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読書好き女子が2022年にガチでハマった本10選

2022年もたくさん本を読みました!

どれもおもしろいものばかりで、読書っていいなぁと改めて実感した1年でした。その中から特にハマったもの10作品をご紹介します。

シリーズ作品をまとめて1冊とカウントしている時点ですでに10選ではないのですが、ウンウン唸りながら選んだ10作品をどうぞご覧ください!

「おんなの女房」蝉谷めぐ実

デビュー作でドハマりした推し作家さんの待望の2作目です。

「エモすぎる江戸時代」というキャッチコピーで売られていましたが、本当にエモかった…。江戸に生きる人々の色んな愛の形を描いていて、夫婦っていいなぁと思えます。

作者の方は歌舞伎好きであることを公言されているのですが、この物語も題材は歌舞伎役者。江戸時代の歌舞伎役者の人気はハンパじゃなく、みんな楽しそうに推し活してるなぁ…なんて思いました。

歌舞伎の女形に嫁いだ女房の不思議な夫婦生活をのぞき見できる作品です。

「極楽街」佐乃夕斗

今年始まった漫画連載の中で1番おもしろいと思います。

中華風バトルファンタジーで、世界観もストーリーもドンピシャで好みでした。キャラクターもとても魅力的で、色んなかわいいと色んなかっこいいが見られます。

1巻だけでもめちゃくちゃおもしろかったので、今後の展開がとにかく楽しみ。数年後にはジャンプを代表する作品になっている気がします。

「ハリー・ポッターシリーズ」J・K・ローリング

中学生ぶりに再読したらおもしろくて、自分でも驚くくらいハマってしまいました。大人になってから読むと本から受ける印象も全然違うから不思議。

小説を読み返して、映画を見返して、もう1回小説を読んで、関連本を読み漁って…とかなり長い間楽しませてもらいました。小説はキャラ同士の関係性を濃密に描いているのがいいんですよね。

ファンタスティックビーストシリーズが続いているうちは、まだまだハリー達の世界を楽しめそうです。

今はとにかく「ハリー・ポッターと呪いの子」の舞台を観に行きたい。

「ワールドトリガー」葦原大介

バトル漫画では珍しい集団戦を描いている作品です。これがめちゃくちゃおもしろくてですね...!

独特のバトル要素を用いているので、世界観に馴染むまではちょっと時間がかかるかもしれません。しかしその分中盤からはかなりおもしろくなるので! 序盤で合わないなと思ってもとりあえず11巻までは読んでください。

ボーダーB級ランク戦が始まってからがワールドトリガーの本領発揮です。バトルのバリエーションの豊富さにじわじわハマっていくはず。

物語の世界観に馴染んできたら序盤のおもしろさもわかってくるという噛めば噛むほどおいしい作品になっています。

キャラクターもバトルの種類も豊富なので、オフィシャルデータブック片手に読むともっと楽しめます。

「方舟」夕木春央

みんな大好きクローズドサークルミステリ。読書好きの口コミでじわじわと広がっていったミステリという印象があります。一時はどこに行っても品切れでした。

年末に発表された様々なミステリランキングにランクインしていたので、これからもっと広まる気がしています。

内容に全く触れてないじゃないかって?中身については何も話せないんです。口コミやネタバレを一切排除して読んでください。

「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」泰三子

地方の警察官をテーマにしたお仕事漫画です。

これがもうめちゃくちゃおもしろいんですよ!今年このシリーズを一体何周したか。

警察官という仕事のシリアスな部分とコミカルな部分を見事に描いていて、そのバランスがすごいんです。ゲラゲラ笑ったかと思ったら次の瞬間にヒヤッとするし、真面目な話の途中で声に出してツッコみたくなるようなことが起こるし、もう感情が大忙し。

作者の方は元警察官で、なんと漫画を描くのは初めてだとか。警察官の仕事を伝えたくて漫画を描くようになったと言っていましたが、それでこのクオリティは天才すぎる。

残念ながら第1部は完結してしまったのですが、泰三子先生がまた「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」を描きたくなる日が来るのを楽しみに待つことにします。まだまだ回収されていない伏線もたくさんありますからね…!

そんな「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」は、実はコミックスの読む順番に決まりがあるんです。これを知っているか知らないかで初読の感想がかなり変わるので、以下の記事も合わせて読んでもらえると嬉しいです。

「イクサガミ 天」今村翔吾

江戸時代を舞台にしたバトルロワイヤルデスゲームというぶっ飛んだ時代小説。エンタメ性が抜群でスピード感があるので、先が気になって仕方がないです。

ただこれ3部作の1巻なんですよね。2巻はいつ出るの...!1巻は"こんな状態でおあずけなんてひどい...!"というラストなので、正直いうと3巻まで出揃ってから出会いたかったです。

一気読みしたい人はもうしばらく積んでおくのがおすすめかも。

「イエスかノーか半分か」一穂ミチ

「スモールワールズ」で知った一穂ミチさんですが、かなり好きな文章を書く作家さんだったので代表作も読んでみよう~と軽い気持ちで手に取ったら、とんでもない沼でした。

BL作品なんですが、お仕事小説としても最高におもしろい。私はもうこの作品の舞台になっている「旭テレビ」の虜です。

「あるかしら書店」ヨシタケシンスケ

大好きな絵本作家のヨシタケシンスケさんが描く不思議な本屋さんのおはなし。こんなのあったらいいなと思うような本がたくさん登場します。

ほんとこの人の世界観好きだわ〜。読んでいて心が温かくなります。

ヨシタケシンスケさんには私たちとは違う世界が見えているんじゃないかと思ってしまうような本です。

「今際の国のアリス」麻生羽呂

Netflixで配信されている実写ドラマの原作漫画です。

デスゲーム作品が好きなんですが、今まで出会ったデスゲーム漫画の中で圧倒的No.1のおもしろさでした。

気づいたら続編とスピンオフも一気買い&一気読み。ドラマと漫画を行ったり来たりして何周も楽しませてもらいました。

グロいのが大丈夫な人はぜひ読んでみてください!

最後に

2022年は小説も漫画もたくさんの良作に出会えて幸せな年でした!

もっと取り上げたい作品があったのですが、泣く泣く10作品に絞り込みました……。

noteでは、読書感想文コンテスト「#読書の秋2022」で早川書房賞と幻冬舎賞をいただき、読書アカウントとしても思い出の残る1年となりました。

引き続き2023年も読書を楽しめる年にしていきたいと思います。

皆さんもよいお年をお迎えください!

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