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次のチームからは気をつけます。
これをnoteに書くことで、すっきりと昇華されるのか、もしくは心に澱としてどんよりと残るのか。わからないが、どうにも悶々としているから、ここに書きたいと思う。
***
次男の少年野球も残りわずか。
秋までずれ込んだ春季大会に優勝して、最優秀選手賞という個人賞をいただいた次男。
それから二週間ぐらい経ったある日。監督が、信者のお母さんに何やらブツブツと言っている。そのお母さんは、うちの妻に寄ってきて、こんなことを言った。
「こないだの個人賞のこと、監督にお礼言った?」
妻は、あわてて息子と、もう一人個人賞をもらった子のところに行き、監督のところへ行くよう促した。
練習の区切りがついて、息子ともう一人は、監督のもとへ。
「どれだけ経ったと思ってるんだ。こういうのは、すぐに来るもんだ」
周りにいるみんなに聞こえるぐらい大きな声で、監督はそう言った。
個人賞は自チームの指導者が決めている。
私は、「選んでやったんだから感謝しろ」という意味ではないと解釈するし、そうだと信じている。
「"活躍できるような指導をしていただいたおかげです"という意味のお礼」と解釈すると、なんとなくは腑に落ちる。
でも、正直馬鹿馬鹿しいとは思っている。
一昨日の日曜日、地区の六年生全員が集まってオールスターが行われた。いつもは敵として戦っている子どもたちがごちゃ混ぜになって、AからDの四チームに分かれて、優勝を争った。
息子は、Aチーム。自チームからは一人。チーム分けが終わって、試合の準備をしているとき、「じゃんけん負けちゃってキャプテンになっちゃった」と笑っていた息子は、開会式で選手宣誓をした。開幕戦では、先発ピッチャーとして、任された二回を完封し、勝利に貢献した。勝ったチーム同士の決勝でも、初めの二回を完封し、決勝点となるタイムリーを打って、優勝。キャプテンとして優勝トロフィーを受け取り、MVPの発表でも、名前が呼ばれて、トロフィーも受け取った。(淡々と書いたけど、これすごいことですよね)
同行してくれたコーチとともに、ホームグラウンドに戻った。着くと、そのコーチが息子を呼んでいる。
「個人賞もらったこと、監督に言ったか」
息子が監督のもとに近づくと
「こないだ言ったばかりだろ!なんですぐに言わないんだ!」
私は、そのとき近くにいなかったが、妻は、「あの罵声はあり得ない」と言った。息子は真っ赤な顔をして、下を向いたと言う。
このチームで活動する日は、あと三日となった。
次のチームからは気をつけようと思う。
というか、次は、心から感謝がこみ上げる指導者に出会えると思っている。
明日は、ついに少年野球最後の公式戦。
準決勝。勝てばその日のうちに決勝戦がある。本当に最後の最後。有終の美を飾れるか。
色々あった少年野球の六年間。
父ちゃんは最後、間違いなく号泣すると思う。
いつも読んでいただきありがとうございます。