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「抗う人は美しい」僕の今年のベストノート。

トキです。

今年もいよいよ終わり。
僕は実家に戻って、こたつでこれを書いています。

今年noteを始めたばかりですが、毎回更新を楽しみにしているnoteを紹介したいと思います。

じぶん嫌いなマイノリティーへ|オド @tyanodo

オドさんの作品は、自身の経験を描いたエッセイコミックです。
現在幼少期〜高校生の頃の事を更新されています。

目を惹かれたきっかけは、オドさんが自分として描いているカメレオンが高校時代の友人Tに似ているなぁと思ったこと。

そしてオドさんがLGBT当事者であること。

ひとつひとつ読み進めていくと、どんどん惹き込まれました。

LGBTであることはあくまで前提であって、そこにばかりフォーカスせずに話題が進んでいくのも惹き込まれたポイントだと感じています。(話題として描かれることはあります。それだけを描いているわけではない、という意味です)

僕自身もですが、自ら望んでLGBT当事者になったわけではなく、ある意味で自分の中では当たり前のことなんです。

痛々しい経験もたくさん描かれています。そのすべてが環境や自分自身に抗っている。それがとても一生懸命で、必死で、幸せを願うと同時にとても人間らしくて美しいとすら感じました。

オドさんはもちろん、登場する友人の方々や大切な「アオさん」という存在はどの方も魅力的です。オドさんというフィルターを通して読み手である我々は彼女たちを読み取ると考えると、いかにオドさんが愛と敬意をもってこのエッセイを描いているのかがわかります。

自虐的にご自身のことを描いていらっしゃいますが、他者の魅力をしっかりと見て自分の見本にしたり、敬意を払えるというのは素晴らしいことだと思うんです。人を嫌いになるのも、嫌なところばかり見るのも簡単ですから。見習いたいなと思うばかりです。

一人の半生を見守るような気持ちで更新を拝見させていただくのが、最近の楽しみの一つになりました。

ぜひ、お休みの間の読み物として読んでいただきたいです。

おすすめです。

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