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👩介護面談(定例)と駐車場と買い物と 7/21

この日は介護面談だった。
午前11時からの予定だったので、午前10時40分頃に実家に行くと、何故かヘルパーさんの車がない(木曜日10:00〜11:00予定)。
家の周囲の工事をしているのは把握しているが、工事の車は一台なのでスペース一台はあるはずなのに何故だと思いながら実家に入ると、工事の邪魔になるので停めないでくれと言われて、向かいの家の駐車場の空きスペースに一時的に停車させてもらったのだという。

面談のケアマネージャーも入れ替わりで停めなければならないから、もう一時間貸してもらえるように母に挨拶をしてくれと頼んだら、徐に床に置いてあったジュースの箱から3本くらい取ってよろよろと挨拶をしに行った。
…その高級そうなジュースはなんだ、ふるさと会(郵便局)か?

間一髪入れ替わりでケアマネがきた。
工事業者に、一台分何故停めてはいけないのか確認したら、ちょうど家を一周して玄関先の雨樋をやっているので、万が一資材や道具が落下したりしたら車を傷つけてしまうからという理由だった。
自分の邪魔になるとかいう理由だったら許さんぞと思っていたが、車が傷つく可能性回避なら、仕方がないと言えないこともない。

ヘルパーさんと少しだけ話したが、うちの母のボケは着々と進行しているということで意見の一致を見た。

後生大事なカレンダー

今日の本題(介護面談)

今日の介護面談の内容は、
・8月からデイサービスを週三回に増やす。
・曜日は月木土
・ヘルパーは火曜か水曜にする。
ということだったが、認知症が進んでいる母は、当然何度も聞き返したり、聞いたことをすぐ忘れたり改竄したり忙しかった。

後生大事なカレンダーを持ってきて記入したが、記入した目の前のことをまた忘れてきいた。忙しいな。

ケアマネが
「生活の方は大丈夫ですか?」
と聞いた瞬間、ペンをとって戻ってきてソファに座ろうとした母がよろけた。
よろけた先がソファだったのでことなきを得たが、最近はよろけることも増えた。

来週書類を作ってきて署名をもらうと言って面談はつつがなく終わったが、ふと気づいた。
ケアマネ、母の生い立ち、今日は聞かなかった。
確かまだ四十代までしか行ってなかったが、人生半ばで挫折したようだ。
まあ、母は話していても、一番肝要なクズ父のこと割愛するしなあ。

ラフな格好にこちらがビビる

その後、私が母の予定の変更を自分の予定表にメモっていると、おもむろに母がやってきて、突然買い物メモを目の前に突き出した。

「あんた、これ買ってきてくれん!」
お断りします。

「スーパーに乗せていってやるから、自分で選び。」
母はブツブツ文句を言っていたが、意外と時間をかけずに玄関まで来た。
以前の母だったら考えられないラフな服装で。
それは部屋着では?

指摘してみたが、まあ、母本人がいいならいい。
ドラッグストアに先に寄るが、母は青いバッグひとつしか持ってきていなかった。
いや買い物入りきれんやろ。
ビニール袋大を二つもらう。
エコバッグも忘れるようになった。

塩昆布も家にあったよな…?

ちりめん昆布やら、アイスやら。
まあいつもの買い物なのだが、母のメモを後ろから覗いていて、頼まれなくてよかったと本当に思った。

メモには
「漬物
  大根
  その他」
と書いてあったのだ。

私はそこそこ母の好みを把握している気がするが、流石に品目で「その他」は無理。

母は、そのほかに、漬物コーナーで大きく「野沢菜」と書いてある漬物を右手で掴みながら
「野沢菜漬けってどれね!」
と探していた。

それです。

母は今日も元気であった。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。