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🖼遺影写真の横に、生きてる母の写真が10/29

さて、父がHCUに入って数日経つが、病院からまだ連絡は来ていない。
つまりまだHCUから状況は動いていない。

それはそれとして、認知症の母は実家で生活を続けているので、行ける範囲で様子を見に行っている。

今日も、夕方実家に様子を見に行ったが、母に変調はないようだったので数日ぶりに客間で楽器を鳴らしてから帰ろうとしたら、突然母が入ってきた。

母は、
あんた、私の写真知らんね!?」
と言って入ってきたが、私が返答する前に、
「あーここにあった!」
と言って、床の間の、伯母の遺影の横に置いてあった自分の写真を手に取った。

いやちょっと待て。

母の写真は、先日公民館で撮った、まさに遺影サイズの大きめのバストアップ写真だ。

気に入っているのは分かるし、母が自分の遺影にしてくれと思っているのは分かるが、まだ生きているのに何故故人である伯母の写真の横に並べて飾った?

母にまだ生きているのにそんなところに置かないでくれと言ったら母が答えた。

「だって、あんたこれ、すごいよく撮れとろうが!」

いやだから。
そういう問題じゃない。

母は写真を自分の部屋に飾ると言って持ち去った。

ここ数日その写真は、玄関や父の部屋や母の部屋や客間を縦横無尽に行き来している。
持ち歩く勢いである。

だがまあ。
気に入ったようで何より…?

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。