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英語を話すのがはずかしいあなたへ。ネイティブ《じゃない》英語を聞こう!
アメリカ帰国の私ですが、英語をしゃべれるようになったのは、日本に帰ってきてからでした。
英語を学習中の皆さんは、リスニングの勉強に、どんな+α教材を使っていますか?
海外ドラマでしょうか?YouTubeでしょうか?大多数の方がネイティブ英語を消費していると思います。
ネイティブの英語は、
英語耳をきたえる。
英語特有の言い回しを見つける。
発音を勉強して、近づける。
こういった目的には抜群の方法です。特に最近は無料で見られるコンテンツが充実していますね!
でも、これを極めてしまうと、落とし穴にはまってしまうと私は思います。
それは、ネイティブ英語をしゃべれないと「恥ずかしい」「間違いだ」という思いです。
この記事では、その思いこみを解消するヒントとなる、「ノンネイティブの英語に触れることで起こるいいこと」を二つ紹介したいと思います。
最後には、おすすめのYouTubeもご紹介します!
◇ ◇ ◇
ネイティブ英語だけを聞く落とし穴
ネイティブ英語《だけ》の環境にいると、じつは世界には、いろいろな国の人が話す、いろいろなアクセントの英語がある、ということを忘れがちです。
ネイティブ英語と自分の英語を比べて、
アクセントが恥ずかしい。
間違えるのが恥ずかしい。
幼児みたいな文章になってしまうのが恥ずかしい。
と、話すのがこわくなってしまうのです。英語を学習するみなさんなら、一度は通る道ではないでしょうか?
私の経験を少しお話しますと、12歳の時、英語力ゼロの状態でアメリカの現地校に放り込まれ、カリフォルニア英語のネイティブに囲まれる生活が始まりました。
移民国家とはいえ、移住してきたばかりの外国人(私)はやはり目立ちます。
さいわいなことに、面とむかって笑われたり、悪口を言われたりしたことはありませんでした。
でも、
・ 勇気を出して発音をしたのに何度も聞きなおされ、挙句の果てにはあきらめてプイとそっぽを向かれた
・クラス全員の前で「15」を「フォーティーン」と言ってしまった(簡単な小数点の計算だったので、バカだと思われたに違いない、と落ち込みました)
・外国人の間で、アメリカ人生徒と仲が良い子はきまってなまりがなかった
・スーパーで、ママと私の英語を聞いて態度を変える、心無い店員がいた
といったことが重なって、どんどん自意識過剰になっていきました。
一年ほど経って、読み書きやリスニング力がついた後も、スピーキングのハードルだけが爆上がりしていました。
「まちがえたらどうしよう。変なイントネーションで言ってしまったらどうしよう。笑われたらどうしよう。ばかにされるにちがいない」という思いが先走り、のどに重い石がつっかえたようで、言葉が出てこなかったんです。
友達を作りたくてしょうがなかったのに、「誰にも話しかけられませんように」と祈る毎日でした。
◇ ◇ ◇
いろいろなアクセントを聞くと起こる、いいこと2つ
こんな私に変化が訪れたのは、なんと日本に帰ってきてからでした。
高校から大学にかけて、アメリカ以外の帰国子女・留学生と出会って、いろんな英語に触れたんです。日本語なまりの英語、シンガポール英語、中国なまりの英語、スペイン語なまりの英語。。。など実にカラフルでした。
ここでいいことがふたつ起こりました。
①「正しい」英語をしゃべるプレッシャーから解放された。
これだけいろいろな英語があるとわかると、「カリフォルニア英語が絶対ではない」と気づきました。
英語を使う場面というのは、「多数派」のアメリカ人の中で「少数派」の外国人である私が話す、という場面だけではありません。
台湾人とドイツ人とエクアドル人が学生寮で、それぞれの国のお菓子じまんをする、といった場面もあります。ここでは「多数派」がいないし「正しい」英語というものさしもありません。
だからこそ、内容の楽しさに惹かれるようになりました。
一生懸命、伝えるっていいな。
つたわるじゃん。
たのしいじゃん。
日本語ではまず交流できないような国の人と話せる、と気づいたとたん、英語の持つ魅力が1000倍くらいになりました!!
アメリカ時代の私であれば「こんなへたな英語はずかしい。。。」と思って口をつぐんでいたと思いますが、今ではあまりにもったいないので、気にせずにしゃべります。
②アクセントがあっても、間違っても、バカになんかされない、とわかった。
なまりのある私の英語は、受け入れられないのでは。。。とびくびくしていた私ですが、まったくそうではないことが判明しました。
というのも、アクセントがあるすごい人、尊敬される人はゴロゴロいるんです!(←あたりまえ笑)
この12年間で、同級生や研究者、ビジネス界の著名人、上司、インフルエンサーなど、ノンネイティブの方にたくさんめぐり逢い、感銘を受けてきました。
そういった人たちは決まって、
堂々としている
アクセントを気にしていない。伝えたい内容が伝えられればそれで◎
誰にも誠意をもって接する
といった共通点があります。
英語でアクセントがあるということは第二言語をがんばって取得したあかしです。そして国際社会で第二言語を使い、ネイティブと肩を並べて偉業を達成しているということでもあります。
一般のコメントに目を向けても、アクセントがステキ!興味深い!〇ヵ国語喋れてすごい!というポジティブなものが目につきます。
アクセントのある英語は、決して足を引っ張るものでも、自分を小さくさせるものでもない。ほらだって、先輩方はかっこいいじゃないか!魅せ方は自分次第なんだ!と、実感したのです。
◇ ◇ ◇
ノンネイティブの英語は、ネイティブの英語とは違い、テスト対策や発音の練習に使うものではありません。
でも私はノンネイティブの英語に救われました。
自分の英語に対する不安から、英語を使ってこそ見つけられる絆に、楽しさに目、を向けさせてくれたからです。
このおかげで、怖さを少しずつ克服し、世界を広げることができました。
実際に話す相手を見つけることは難しいかもしれないけれど、リスニングならいくらでも材料があります!
英語を話すことに対し、こわさや恥ずかしさが先に立ってしまうあなたこそ、
「いやいや、こういう英語もあるんだよ!世界が広がるんだよ!」
と、自分の手を引いて見せてあげる気持ちで、見てみましょう!
◇ ◇ ◇
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インタビュアーの方を始め、いろいろなアクセントのオンパレードで楽しい✨ お話も面白いですね!
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メンバーのStefanとAmmarはスウェーデンとエジプト出身。いつもポジティブな4人組が、世界各国から心温まるストーリーを届けてくれます。ロンドンのタクシー運転手とドライブした動画は心動かされます!
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いろいろな気づきをもたらしてくれたアメリカでの三年間を、当時の日記をそのままアップするという方法で更新しています。よろしければフォローをお願いします✨
About Me
都内OL。24歳。
某北関東のド田舎出身。
2011年:中学一年生の時に親の駐在に付帯して南カリフォルニア州アーバインへ引っ越す。
2014年:9月生入試で、帰国子女が多い高校へ進学。
2017年:一般入試で、関西の国立大学へ。京都で4年間一人暮らし→うち一年はシアトルの州立大学へ交換留学。
2021年:休学し、留学生の就職支援をする会社で長期インターン。
2022年:外資系のIT企業に新卒入社。
書くこと、自転車に乗ること、旅行にでかけること、カフェ巡りをすることが大好きです✨
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