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仕事は手段なのか?目的なのか?

昭和・平成と教育の在り方は終身雇用を前提とした就職するための教育だった。

しかし、令和時代となってこの考え方自体がオワコンと言われているかもしれない。
マルチステージへ時代が流れている中で仕事への考え方も変化してきた。

今までは、一つの仕事を定年までやり遂げるといった終身雇用型だったが、教育が変われば仕事に対しての考え方も変わってくる。

その教育とは個性を伸ばす教育。
更に複数の収入源となるポートフォリオ型の仕事に対してのスキルを学ぶ機会も増えてくるだろう。

今までの仕事一筋人間の特徴は会社依存型が多く見受けられる。
人生の中で仕事が最優先と考えていた人たちだ。
それは納得できる。
何故なら、今までがそのような教育だったから。

人は期待されるとそれに応えようとする。
子どものころから塾に通い、
いい学校に入学し、
いい会社に就職してほしい。
親の期待はどんどんエスカレートする。
こうなると、仕事が人生の最優先になのは仕方がない。

しかし、仕事の目的とはなんだろう?と考えてみよう。

人生100年時代と言われている。
20歳から70歳まで働いても50年。
100年時代の半分にしかならない。

人生の半分は仕事をしていないのである。
ならば、仕事とは生きるための手段である。
仕事に人生を捧げているわけではない。

とは言うものの、仕事で犠牲になることも少なくはない。
それだけ仕事とは厳しく辛いものでもある。

悩んだり、身体を壊したり、心が病んだり、誰もが順風満帆というわけでもない。

それは、仕事が目的になっているのではないだろうか?
仕事は生き抜くための手段であると考えるのであれば、
その手段は無限大である。

手段は数多くあれば尚のこと良い。
その手段を組み合わせてポートフォリオ型の仕事を行えばいい。
そのためにはスキルが必要だ。

転職、独立、Wワークなどが今度は当たり前になってくるだろう。

仕事を目的にしていると、このスキルを磨くことが疎かになる。
視野が狭くなり、バイアスが強く働く。
会社に依存するとこの傾向が益々強くなる。

このように仕事を手段と考える人が増えてくれば、社会も変わってくるだろう。そういった彼ら彼女らはスキルも高く、生産性も高い。
このような人材が集まれば会社も成長していくだろう。

米国と日本の企業の差はそこにあるだろう。
特にGAFAと呼ばれる米国の代表的な会社の社員のレベルと会社の時価総額を比べれば一目瞭然だろう。

日本はこれらのスキルや経験よりも学歴や偏差値で判断していることが多い。
採用担当もこれらを見定めることは非常に難しい。

会社に依存してしっかりし資産を貯め込むのもいいと思う。
しかし、会社を取り巻く環境が急変したときにその資産は直ぐに枯渇するだろう。
会社さえもなくなってしまうかもしれない。

そういった有形の資産を築くのももちろん必要だが、
スキルや経験といった無形の資産を積み上げていくことが大事になるだろう。

私はファイナンシャルプランナーである。
有形の資産ばかりを計算するだけなら誰でも出来るだろう。
しかし、私は無形の資産ほど最強なものは無いと思ってコンサルティングを行っている。

形あるものは一瞬で失うこともある。
しかし、無形の資産は失いことはない。

仕事においても目的ではなく、手段として捉えてほしい。

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