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妄想ウェブサイト#4 ヒガシ大学都市計画デザイン研究室

ナツデザインではデザインのサンプルとして、様々な架空の企業やサービスのWebサイトを制作・公開しています。「妄想ウェブサイト」シリーズと題して、1本ずつ「どんな妄想(設定)から生まれたサイトなのか」「制作のこだわりポイント」などご紹介していきたいと思います。第4回目は、ヒガシ大学という架空の大学の都市計画デザイン研究室のWebサイトです。

サイトURL→https://natsudesign.main.jp/higashiuniversity/

今回のサイトの設定

———世界で初めての都市が生まれてから約1万年ほど、人類は快適に暮らしていけるまちづくりを模索し続けてきました。しかし、それでもまだ私たちの住む都市には考え直さなければいけない点が多くあります。大気汚染など都市ならではの環境問題、そして、限られた地球の資源で現在のような豊かな暮らしをいつまで続けられるのかということです。ヒガシ大学都市計画デザイン研究室ではデザインと工学の力で、この永遠の課題に取り組んでいきます。
という設定で、今回は架空の大学の研究室サイトを作りました。

Web制作の仕事を始めるまで、学校が持つWebサイトというと「受験生に向けた学校全体のサイト」と「在学生への連絡用に作られた学部ごとのサイト」の2種類のイメージしかありませんでした。
そんな中、少し前にギャラリーサイトを見ていて、こちらのサイト(早稲田大学下川研究室のWebサイト)を見つけました。研究室単体のサイトでありながら大学全体のサイトにもひけを取らないデザインで、今までの自分の中の学部・研究室のサイト像を打ち壊すものでした。
同じ大学の中でもより熱意のある生徒や寄付を集めるためには、他の学部・研究室に負けない、アピールのあるWebサイトを持つ必要が出てきているのかもしれません。

大学は個人的にも、学生時代で1番好きなことを思うように学べたよい思い出のある場所です。ぜひテーマにして1本作りたいと思い、今回のサイトを制作しました。


デザインのポイント

想定した学部は都市計画デザイン研究室なので、おそらく実際に存在したら工学やデザイン・建築など扱う学部になるのかなと考えました。そこから発展して、今回のメインのモチーフは建築物など何かの「骨組み」を思わせる構造体です。
実際のサイトでは、トップの画像が呼吸をするようにゆっくり点滅します。お時間のある方はぜひ数秒立ち止まって、ご覧になってください…

完成してみるとあっさりした見た目ですが、制作中はなかなかに手強いビジュアルでした。構造など練りに練ってきちんと下書きまでして作った図形よりも、PC上でちゃちゃっと線を引いて仮で作ったものの方がカッコよく仕上がる場面もあり、ちょっとフクザツな気分です。
下の宝石のビジュアルはランダムに線を引いて作った図形を反転→オリジナルの図形と合体させて制作しました。

背景は真っ黒。黒地に明るい色を乗せると、それだけで光って見えて便利です。他の色だとこうはいきません。つくづく不思議な色だなあと思います。
同じ色の線でも他の色背景の上に載せると、糸で作った立体のような、もう少し物体としての存在感がある仕上がりになる気がします。白以外にも黄色やピンクなど蛍光色の線は、黒背景に乗せると光ります!


次回はテイクアウト専門、架空のおにぎり屋さんのWebサイトをご紹介します。お楽しみに!

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