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「本好きへ捧げる30の問い」やってみました。

闇夜のカラスさんの「本好きへ捧げる30の問い」。
皆さんの回答を読んで行くのが、とても楽しかったので、僕も参加させていただきました。
闇夜のカラスさん、楽しいアンケートを有難うございます。
考える時間が箱庭療法的な時間になって、すごい面白かったです。

写真は今の本棚の一番上の棚です。

やたらと長くなってしまった…。
目次を設置したので、飛んでください。


なお作家の先生方、敬称略とさせていただいております。
不遜にも呼び捨て、ご容赦くださいませ。

◆いま現在、読んでいる本


「東山道エンジェル紀行」町田康
装丁が最強です。
「吹上奇譚 第一話」吉本ばなな

◆次に読む予定の本

これはもう図書館で借りてる本の一覧です笑
「スイート・マイホーム」神津凛子
映画に行ってきたので、原作も。
「ハロウィーン・パーティー」アガサ・クリスティー
映画に行きたいなあと思いながらとりあえず原作を。
「犬神家の一族」横溝正史
「ひとんち」「邪教の子」澤村伊智

◆積ん読のなかで1年後くらいに読むんじゃないかな?という本


「複眼人」「歩道橋の魔術師」呉明益
何かの雑誌をたまたま開けたら、複眼人が紹介されてて、そのまま雑誌ではなく呉明益を手にして帰って、そのまま…という(猛省)
「カード師」中村文則
新刊の単行本だったはずなのに文庫が売られてるのを見つけた俺は僕は私は…。
「捜査線上の夕映え」有栖川有栖
火村シリーズの最新刊だったはずなのに次の最新刊もしかして出ました…?
「あの子はもういない」イ・ドゥオン
一年後とゆーか一年以内には読みたい…!
しかし改めて積読が多すぎる…ここに上げてないものもザラにある…

◆手元にないけど近いうちに入手する予定の本


「フーコーの精神医学 精神医学批判の哲学的射程」蓮澤優
XのTLに青土社のポストが流れてきて。発売日もうすぐですね。

◆いつか絶対読んでやる予定、しかし予定は未定…の長編シリーズ


横溝正史の金田一耕助シリーズ
犬神家は図書館で借りたところ!
三津田信三の刀城言耶シリーズ
「厭魅の如き憑くもの」しか読めていなくて…

◆今の私を作っている基礎だと思う本、または作家


大島弓子
ドストエフスキー
「それいぬ」嶽本野ばら
「クマのプー太郎」中川いさみ
「百億の昼と千億の夜」萩尾望都(原作:光瀬龍)
SF観と宇宙観と宗教観のベースになってると思う。

◆大人になって読んで、これ子供の頃に読みたかったなあと感じた本


「人間失格」太宰治
これ中高生で読みたかったな~と思った。
日本文学を鼻の先で笑っていたシヤセマイチ・ロシアブンガクスキーの僕に誰か太宰を…!
「海が走るエンドロール」たらちねジョン
すごく励まされる。
「違国日記」ヤマシタトモコ
すごく癒される。

◆子供の頃に読んでおいて良かったなあと思う本


「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー
「クマのプー太郎」中川いさみ

◆子供(3〜12歳)のころ特に好きだった本/シリーズ


大島弓子
特に最近脳裏に浮かぶのが「ロストハウス」と「ジィジィ」と「クレイジーガーデン」。
初期短編からグーグーまで脳に刻み付けるようにして反復して読んだので、人生の節目節目でふわっと大島弓子作品が脳裏に浮かぶことがある。

「クマのプー太郎」中川いさみ
今思うと子供が読むのアウトでは?と思うのだけれど、小学校低学年の頃から好きで。ちなみに誰かに勧められたとかではなく、本屋さんでの自主的なジャケ買い(精算はもちろん保護者ですよ)。
我が家に最初に中川いさみを持ち込んだのは小1の僕です。当時は謎にアニメやってましたよね。最終話のプー太郎のセリフが「再放送も見てくれよな!」だったのをうのみにして、新聞のテレビ欄を全部チェックするのが日課でした(半年くらい経ってもしかして…やらない…?と気づいて、大人になってからあれが嘘だったことをwikiで知りました)。
ウエイタさんの「本日は私の涙を差し上げます」の物まねと、しあわせウサギの物まねがめちゃくちゃ得意だったんですけど、クラスメイト誰も知らないっていうね。
最近になってLINEスタンプがあることに気づいて全部買った。ロジャーのスタンプがお気に入り。

