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【by them更新のあとがき】“多様性”からはじめるSDGs

「これって誰のためのダイバーシティなの?」
ニュースサイトやテレビ、報道でSDGsという単語を聞かない日が無い気がするこの頃。大企業だけではなく中小企業でもSDGsについての取り組みをはじめるところが増えてきた中で、そんな風に思うことがあります。


こんにちは椎名です。
今回の更新のテーマは「ダイバーシティ」。
SDGsというだけで「なんか胡散くいな」とか「説教くさいな」なんて毛嫌いしたりアレルギーが出ちゃうかたでも、どこかの企業に勤めた経験があれば読んでいただきやすい内容じゃないかと思います。

というのも、今回書いたのは企業が取り組む「ダイバーシティ(多様性)」が誰のためのものであるかを、いち企業のいち従業員である自分の立場から考えてみたという内容なんです。


それって誰のためのダイバーシティ?「多様性」の時代に企業に求めること

大前提として今多くの企業で行われている取り組みや経営者層を避難したいわけではありません。
ただ自分の立ち位置から考えてみることに意味があるのではないかと思います。
「会社でなんか始めたけどよくわかんないな」なんて感じたことがあったり、もしくは「これから取り組み始めるらしいけど知識がない」というかたに特に読んでいただきたいです。


𓂃𖤥𖥧𖥣⋆*

“多様性”からはじめるSDGs

「SDGsに繋がるサステナビリティなこと、何かやらなきゃな」
そう考える企業が本当に増えてきたと思います。
今まで取り組んだことがないことを前提として、継続性のない一回きりの寄附よりは事業に組み込んで企業活動として継続して無理なく取り組んでいきたいですよね。しかし事業内容によっては取り組み始めるのって難しい。
では何か従業員に呼びかけてみようと考えたとします。
お昼にコンビニでレジ袋を貰わないように呼びかける?
就業中の水分補給にはマイボトルを推奨してみる?
どちらも間違っていないし、呼びかけ自体は素晴らしいことです。
しかしSDGsって、エコバッグやマイボトルのようないわゆるエコロジーの取り組みだけではないんです。

「多様性」、もしくは「ダイバーシティ&インクルージョン」という言葉もSDGsという言葉が拡がるのと同じくこの数年でよく耳にするようになりました。
平たく言うと、人の外側の属性(性別や年齢、国籍や障がい)と内側の属性(ライフスタイルや価値観、職歴など)に関わらず相手を尊重し認め合うことを言うのですが、これは自社で働く従業員に対しても言えることだと思います。

実際の17の指標を例に僕なりに当てはまりそうだなと思うことを書いてみます。

5.ジェンダー平等を実現しよう
→女性管理職や役職、クォーター制。男性の育休取得の支援。
8.働きがいも経済成長も
→外側の属性、内側の属性で考えて従業員の働きやすい環境づくり
10.人や国の不平等をなくそう
→LGBTQ+や障がい者雇用に関する研修の実施や対象の人が働く上での困りごとの解消、バリアフリー。

あまり時間をかけずに挙げたものだけでも、出来る事は多そうですね。
企業である以上顧客やBtoBの場合はその先にいる生活者の方を向くのが当たり前で、特に製造業などであれば下記の3つの指標に意識が行きがちになるでしょう。

12.つくる責任 つかう責任
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

これらも多様性と同じくらい大切ですが、業種業界によっては事業に何か新しく組み込むよりも、対従業員の取り組みの方がハードルが低い場合もあるのではないかと思います。

そうではなくても、SDGsに取り組むのならばまず目の前の従業員のための取り組みから始めてみてもいいかと思います。
目の前にいるからそ、取り組みの内容や対応を誤ってしまうことがある。そんな時に方向を修正したりしてトライアンドエラー出来るように、適切にフィードバックをしてその後を見守る姿勢を従業員側は持っていた方が、取り組みがいい方向に転がりやすいかもしれません。
「会社のことは会社が考える」のではなく、従業員である自分達もしっかり考えてフィードバックできるようにありたいものです。



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