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🍕介護面談(定例ケアマネ)と司法書士 9月16日

さて最近コロナだとか後遺症の中耳炎(これは現在進行形)とかで途切れがちではあったけれど、今更10日前の日記を残しておこうと思う。

この日は、午後に介護面談(ケアマネの定例のやつ)の予定が入っていたのだが、父方の伯母の遺産の関係で午前中に司法書士を訪れる予定にしていた。

家を出ようとした午前9時10分ころ。
突如、👾モンスターエンカウント(電話)が鳴り響く。
母だ。なんだ。

どうせ大した用ではないと認識しつつ一応取る。
「あんたね、なんかピザが届いたとよ、いっぱい。
冷蔵庫に入らんけん、たった今持って帰って!」

生協か?
ふるさと会か?
「いや、今から出かけるけん。
ピザって、どうせ冷凍かチルドやろ。
入らんのやったら、配送されてきた箱📦に保冷剤入れて置いとって。
どうせ午後は面談で行くから。」

「いや保冷剤とかない。」

嘘つくな、この間冷蔵庫にいっぱい入ってたぞ。

午前の話はここまで。とうぜんすぐ行くわけなどない。
自分の用事優先である。

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午前中は司法書士事務所へ。
ここについては内容を割愛。

昼食取ってから午後2時半ころ、面談に間に合うように実家に行く。

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…おらん。母が。
そしてなぜかテレビが付けっぱなしである(チャンネルはいつものNHK)。

またしても普通に面談の予定を忘れて庭に出ていた。

声をかけてケアマネージャーを待つ。
ケアマネージャーは時間通り午後2時には来訪したが、母はまたしても
「今日はなんやったかね〜。」
と言っていた。

面談すぐに、ケアマネージャーに、
「要介護2の認定が降りたので、介護保険証が届いていると思うんですが…。」
と言われたが、母は
「そんなの届いとったかねえ。」
という。

当然届いてるはずなので玄関の引き出しや書斎を捜索してみると、あった。
介護関係の書類はここへ」と母自ら書いたファイルを無視して、何故か、棚にしまってあった父の死亡診断書を入れていたA4の樹脂の箱を引っ張り出して開けて、しかも死亡診断書の下に介護保険証を入れ込んでいた。

これはなんのトラップだ。

とりあえず介護保険証を取って戻り、サービスの相談を始める。

現在、母は入浴のデイサービスを月金に利用しているが、三回に増やすかどうか。
入浴デイサービスは日曜以外らしいので、水曜日の生協を避けて月木土で調整できるか聞いてみたら、どうも木曜日が都合が悪いらしい。
この件は保留になった。

母は予定を書き留めると言ってカレンダーと筆記用具を持って来たが、何故かハサミを2本持って来た。

一桁の数も既に怪しい。

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残り時間、お待ちかねの母の生い立ちの話を聞いていたが、母の話は自分が公務員試験の第一期で三千人の中から三十八人しか合格しなかったというところから始まり、乳児を附設の保育園に預けて一生懸命働いたというところに飛び、おもむろに定年の時、当時の所長さんがこんな式辞をわざわざ書いてくれたものがあると取り出して来て、ケアマネージャーさんがどれだけ水を向けても父が登場しなかった。

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あんた一人で産んだんかというぐらいの記憶からの抹殺っぷりだったが、こちらはこちらで、なるほど母はこうやって父とのつらい思い出を記憶から抹消して、ふわっと「お父さんは立派な人やった」と、記憶の棚に上げているのだなと参考になった。

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なお、ケアマネさんが、いくら水を向けてもナチュラルに話が逸れていって父が登場しないこととについて疑問を持っていたのと、しっかりしているように見えるので介護認定が降りないのではないかと心配していたので、面談後、玄関先で、「父がクズすぎて辛い思いでを脳裏から抹消しているであろうこと」と、介護認定は「金の管理が自分はできていると思い込んでるだけで通信費や火災保険、介護費用は私が払っているため出来ていないこと」を説明したためであろうことを伝えると、ケアマネージャーは
「さすがですね!」
と言っていた。

物言い…。

あと、庭でケアマネージャーに聞いたのは、木曜日がダメだった理由は、うちの母と非常に相性が合わない人が木曜日を利用しているからだそうだ。
「お母様は、すごく明るくて楽しそうに皆さんと仲良くなさってるけど、その人だけはダメだったらしいんですよね。」
と言われたが、
「いや、うちの母はどうせ帰ってきたら悪口と陰口しか言ってないから本当は全員嫌いですよ。でも態度に出すのは余程のことでしょうから仕方がないですね。」
と伝えておく。

返事にはやや困っていたようだが、まあ嘘を伝えても仕方ない。

なお、ケアマネが帰った後、うちの母はピザを渡して来た。
自分の懸案事項は忘れなかったようだ。

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ちなみに寄越されたのはサラミとバジルの二枚である。
既に胃袋に消えました。



投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。