ナルニア国物語シリーズ/C・S・ルイス
「きつねものがたり」ヨセフ・ラダ
「ミリー・モリー・マンデーのおはなし」ジョイス・L・ブリスリー

「モモ」「はてしない物語」「サーカス物語」ミヒャエル・エンデ
モモの初読のときに、母親がその日買ったフィリップ・アントルモンのエリック・サティのCDをかけてたせいで、未だにモモを読むと脳内にアントルモンのタッチのサティが流れる。

あとなぜか時間の花が咲く場面ではプランタン(当時はまだ有楽町にプランタン銀座があったのだ)の館内放送の鐘の音がする。
ちなみに人生で初めて「解釈違いです」という感覚を味わったのも、モモ。小6のときの学校の授業で、「ものすごく原作通りで再現度の高いとても良い映画」「これこそモモって感じ(なんなら本を読まなくてもこの映画を見れば全部わかる)」、という先生の注釈付きで実写版の「モモ」を見せられて、ショックで倒れそうになった。どこにもサティが無い、時間の花が幻想的じゃない…!と。なお、この先生とはことごとく気が合わなかったので、趣味が違うのも当然だと思われる。

グリム童話
全話セットが家にあって。おかげさまでマイナーなグリム童話も全然いける口です。特に好きだったのは、「おぜんやご飯のしたくと金貨を生む騾馬と棍棒袋から出ろ」。アイテムとして最高だよね。

聊斎志異
最初は子供向けのもの。今は岩波文庫で持っている。泊まりの遠足にも持って行った記憶がある。ただしその時は、同室の友だちが持ち込んだ「こどものおもちゃ」のほうを借りて読みふけってしまったのだけれど。

「百億の昼と千億の夜」萩尾望都(原作:光瀬龍)
とにかく落ち着きがないので、夕飯の買い物に行くと、まず本屋さんに行って本を買い、その本を持ってベンチに座らされて親の買い物中そこでじっとしているように言われる(本を読んでいる間だけ動かないでいられる)ということをされていて、百億の昼と千億の夜は、その日の母親が本人の私物として買った本だった。自分用じゃないし、なんだか難しいけど、どうもすごいものを読んでいる気がする、と思って読みふけった。
なお、同じシチュエーションで萩尾望都作品を読んでいる記憶があるので、あの時期の母のブームだったのかもしれない。「訪問者」とか「トーマの心臓」とか「11人いる!」とか。

「嵐が丘」エミリー・ブロンテ
ヒースクリフ!大好きだった。小学校5年だったかな?イギリスの荒涼とした大地への憧れがあった。暗くて不穏なヒースの丘。

「罪と罰」ドストエフスキー
有吉京子先生のバレエ漫画「SWAN」の作中に出てくる、せむしの仔馬とイワンのバカがロシア民話だと知って、学校の図書館にあったロシア民話の棚を端から読んでたら一番下の段にドストエフスキーの罪と罰があって小6の時にそこに行き着いた…という。
ロージャはその頃の自分にとって大親友でした。

大島弓子と萩尾望都のほか、両親と叔母たちの影響で繰り返し読んでた漫画はこちら。
有吉京子「SWAN」
山本鈴美香「エースをねらえ!」
大和和紀「あさきゆめみし」「はいからさんが通る」
一条ゆかり「こいきな奴ら」「有閑倶楽部」「砂の城」
細川智栄子「王家の紋章」
手塚治虫「ブッダ」
好きというか、なぜか本当に繰り返し読んでいた。お風呂から出て来て、寝るまでの間に今日はこの漫画のここからここまで読む、みたいなことを小学生の間はずーっとやっていた。家の階段の壁が全面天井から床まで本棚で、そこに家族の共有の本(私物化したいものとか、読んでる最中のものは各々の部屋の本棚にある)があって、両親所有の漫画はなぜかここにあった。階段の途中に座り込んで、自分の世代じゃない漫画を読むのが日課。叔母とは離れて暮らしていたので、たまに会う時に王家の紋章を5巻ずつとか貸してもらったりしていた。

