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映画を観て感じたこと。『ホテルアイリス』
妖艶奇譚。
誰も本心を語らない。
本当は何があったのかも描かれない。
だから悪い想像してしまう。
オブセッションを肌で感じる物語でした。
マリの父親はほんとに事故死だったのか?
マリと父親の間に何があったのか?
翻訳家の亡くなった妻の死因は何だったのか?
甥の舌がないのは別の理由があるのか?
投げかけられてくるそれらの答えを頭の中で想像してしまう。
自分の想像が“怖さ”と“官能”を膨らませて、
マリが堕ちていくさまに同調して観てました。
しばらく観てると、
マリの話なのか、マリーの話なのか、
異世界の2つの話なのか、
片方は空想なのか、
幻惑されてしまった。
人の心の深淵を覗いてきたよ。
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永瀬正敏さんと陸夏さんが最高によかった。
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