107年ぶりの優勝
29歳の夏
初めて高校野球を見た。
きっかけはWBCの決勝である。
野球をきちんとみたことなくても感動した。
そこで少しルールを勉強することが出来
高校野球も見てみようかなと何となくテレビをつけていた。
私が見始めたときにはもう関西勢がおらず、
どこを応援しようかと見続けていた。
野球少年と言えば色黒で坊主で
いかにもスポーツマンといったイメージだ。
そんな中
色白でめがねをかけた男の子が気持ちいいほど球をうち飛ばすチームがいた。
その意外性が面白くて気づけばそのチームを
応援していた。
聞いたことある曲にあわせて指が自然と動く。
元吹奏楽部に多い症状なのだが自然にそうして私なりに応援した。
私がいた部は髪型や上下関係が厳しかった。
ポニーテールをしている1年生がいたら呼び出されて詰められた。(通称フェルマータ)
ビクビクして思うように吹けず、
怒られすぎてなにも考えられなくなる。
伝統的な基礎練習は3年間一生懸命やったが
ちっとも巧くならなかった。
長髪OK、上下関係なし、
そんな風通しのよい環境は、
考える余裕が出来るので主体性を持ちやすく、伸び伸びと着実に能力を高めていけるだろう。
羨ましいくらい良いチームだと思う。
こういう環境が増えて子供たちの成長の機会が増えていけばいいなと思う。
結果に現れれば日本が良い方向に向かうんではないかとすら思う、大袈裟かもしれないけれど。
未来の日本のためにも是非勝ってほしいと心から思う。
と、ここまで書いていたら
見事に優勝された!
おめでとう!おめでとう!
慶應義塾高等学校野球部の皆様
優勝おめでとうございます。
こんな気持ちにさせてくれてありがとう。
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