金魚の薬浴のために定期的に水槽に塩を加える「塩浴」を実施することがあり、その際は一時的に変えの塩を計って部屋に置いておくことがあります。

これは絶対に「盛り塩」ではないと思うのですが、間違っても邪悪なものを封じ込めてしまわないよう・・・金魚の水替えはスムーズに行いたいと思います!!


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