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【天才を超える】ソクラテス式問答法とは

こんにちは、なおやです!
本記事では、クリティカルシンキングの手法の一つである、ソクラテス式問答法という思考法をご紹介します。
ソクラテス式問答法を習得することによって、メンタルが強化され、クリティカルシンキング(天才を超える能力である多角的視点)を鍛えることができます。
クリティカルシンキングを身につけるためには、ソクラテス式問答法が一番の近道であると、科学者も発表しているので、天才を超えたい方には必見ですね。


ソクラテス式問答法とは?

とにかく自分に対して、質問を投げかけていき、ひたすら自問自答して具体化していく思考法です。
簡単に言うと、1人会議ですね。
やり方としては、頭の中で自分とソクラテスさんを用意して、議論させるだけです。
まずは、自分が抱えている問題や疑問に対して提案をします。
そして、自分の中のソクラテスさんはその提案に対して、ひたすら疑問を投げかけます。
例えば下記のような感じです。

自分:今日は仕事を頑張ったから大好きなハンバーガーを食べたいな。
ソクラテスさん:え、ダイエットするって言ってなかった?
自分:確かにダイエットするって言ったけど今日だけはたべたい。。。
ソクラテスさん:たまにのご褒美ならいいけど、ハンバーガーみたいなジャンクフードでいいの?太るだけではなく、肌や健康にも影響が出るよ。
自分:さすがに明日デートあるし、ニキビとかできたら最悪だな。やめておこう。。。

あくまで例ですが、こういった感じですね。
この問答法は、多角的な視点が創出されるだけではなく、うつ病など嫌な気分を持っている人に対しても効果的です。

ソクラテス式問答法の質問要素

自分の中のソクラテスさんが質問をするにあたり、6つのテンプレートがありますが、それは下記になります。
必ずしも全て駆使する必要はなく、慣れないうちは一つの質問だけでもいいです。
ただし、たくさんの視点で見るときは、この6つの質問を全て使いこなす必要があります。

1.明確化の質問
└事象の具体性の明確化について質問する
2.前提調査の質問
└事象の前提をについて質問する
3.証拠の質問
└事象の証拠について質問する
4.視点の質問
└事象以外に存在する視点について質問する
5.影響と結果の質問
└事象の影響やその結果起こる新しい事象について質問する
6.疑問の質問
└事象の疑問の原因について質問する

では、一つずつ解説していきます。

✔明確化の質問
具体的に物事を掘り下げていくときに使用します。
下記は質問の例となります。

「その発言をした理由はなんですか?」
「その情報は具体的にどういったことを表しているのですか?」
「それはどんな意味ですか?」
「別の言い方で説明するとどうなりますか?」
「具体例はなんですか?」

ポイントはひたする細かく質問することですね。
この質問を繰り返すことで、自分が提案した事象がよりわかりやすくなり、
他人が思い浮かばないようなアイデアが生まれやすくなります。

✔前提調査の質問
自分が今考えている考え方や自分が抱えている問題が、どんな前提をもとに生まれているのかを調べるための質問です。
これはクリティカルシンキングの根幹を成す質問なので、ソクラテス問答法の中でもこれだけは最初にできるようにした方がいいです。
下記は質問の例となります。

「今自分が抱えている前提はなんですか?」
「その他にどんな前提があり得るでしょうか?」
「その前提が合っているかどうかをどのように検証することができるでしょうか?」
「その前提が合っているかどうかをどのように否定することができるでしょうか?」

ポイントは、ある事象の重要な問題とみなした初期設定(大前提)について質問したり、前提の存在や疑問や仮定について質問することですね。

✔証拠の質問
自分が提案した事象に対して、根拠をひたすら追い求める質問です。
下記は質問の例となります。

「その事象の具体的な証拠はなんですか?」
「その事象に似ているものはなんですか?」
「その事象を考えた原因や根拠はなんですか?」
「どういう理屈や論理でこの結論に至ったのでしょうか?」

ポイントは3つの重要な証拠(具体、類似、原因)を導くことですね。
この「具体」と「類似」と「原因」というのは、物事の本質に迫るために非常に重要な内容になります。

✔視点の質問
ひたすら自分と相手の視点を切り替えるような質問を投げかけましょう。
下記は質問の例となります。

「その問題について別の見方はないですか?」
「代替案は考えられますか?」
「それはなぜ必要でどんなメリットがあるか説明できますか?」
「そのメリットを受けるのは誰ですか?」
「その提案に対して反対意見が出るとしたら、どういった意見が出るでしょうか?」

ポイントは他人目線にたって、物事を考えることですね。
同じ視点の質問を投げかけると自分の意見がどんどん凝り固まっていくんですが、全く違う角度から質問をしていくと、新しいアイデアが出てくるようになります。

✔影響と結果の質問
今まで出てきたクリティカルシンキングをまとめる時に投げかける質問です。
下記は質問の例となります。

「その結果なにが起きますか?」
「その提案を実行した場合、あなたの周りにどのような影響が出るでしょうか?」
「影響が出るとしたら、どのような順序で波及していきますか?」
「今考えていることは、以前に学んだこととどういうふうに繋がっているでしょうか?」

ポイントはその事象の影響はどのように表れるのかをもう一度前提をもとにして考えることです。

✔疑問の質問
自分が抱えている疑問に対して、答えが出ない場合に活用します。
下記は質問の例となります。

「その疑問のポイントはどこですか?」
「なぜそのような疑問が生まれたのでしょうか?」
「その疑問は時事ネタや世の中に左右されたものですか?」
「どこでどのようにそのようなアイデアは生まれたのでしょうか?」

ポイントは疑問に疑問を投げかけることですね。
こうすると本質が見えてきて、自分が悩んでいることが実は答えに繋がっておらず、もっとレベルの高い本質のところに解決策があるということが見えてきます。

以上が6つのテンプレートですね。
必ずしも例で出した質問を投げかける必要はなく、あくまで参考で自分なりの質問リストを作成して自問自答することをおすすめします。

ソクラテス式問答法のまとめ

とにかく自問自答していき、物事を具体化していき新しい視点を作っていきましょう。
質問を投げかける際は上記6つのテンプレートを参考にしてみてください。
最初は頭で考えるのでなく、紙に書いてみたり、自分の声に出してみたりしてアウトプットをしていくことをおすすめします。
2〜3週間くらい本気でやれば、自然とクリティカルシンキングが身につき、どんなに平凡なあなたでも天才を超えるアイデアを生んだり発想ができたりします。
僕も平凡な人間なので、訓練して天才を超えてやります!

以上です。バイバイ!


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