見出し画像

【地方移住・週2で広報】広報の仕事に就いて2か月たったので備忘録

 早いもので、地域の広報の仕事を始めてからあっという間に2ヶ月が過ぎてしまった。

 この1ヶ月で分かったことは、
・週2出勤じゃ足りない業務の多さ
・いつでも広報ごとに置き換えて見てしまう視点になってしまうこと

 自分のスペックのことを考えても、最初から色々スムーズにいかないことは理解しているはずだった。
【仕事始めの私のスペック】
・この地域に移住して1年半、2度目の冬を越したばかり
 (要は地域のことをまだよく知らない)
・職場通いは次女の産休以来2年半ぶり
・広報未経験(アパレル10年以上のみ)
・電話苦手

 諸々のことを考えてもよくスカウトしたな、と思うけれど「間違っていなかった!」と思ってもらえるように目の前のやることを粛々とこなそう、と考えていた。

 …のはずだったのだけれど。どんどん溜まるタスクを横目で見ながら「あぁ、またやること増えた。」と小さくため息をする毎回の職場になっている。

 まず、一つのことを集中してこなしていくことが難しい。完了することが遅くなっても複数のことを少しずつ進めることが必要になっている。
・桜の開花情報をHP、X、インスタにアップ
しながら
・イベントの参加者リストを申し込みがあれば更新
しながら
・目の前に上司が通れば確認ごとのために声をかけ
ながら
・電話対応
なんてことが行われている。それであっという間に保育園のお迎えの時間になり、溜まるタスクや片付けごとに後ろ指さされながら職場を飛び出している。

 なんかこの感じ、あの感じによく似ているなぁ…と感じたことがある。

そう、朝の支度の時間によく似ているのだ。
朝ごはんだよ、と声をかけながら長女を椅子に座らせて、お父さんと長女に食べてもらいながら2人のお弁当の用意をしつつ自分も一緒に朝ごはんを食べる。
 早く食べてと長女をせっつきながら洗濯物が終わったコールがするので洗濯物を洗濯機から出す。そうしているとケトルのお湯が沸くので夫さんのボトルを準備しつつ食べ終わった長女に着替えなー、と声をかける。
 朝の洗い物をしながら頭の中は自分の服は何を着ようか考えてコーディネートを組む。夫さん出かける。起きてきた次女がテレビ見たいと騒ぐのでお気に入りのテレビをつけて朝ごはんに何を食べたいのか聞く。朝ごはんの準備をしながら自分の着替えをして朝ごはんと牛乳を次女に出す。
 洗濯物を干しながら今日の仕事(広報、農作業、フリー仕事のどれか)の段取りを考える。次女の朝ごはんの進み具合によっては手伝って食べさせる。
逃げる次女の着替えを済ませる…まで行くともう保育園に送る出発予定時間まで15分もないことが多い。その15分でやることの優先順位を考えてぎりぎりまで動き回っている。体も頭の中も朝の支度時間はフルスロットル。
子どもたちを載せて車の運転席に座った瞬間にちょっとほっとする。あとは送るだけだ!と。

 仕事をしていても、こどもたちのことはふと考えてしまうことはよくある。それと同じくらい休日でもちがう仕事の日でも広報仕事のことを思い出してしまう。

 勤務時間内に段取りよく進むはずもなく少し自宅作業もやむを得なくなった。週2でどんどん溜まるタスクと割り込んでくるタスクをどう効率よくこなしていくかが目下の課題だと思っていたけれど、課題はどうやら私自身だなと思った。私が「ここで」「ここまでで」と折り合いをつけていかないと仕事はずっと私の一部になってしまってそれはじきにストレスや愚痴として吐き出されてしまうだろう。広報という仕事を楽しみつつ寄り添うためには程よい距離を時には近く、時には距離を開ける、みたいなバランスを取ることが大切なんだな、と考えた。

 家族や家のことは切り離せないし、切り離すつもりもない。だけど広報仕事はまだ始まったばかり。距離を取ることに気づけたのならまだ当分は新しいことを楽しめる時間は仕事の中にあると思えている。





この記事が参加している募集

広報の仕事

この経験に学べ

最後まで読んで頂きありがとうございます。夫さんが思う存分農業が楽しめるように私も好きなことでサポートしていきたいと思っています。頂いたサポートは今後の活動に充てていきます!