見出し画像

夏目漱石は英語教師としてどうなのよ?

情報発信ビジネスを始める際に「何を言ったらいいのか」でまず悩む人は少なくない。

noteを書くにしてもそう。同業他社がどんなメッセージを発信しているのか?熱心にリサーチしている人ほど何を言ってもカブるような錯覚に陥りがちで、二番煎じになってしまうんじゃないかと懸念する悩みはよく耳にする。

いや大丈夫!気にすんな!というのがテンションとしては合っているように思う一方で、気持ちはわからなくもない。僕も2016年にいざ発信を始めようとしたときには、似たような気持ちになった記憶がある。


ただ、「人の数ほど解釈も異なる」のは覚えておいたら良くて、たとえば「自由」とひと言にいったところでその形はみんな確実に違う。

・毎朝何時に起きてもいい
・いつでもライブに行ける
・月1で旅行に出かけられる
・週5で外食ができる
・嫌いな人間と会わなくていい
・1日中マンガを読んでいられる
・外車を好きに乗り回せる
・年収3000万円ある
・虹プロのファンクラブでW会員になれる

など書き出せばキリがないほどに価値観は色々あって、正解なんてないに等しい。つまりはすべてが人によっては正解になる。

だから「誰かとカブるんじゃないか」と考える前にやるべきは、「自分の定義で語ること」だ。


あなたにとっての自由とは?
あなたにとっての仕事とは?
あなたにとって、、、、

ちなみに英語の教師をしていた夏目漱石は「I LOVE YOU」を教え子が「我君を愛す」と訳した際にこう言ったそう。

『「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ』

都市伝説的な話だけどすごくいいエピソードだと思っていて、同じ言葉を受けたとしても人それぞれで感じ方や解釈は異なるものだ。

ある人は「卒業したから、生徒じゃないです」と訳した。

またある人は「一生一緒にいてくれや」と訳した。

今「いや、なに道三だよ」と思ったのは僕だけではないと思う。世代が一緒で仲良くなれそうな気もする。

あなたにとって「I LOVE YOU」は何になるだろう?


ちなみに僕にとって「仕事」は「一生本気でやりたいもの」だ。

今までもこれからも人生の大半の時間を仕事に捧げることは明らかで、仕事がつまらない人生はつまらないと思っている。

毎日8時間をただ会社でやり過ごすのは超退屈だったし、「仕事=生活費を稼ぐもの」という定義では僕は生きられなかった。

だから仕事が遊びのように楽しければいいし、遊びが仕事のようになればこんなに幸せなことはない。割と現時点で近い感覚はあるが、もうちょいスキルを磨いていけばもっと楽しくなる確信もある。だから頑張る。


誰とカブらないように、なんて他人を見る前に、自分の定義でちゃんと語ってあげること。自分をちゃんと見てあげること。

これから発信を始める人、いま行き詰まっている人の、何かしらのヒントになったら嬉しい。



この記事が参加している募集

noteの書き方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?