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X100Vとクラシックネガで撮る横浜

どうも、高橋直哉です。
主に東京近郊でストリートスナップと都市風景を撮っている者です。

FUJIFILM社製のコンパクトカメラ、X100V(ブラック)を購入して間もないのですが、そのタイミングでちょうど横浜に行く用事があったので、慣れるのに丁度いいと思って朝からスナップして来ました。
その直後、コロナの影響による自粛要請が発表されたため、今思えばガッツリ撮影が出来たのはこの日が最後だったかもしれません。それが理由というわけではないですけど、たくさん撮ったので、せっかくなんで見てって貰えたら嬉しいです。

クラシックネガについて

この日、自分が試したかったのは初めて使うX100系のインターフェース周りの確認と、新しいフィルムシミュレーションである「クラシックネガ」です(フィルムシミュレーションとはなんぞや、はここでは割愛します。ググってね)

クラシックネガのモデルとなっているのはSUPERIAというフィルム。ライティングされてない環境での使用が想定されていて、フラットな光源でも立体的な表現をするために、やや硬調な階調設計となっているようです。コントラストが高めという事でしょう。

参考)X-Pro3 Stories 銀塩フィルムから学ぶ

色の面では、適度な彩度とノスタルジーな色み。その他に「シャドー・グリーン」と呼ばれていて、ほんのり緑がかった(シアン寄りで緑と青の中間くらいの)シャドーを落とす特徴があるので、その点も注目したいです。

また「カラークロームブルー」という機能も追加され、例えば快晴の空など霞んだように浮きがちな青系の色を、しっかり締めて色を出すようなエフェクトが搭載されています(効果無し、弱、強を選べます。)

今回は、この2つの色の機能を軸に撮影しましたので、設定については以下を参考にしつつ、写真を見てもらえればと思います。

フィルム:クラシックネガ(固定)
ダイナミックレンジ:200%(固定)
WB:オート(写真によって1.2程度シフトさせてます)
ハイライト:概ね+1(写真により)
シャドー:概ね+1(写真により)
カラー:概ね±0(写真により)
カラークローム(赤):弱
カラークローム(青):弱、空が入ってるものは強
グレインエフェクト:無し
明瞭度:概ね±0(写真により)

多少トリミングの調整をした写真はあるものの、他の現像ソフトで色味の調整など一切していません。カメラ内の設定だけで撮影してますので、同じカメラを買えば同じ写真が撮れちゃいます。やったね。

では前置きはこの辺にして、写真のほうをどうぞ。

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シャドー+4だけど、沈んだ部分の描写も楽しめる

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明瞭度+3。エッジのコントラストが立つ感じ。

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ハイキーも雰囲気が良い。もっと派手にやっても面白いかも。

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青シャツ+デニムも、カラークロームブルーで色が出てくる。

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ビンデージ感のあるグリーンは普段撮らない感じも撮りたくなったり。

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カラー+3でもきつい感じにならない。

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はい。
以上、23枚でした。ここまで見て頂きありがとうございました。

クラシックネガの総合的な印象としては、そこはかとなくビンテージでムーディーな雰囲気が出るな、という感じでしょうか。それでいてコントラストが適度にある。
色に関しては先程のシャドー・グリーンだけでなく、ハイライトに暖色系が乗るような感じで分離しており、特に天気の良い日中のシチュエーションでこの長所をふんだんに発揮するフィルムシミュレーションかなと感じています。
加えて、シャドーが凄い粘る感じがあって、思い切って暗く締めた部分であってもギリギリのところでディテールが楽しめるのも印象的。…というか明暗差の強い場面で撮る事の多い自分には、凄く好感触。

クラシッククロームと双璧をなす、お気に入りフィルムシミュレーションになる予感をビシビシ感じています。

皆様はどう感じたでしょうか。


X100Vは、今回まるまる一日撮って「やっと友達になれてきたかな」って感じがあります。けど、まだ「仲間」って感じじゃない。バッテリーが結構消費するし、スリープからの復帰が遅い感じがして、まだまだびっくりすることも多いです。
自粛の期間はこれからも続くと思うので「意気投合して即つるむようになった連れ」みたいにはまだなれないと思うけれど、少しづつ距離感みたいなものを確かめて、いずれ仲間みたいな関係になりたいですね。
X100Vは「生活の中に寄り添えるカメラ」なので、そう難しい事じゃないと思っています。

すっかり長くなりました。
また、何か感じた事があれば書こうと思います。
ではでは今回はこの辺で。

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