ちなみに大島弓子は母親のおとっときだったので、母親が大事にしていて、勝手に母親の本棚に忍び込んで読んで棚に戻さないで怒られていた。

◆思春期のころ特に好きだった本/シリーズ


「雨柳堂夢咄」波津彬子
雨柳堂の蓮くん。ずっと好き。

「WILD ADAPTER」峰倉かずや
峰倉先生。あの横浜と久保ちゃんと時任のこと、僕はずっと好きですよ。出てくるみんな、悪党も善人も敵も味方もみんな愛おしい。

エロール・ル・カインの絵本
新刊が出ると聞くとお小遣いを貯めて買っていました。

「鬼平犯科帳」
お小遣いで買ってたんだけど、自分の読み終わるスピードが早すぎてお小遣いが追いつかなくなって途中で読むのをやめた。そのうち読了したい。
中村吉右衛門さんの鬼平が好きで。ジプシーキングスのED曲がかっこよかったよね、今でも大大大好き。

「それいぬ」「パッチワーク」「カフェー小品集」「カルプス・アルピス」嶽本野ばら
多分人生で初めてサイン会に行った小説家なんじゃないかな。あれを伝えよう、これを伝えようって頭の中で考えていたのに、顔を見た途端に予定外に号泣して何も言えなかった。
彼が捕まった時には衝撃で持っていた本を一度全部手放してしまったのだけれど、サインをしてもらった「それいぬ」だけは手放せなくて持っている。彼がどこで何をしても、ここに書いてあることだけは真実だ、と思った。だから今でも、「それいぬ」は僕のバイブルだよ野ばらちゃん。

「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー
初読のときはアリョーシャとゾシマ長老が好きで、10代の頃にスメルジャコフとフョードルになり、20代はワーニャ、最近はミーチャが好き、という、年月と価値観の変遷を鏡のようにして確認できる作品。本当に大好きだったな。読んでいる間、自分もカラマーゾフの人間のつもりだった。

「二都物語」ディケンズ
ディケンズって多分いい人なんだろうな…というのが読後の感想。登場人物をフェイドアウトさせずに一生懸命追いかけていきすぎてとっちらかって収拾がつかなくなる感じが、ものすごく読みづらいのに嫌いになれなかった。シドニー・カートンの不器用さとディケンズのしっちゃかめっちゃかな感じが合わさって何とも言えず好きだった。

「黄色い本 ジャック・チボーという名の友へ」高野文子
自分が「罪と罰」のロージャや、「カラマーゾフの兄弟」のアリョーシャに抱いていた感覚を、これと同じだ!と発見できたのが、この作品の中で主人公がジャック・チボーと話す場面。そうか、いいんだ、間違ってないんだ、親友だと思っていいんだ、と思った。
高野先生のおかげで、ロジオン・ロマーヌウィチ・ラスコーリニコフは今でも僕の親友です。

「忘楼館追想」エドワード・ケアリー
最近文庫を買い直した。発売当時まだ中学生で、こんなすごい話書く人がいるんだ、と震えた。

「指輪物語」トールキン
小学校で読んでいなくて(なぜなら運命のあの日、児童文学からロシア文学へとコースチェンジしてしまったから…)、その代わりにピーター・ジャクソンの映画を見ながらタイミングを合わせて読むことができて、すごく良かった。公開される時に、見に行く前に原作のほうを読んで、映画に行く、というのが臨場感みたいなものがあって楽しかった。
王の帰還のサムが帰っていくところで涙が止まらなくなって、布団に倒れこんで、こんなにおいおい手放しで泣ける作品に今の年齢で出会えるって最高だ、と思った記憶がある。
ピーター・ジャクソン版のロード・オブ・ザ・リングと、ダニエル・ラドクリフ達のハリー・ポッターシリーズを、リアルタイムで公開されるのをワクワクしながら過ごせたのは、人生の中でも幸せなことだと思っている。ロード・オブ・ザ・リングがアカデミー賞を受賞するのを、ピーター・ジャクソンと同じ時代に生きていられて幸せだ、と思いながら見ていた。
ちなみに高校に入ってからは、アカデミー賞授賞式当日になると、学校をさぼってWOWOWでの生放送を見て、映画仲間の同級生にメールで受賞速報を流していた(なお相手には「学校に来い!」と怒られていた)。

