まるで旅でもしてるような、|手と仕事#1
つい先月のこと
ぼくのカメラマンとしての心を
一心不乱に突き動かす企画が始まった
「ものや空間をつくる人、つくる手」
にピントを当ててアトリエや工房
活動されている場所にお邪魔して撮影する
【100人の手と仕事】
撮影開始がちょうど1ヶ月前の8月23日
始まれば怒涛怒涛、波のように押し寄せる問い合わせのDMにたじろぐぼくをよそに、カレンダーはあっという間に予定がびっしり。
カフェの営業もしながらなので
なかなか思うようにいかない日もあったけど
ようやく20件ほどの撮影が終わった。
当初の考えていたスピードよりも早くて
びっくりしているのは当事者である僕だ
まだまだ問い合わせは続いていて
僕はまだその対応に追われている。
大好きな写真をもっと好きになった
この企画が始まる前ぼくはとっても悩んでいた
自分の撮影という仕事に対して疑問ばかりがあった。
なんというか、写真に熱が籠らない不思議な感覚で、きっとこれは僕じゃなくてもっと違う人が撮るべきなんじゃないかって
こんな気持ちで撮影しちゃいけなんじゃないかって勝手に思い込んでいた。
なにがしたいんだろう、どうしたいんだろう
なにを残したいのだろうどう残したいのだろう
考えれば考えるほど違和感は大きくなっていきました。
このレンズの向こう側の世界は
こんなにもキラキラしているのに
がむしゃらにシャッターを切って
ボツ写真がたくさんあったあの頃のような
そんな感覚を取り戻したいと思って
撮影して、たくさんの人と話して
いろんな人がいい企画だって助けてくれて
本当に始めてよかったと思えるようにもなったし、また一段と写真ってやつが愛おしくなった。
旅の恥は掻き捨て、
実は今回、僕は何度も初めましてをいろんな方としている。
インスタでいつもみてくれていた人や、紹介してくれた方など。
まだたった20人なのに。
それでもこの【100人の手と仕事】を
素敵だと言ってくれて
DMでぜひ撮ってほしいって連絡もくれて
なんというかすごいよね。
こんなよくもわからない誰かのことを面白いって言ってくれる人がいて
撮られてもいい!って思ってくれる方がいっぱいいるんだよ。
初めて訪れる地域やお店に、ぼくは何度もお邪魔して、恥ずかしげもなくこの【100人の手と仕事】について長々と喋り倒している。
当然ながら会う前からDMでも長々と言葉を送りつけて、インスタグラムでも毎日のように撮影させていただいた方の写真を投稿し続けているのだ。
夢を語って、理想を語って
もうすぐ30歳を迎える新入りカメラマンが
100人分の手と仕事を撮り終えたら自費で写真集にするって、個展を開くって、言うことをやめないんです。
先ほども言っているように、この企画では何も残らないかもしれない。
それでもこんな経験を今、僕はしているんだから何かに残したいんです。
個人ができる限界はあると思う、けどね
こんな貴重な経験を個展や写真集にして僕は残したいんです。
だから恥ずかしいとか、人見知りとか言ってる場合じゃない。
これは旅なんだから
旅の恥はかき捨て、思いっきり恥かいてこう!
やることが決まっちゃえばあとはやるだけ。
さいごに
これはまだ始まったばかりのぼくの物語
これからまだまだ80人の方の撮影が控えています。
少しでもサポートしていただけると美味しいご飯が食べれると思うのです。
ぜひサポートお願いします。
美味しいご飯に使わせていただきます