自閉的傾向
私は、どちらかと言えば、自閉的傾向があると思う。
それは、この仕事について、障がいと呼ばれるものをお持ちの方に触れ、学び、感じたこと。
私がこうして自閉的傾向と呼ぶのは、自閉症(今はスペクタルで、必ずしも三つ組に当てはまらない方も診断的には出るのかもしれませんが)という診断ではないものの、見通しにおける不安、が出ている方を見て、そんなことを感じたからだ。
見通しにおける不安は、普段通りでないと落ちつかない、場所が違うと不安、など、様々あると思う。
私はどちらかと言えば、普段通りでないと不安を感じてしまうタイプなんだと思う。
生活においては、できるだけ、流れを同じようにしてしまうし、そこから外れると、とたんに調子を崩してしまう。
けれど、考え方的には、臨機応変や適当、柔軟性などに重きを置いて、対応している場面もある。
こうした矛盾の中で私は生きているけれど、それはあくまで、土台がしっかりしているかどうか、そこが関係してくるとは思う。
土台作り、それは仕事において、一番重要視していたものでもある。
自閉的な傾向のある方でも、たとえスケジュールがずれてしまったとしても、土台がしっかりとしていれば、彼らも十分、柔軟……とまではいかないかもしれないけれど、対応ができるからだ。
土台さえしっかりと形作っていれば、仮に外れることがあっても、調子を崩してしまっても、その基本に立ち返ることができる。
そんな、流れを、重要に思い、形作ってきた。
それはまさしく自分にも言えることで、今、その土台が崩れてきているからか、こうした面が現れてきているのだろう。
あまりにも自分の想像とかけ離れているものや、事前準備を自分で行っていないけれど前に出ていかなければならないようなときに、自分の中でうまく消化できないのも、そうした見通しの面で不安があるからだと思う。
特に、気持ちが沈んでしまっているときには、土台、流れも乱れがちになってしまう。そんなときには、立ち止まってみるのもひとつなのだろう。
そうした自分の特性を踏まえながら、今、私に、何ができるのか。
そんなことを考えて、思考の整理を、していきたい。