◆16〜20代のころ特に好きだった本/シリーズ


岸辺の唄シリーズ/今市子
途中で追いかけなくなってしまったのだけれど、まだ続いてますよね。
全て水にまつわる物語。水がないこと、水があること、水を欲すること、水を守ること、水を求めること。
改めて全部読み返したいな。中華ファンタジーだけど、繋がっているような、繋がっていないような、という感じが世界の広大さを描いてくれてる。
魚と河守の話が好きです。

火村英生シリーズ/有栖川有栖
三年間くらいまじで、小説は火村シリーズしか読めない頃がありました。
あの頃すごい支えてもらったと思っている。ちょうどその真っただ中にいる頃に、有栖川先生の講演会に行くことができて、一緒に撮ってもらったツーショット写真。講演会会場がお寺で、若いお坊さんが撮ってくれたピンぼけ写真なんだけど、そこも含めてすごく大事。今でもデータで持ってます。今度プリントしとこうかなあ。

エドワード・ゴーリーの絵本
みんな好きだよね!

「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ
この頃白水Uブックスと新潮クレストブックスが好きで、名前を知らない作家でも読んだりしていて出会った。結構ハードボイルドなんだよね。今のノアール好きの片鱗がある。

「アフターダーク」村上春樹
高校生の夏休みに同い年が主人公だ、という理由で「海辺のカフカ」を読んだ。
これが噂の村上春樹か(正確には一度「風の歌を聴け」を読んでいたのだけれど、期待値が高すぎたのか刺さらなかった)と思い、そこから続け様に読み、アフターダークが一番好きだった。身内に中国人がいることもあったかもしれない。

「幽霊たち」ポール・オースター
初オースターはたしか幽霊たちだったはず。めちゃくちゃかっこいいんだけど!?と、現代の英米文学にハマっていくきっかけ。

「秘曲笑傲江湖」「射鵰英雄伝」金庸
ドラマから。ちなみに見てたのはリー・ヤーポン版。金庸の武侠ものはそのうち全読破したい。

「№6」あさのあつこ
高校のクラスメイトに勧められて。まだ当時は3巻くらいまでしか出ていないときだったかな?アニメ化もされていないのに、コスプレをしてイベントに出ていた。小説の描写に忠実にやらねばとすごい燃えていたんだけど楽しかったな。元気かなあ。

由貴香織里作品
伯爵カインシリーズ「天使禁猟区」「ルートヴィヒ革命」「螺子」「少年残像」好きすぎてずっと読んでいた。カイン大好きだった。

ヤマシタトモコ作品
高校生くらいのときに、「くいもの処 明楽」が発売されて、そこから読み始めて、という感じ。高校の間と二十代前半まるっと支えてもらって、少し離れて、最近になってまた合流した気分。

王国シリーズ/吉本ばなな
なんかね、好きで。ばななさん、まあ全体的に好きではあるんですけど、なんか特に王国はね、好きなんだよね。

「鋼の錬金術師」荒川弘
二十歳くらいの頃かな。
まだギリギリ連載中で、なるほどこれは凄いやと思ってアニメも見て、当時はまだ水島監督版だけだった。FAも好きですが、水島監督版やっぱり好き。43話の「野良犬は逃げ出した」が、もうさあ…。

「山怪」シリーズ/田中康弘
これはなぜか父親が買ってきて勧めてくれた。勧めてきた責任を取ってもらって、新しいのが出たら買ってもらっていた。本人は読んでいたのか…?

「抗夫」夏目漱石
「トカトントン」「駆け込み訴え」太宰治
「日記帳」「黒蜥蜴」「芋虫」「人間椅子」「二銭銅貨」江戸川乱歩
高校で村上春樹を読むまで、海外作品一辺倒で、学校でテキストとして扱っても全然興味が湧かなかったのだけれど、海辺のカフカの中で「抗夫」が出て来たので、真似して読んでみようと思って読んだらちゃんと面白かった、という。そこから漱石に行くのではなく太宰に飛んだ。あと、その後の高校の現国の授業で「日記帳」がテキストに出て来て面白くて江戸川乱歩に走った。

◆30代以降、特に好きな本/シリーズ


Wシリーズ、WWシリーズ/森博嗣
関連する百年シリーズとGシリーズも読まねばならぬ。
幽霊屋敷シリーズ/三津田信三
三間坂くんが好きで好きで…。

◆現在、最も気になっている作家


畑野智美さん。
昨日「神さまを待っている」を本屋で見かけ、その場で買って半日で読んでしまった。

◆ぜったいに読みたい本


幽霊屋敷シリーズの新刊(なお存在はしていない)
え、三津田先生、まさかあそこで終わらないですよね?まだ書いてくださいますよね?頭三会はまだやってるんですよね?三間坂くんをまさかもう出さないなんてそんなことありませんよね?ね?

◆持ってることが自慢できる(?)お宝本


「江戸怪異綺想文芸大系 初期江戸読本怪談集 第一巻」高田衛監修
この中のとある作品をいつか歌舞伎化か映画化したい…!という野望を高校生くらいのときに抱いて以降大切に持っています。叶うのか?!笑笑

猫のダヤン長編シリーズのボックス
子供の時に「ダヤンと時の魔法」までは読んでいたのだけれど、それ以降は読んでいなくて。最近になってボックスを手に入れた。シリーズ全話これから読むぞ。わちふぃーるどは住んでみたい国です。

「狂炎ソナタ」のスクリプト
三人芝居の韓国ミュージカル「狂炎ソナタ」。日本公演を見に行った時に物販にあった、台本とスコア。あの時ちゃんと買えた自分。偉かった。
日本人キャストで日本語で観てみたいと思ってはいるのだけれど、三人が三人ともピアノ弾きながら歌えるって役者が一体日本に何人いるか…。うーん。観てみたいんだけどもなあ。

◆実際に会って話をしてみたい作家はいますか?


(既に亡くなった作家も含む/外国語の言葉の壁はないものとする)
フランツ・カフカ
良い人だったらしいので。

◆今までに読んだことがあるもので「これ自分がプロになって書き(描き)たかったやつ!」と強烈に感じた作品


「掏摸」中村文則
憧れます。

◆生まれ変われたらなってみたい既存の作家


河竹黙阿弥。作家っていうか戯作者だけど。
黙阿弥になりてええええええええええ。

◆定期的に読み返す本


「それいぬ」嶽本野ばら
「砂丘律」千種創一
「掏摸」中村文則

「一つの約束」太宰治
これは本では無いのだけれど、いつぞやの太宰治展の最後に大きく展示してあって、この言葉はこれから先一生を照らすんだ、と思ってその場で書き写した。
当時はどの本に乗っているのかわからなかったのだけれど、今や青空文庫に入っていますので、皆さん是非ご一読を。特に創作をしている方にはお勧めします。
あ、こちら青空文庫です⇒

◆一度読んで、これ以上はいいかなと感じた本/作家


とりあえず今のところいないかな。今はいいかな、って気がする作家の本には端から手を出さないので語れる口を持たない。

◆ぶっちゃけ苦手な分野の本/作家


恋愛小説と、日本の学校が舞台の学園もの
漫画なら平気なのだけれど、小説だと何故か読みづらい…。ラノベならなんとか…。

◆ぜひ映像化してほしい本/作品


「掏摸」!!!!!!!!
掏摸なら舞台を置き換えて海外でも良い。北欧映画とか韓国映画とかになりませんかね。
「北北西に曇と往け」入江亜季
好きすぎて映像化してほしいようなしてほしくないような。
「海のある奈良に死す」有栖川有栖
火村シリーズはドラマ化したけれども、海のある奈良に死すを映画化してほしい。キャスティング変わってもそのままでもどっちでもいいので。
幽霊屋敷シリーズ
三間坂くんに受肉していただきたいんですよ。

◆ぜったいに映像化して欲しくない本/作品


「北北西に曇と往け」入江亜季
好きすぎて映像化してほしいようなしてほしくないような笑笑

◆「巨匠」という言葉からイメージする作家


松本清張
(すみません未読なのですがなぜか強烈にそういうイメージが)

◆「偏愛」という言葉からイメージする作品/作家


嶽本野ばら
ジョルジュ・バタイユ
澁澤龍彦

◆ 一週間入院する自分と同年代の友人に差し入れるならこれって本/シリーズ


「コダマの谷 王立大学騒乱劇」入江亜紀
風来坊なニール・ライダーがかっこいい。
「おどる12人のおひめさま」エロール・ル・カインの絵本版で
華やかで綺麗だからいいかな。でも判型が邪魔かな。
「親切人間論」水野しず

◆ 外国に移住する自分と同年代の友達へプレゼントするならこれって本/シリーズ


「気になる部分」岸本佐知子
翻訳家の岸本さん最初のエッセイ。目の付け所が面白くて。
「親切人間論」水野しず
入院する人にも移住する人にも、だなあ。最近本屋さんで見かけて面白すぎて爆笑して、その場で笑い転げすぎたので責任をもって購入しました。

町田康の何か

◆元気を出したい時に読む本/作家/ジャンル


人が死ぬタイプのミステリかホラー
ちなみに、高校卒業してから20代前半くらいまで、有栖川有栖作品の火村シリーズしか読めない、他の作家の本を受け付けない、という時期があって、なんでなのかを考えたのだけれど、日常的な理不尽に苦しんでいるがために、フィクションの中では誰かがその理不尽を解決に導いてくれる様を見ていたい、という理由だなと考察した。
せめてフィクションでぐらい、複雑に絡み合った糸を解きほぐしてほしい。

◆もし自分がオーナーになったらこんな店にする!という妄想の本屋


自分の脳の中みたいな。自分が過去に読んで好きだった本しか置かない、みたいなことはしてみたいかな。
青いガラスをはめ込んで、ちょっと薄暗くしておきたい。海の底みたいに。
立ち読みは疲れるから、ところどころに椅子を置いておく。椅子のところにはスタンドランプを設置して、目が疲れないように。
端っこにカフェ併設してコーヒーとかも出します。僕はお菓子が作れないけど料理ができるので、小腹おやつ向けの軽食作っておいて、それをみんなで食べよう。

◆いま思いつく「オールタイムベスト10冊」

(お題/ジャンルは自由でかまいません)

《今、友だちになりたいキャラクターがいる10冊》

「雨柳堂夢咄」波津彬子/蓮
「北北西に曇と往け」入江亜季/御山慧
「コダマの谷 王立大学騒乱劇」入江亜季/ニール・ライダー
「違国日記」ヤマシタトモコ/槙生、醍醐
「海を走るエンドロール」たらちねジョン/うみ子
「罪と罰」ドストエフスキー/ロジオン・ロマーヌウィチ・ラスコーリニコフ
「二都物語」ディケンズ/シドニー・カートン
「秘曲笑傲江湖」金庸/令狐冲、任盈盈
WWシリーズ:森博嗣/ロジ、グアト
猫のダヤンシリーズ:池田あきこ/ダヤン、ジタン

生きる力がある人たちだなあ。彼らと友だちになるに相応しい自分でいたい。


以上、ここまで長いのに読み切ったそこのあなた、ありがとうございます。奇特な方ですねえ。
楽しいアンケートでした!闇夜のカラスさん、改めてありがとうございました。

一年後、とかにやるとまた少しラインナップが違っているのか、はたまた全然変わらないのか。
ひとまず積ん読はラインナップが変わっててほしい。

#わたしの本棚
#本好きの30問


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